『かぎのない箱』 ボウマン、ビアンコ作 瀬田貞二訳 岩波書店
フィンランドの昔話。児童書。
天女の羽衣のような話もあるが、フィンランドは帰ろうとしないんだな。これも日本とフィンランドの文化の違いかな。
不思議なお話が多い気がした。
『ねずの木 そのまわりにもグリムの話いろいろ』 モーリス・せんダック絵 矢川澄子訳 福音館書店
画家のモーリス・センダックが、グリム200編のなかからこれぞと思うお話を27えらび、一話にひとつずつ絵をつけてこのようなかたちに仕立て上げたもの。なかには「ヘンゼルとグレーテル」や「白雪姫」といった有名なお話もあれば、「フリーダーとカーターリースちゃん」とか「まことのフェレナンドとよこしまフェレナンド」のように、ほかではめったにお目にかかれない変わり種もふくまれていて、センダックならではの独自なグリム観をものがたるものとなっている。
センダックの絵がいい。
グリム童話でも あまり知られていないお話をセンダックが選んでいるのが、おもしろかった。
ひとつ思ったのは、昔話というのは、いくら読んでも飽きないということ。同じようなお話でも読んでしまう。口伝えで伝えていくうちに、無駄が省かれ、内容が凝縮されているからか。教訓的ではなく、人には親切にしないとな、人をバカにしてはいけないな、と自然に思ってしまう。民族の文化も感じられるし。すっと不思議の世界へ入ることができるのがスゴイ。
フィンランドの昔話。児童書。
天女の羽衣のような話もあるが、フィンランドは帰ろうとしないんだな。これも日本とフィンランドの文化の違いかな。
不思議なお話が多い気がした。
『ねずの木 そのまわりにもグリムの話いろいろ』 モーリス・せんダック絵 矢川澄子訳 福音館書店
画家のモーリス・センダックが、グリム200編のなかからこれぞと思うお話を27えらび、一話にひとつずつ絵をつけてこのようなかたちに仕立て上げたもの。なかには「ヘンゼルとグレーテル」や「白雪姫」といった有名なお話もあれば、「フリーダーとカーターリースちゃん」とか「まことのフェレナンドとよこしまフェレナンド」のように、ほかではめったにお目にかかれない変わり種もふくまれていて、センダックならではの独自なグリム観をものがたるものとなっている。
センダックの絵がいい。
グリム童話でも あまり知られていないお話をセンダックが選んでいるのが、おもしろかった。
ひとつ思ったのは、昔話というのは、いくら読んでも飽きないということ。同じようなお話でも読んでしまう。口伝えで伝えていくうちに、無駄が省かれ、内容が凝縮されているからか。教訓的ではなく、人には親切にしないとな、人をバカにしてはいけないな、と自然に思ってしまう。民族の文化も感じられるし。すっと不思議の世界へ入ることができるのがスゴイ。
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