ささやかな幸せ

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「30年目のわたしたち」

2025-02-16 14:50:23 | 美術鑑賞
「1995⇔2025 阪神・淡路大震災30年 30年目のわたしたち Our Lives from January 17,1995」 2024年12月21日-2025年3月9日 兵庫県立美術館
開館時間 10:00-18:00  休館日 月曜日(祝日が月曜日の場合、開館。翌火曜日が休館)

阪神・淡路大震災から30年を迎えるに際し、6組7名のアーティストによるグループ展。1995年から2025年までの30年の間に、アメリカ同時多発テロ(2001年)、東日本大震災(2011年)、ロシア軍によるウクライナ侵攻(2022年)、そしてイスラエルとハマスの軍事衝突(2023年)、能登半島地震(2024年)と、世界は多くの自然災害や紛争に見舞われてきました。明るい未来を想像することはますます困難な状況となっていますが、そのような時代に求められる希望とは――。簡単には答えの出ないこの問いを、それでも、あるいはだからこそ考え続けるための、ひとつの場となることを目指し、本展を開催します。 アーティストとその作品、何らかの出来事と、それ らと出会うみなさんが展覧会という場につかのま集うこと。 言い換えれば、 今それぞれに生きる 「 わたしたち 」 こそ 「希望」 の出発点にほかならない 、 そのような思いを展覧会名に込めて。

田村友一郎「高波」

美術展に行こうとしたら、係員が飛んできて「足元にご注意を!」見ると割れた松の木の描かれたブロック。頭上には、抜け落ちたものがはまっていたものが。


Windows95のロゴカラー。そこに描かれる松。インスタレーションで山から松を運び込んだという松なのだろうが、私には東日本大震災の軌跡の一本松がダブって見えた。


「浮標」 外の風景とあっている。森山未來さんの映像を見てみたかったな。

●束芋 一番印象的だった。「神戸の学校」では、床の市松模様の白い部分がハトになったり、床が反転して天井になったり。「神戸の家」では、家がぐるんぐるん回ったり、指があちこち家の中を歩いたり。不穏な感じがなんともいえない。ドールハウスも心に残った。
●やなぎみわ 「女神と男神が桃の木の下で別れる」闇夜に異様に赤い桃が浮かび上がる写真群。命のようでもあり、ちょっとエロティックな感じもあり、異空間のような感じであり。次の部屋では、「排斥と遊戯~黄泉平坂~」古事記の黄泉平坂の場面が能で。
●國府学 「水中エンジン」が原発事故から連想されたものとは知らなかった。
●米田知子 震災直後の写真や復興途中の写真もいいが、震災日生まれの30年後の30歳になった人の写真がすばらしかった。人の佇まいが美しかった。誕生日が多くの人の命日とは。30年の長さを思った。

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