今年のいかなご漁の解禁は、3月1日か3日と聞いた。漁獲量が少なく、価格が高めになるらしい。ふむふむ。
『死んでいない者』 滝口悠生 文藝春秋2016年3月号より
ある男の通夜に親戚が集まり、それぞれの生活が語られる。
芥川賞受賞作。親戚の通夜ってこんな感じだなあと思った。そして、親戚には必ずちょっと心配な人がいるんだよなあと思った。それなりにおもしろくは読めたが、私はそれだけの感想だった。
それより、芥川賞の選評がおもしろかった。88人の「最後の言葉」や渡辺和子さんのインタビューなども読みごたえがある。芥川賞受賞作を読みたいならば、雑誌・文藝春秋を買うのがお得。
『獅子吼』 浅田次郎 文藝春秋
時代や運命に翻弄される普通の人々を描く短編集。
「ししこう」と読むのかと思ったら「ししく」だった。
よかった。特に「獅子吼」「流離人」が私はよかった。「獅子吼」は、始めの仕掛けに惑わされる。そして、格調高い独白と東北弁で語られる素朴な兵隊たちの描写の対比が際立ち、心が揺さぶられた。「流離人」は、最後の桜井中佐の礼に胸をしめつけられた。
個人的な感想だが、芥川賞受賞作もいいが、『獅子吼』を読んでほしい。
『死んでいない者』 滝口悠生 文藝春秋2016年3月号より
ある男の通夜に親戚が集まり、それぞれの生活が語られる。
芥川賞受賞作。親戚の通夜ってこんな感じだなあと思った。そして、親戚には必ずちょっと心配な人がいるんだよなあと思った。それなりにおもしろくは読めたが、私はそれだけの感想だった。
それより、芥川賞の選評がおもしろかった。88人の「最後の言葉」や渡辺和子さんのインタビューなども読みごたえがある。芥川賞受賞作を読みたいならば、雑誌・文藝春秋を買うのがお得。
『獅子吼』 浅田次郎 文藝春秋
時代や運命に翻弄される普通の人々を描く短編集。
「ししこう」と読むのかと思ったら「ししく」だった。
よかった。特に「獅子吼」「流離人」が私はよかった。「獅子吼」は、始めの仕掛けに惑わされる。そして、格調高い独白と東北弁で語られる素朴な兵隊たちの描写の対比が際立ち、心が揺さぶられた。「流離人」は、最後の桜井中佐の礼に胸をしめつけられた。
個人的な感想だが、芥川賞受賞作もいいが、『獅子吼』を読んでほしい。
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