私の好きな本は、サクサク読めるハラハラドキドキものだと思います。「次、どうなるの!?」というものですね。あと、大きな事件も起こらないほっこり系、ほっこりと真逆な衝撃ノンフィクションも好きです。反対に、読んでもすぐ理解できない難解な文芸作品は苦手です。
「縦横無尽の文章レッスン」 村田喜代子 朝日新聞出版
作者は、下関の私立大学で文章講座を持っている。小学生の作文からルーマー・ゴッデンの童話、インターネットの質問に回答した世界の学者たちの文章などさまざまなテキストを用いて文章を解説・考察する。
おもしろかったです。小学生の作文なんて、よく書けていると思いますが、よさなんか全然わかりませんでした。しかし、作者の解説を読むとなるほどと納得です。とくに、ルーマー・ゴッデンの「ねずみ女房」! 読んだことはありましたが、浅い感動しかありませんでした。それが、解説を読むと、なんと深い世界が広がることでしょう。
講座の前後に入る日記風の文章も秀逸。「最後の授業」の段は、作家を目指している人が読めば、感激間違いなしだと思います。
この本を読んで、村田さんの「名文を書かない文章講座」やルナール「博物誌」を読みたくなりました。「ねずみ女房」も もう一度読みたいです。小説に出てくる本を読みたくなる。これを「本しりとり」と私は呼んでいます。
「悟浄出立」 万城目学 新潮社
中国の古典に現れる脇役たちに焦点をあてた短編集。
私にとっては苦手の読みにくい本でした。私は「虞姫寂静」が好きかな・・・。
本しりとりで、中島敦さんの「悟浄出世」を読みたくなりました。
「絶叫」 葉真中顕 光文社
東京のマンションで孤独死と見られる女性の遺体が発見される。この平凡な女性であった鈴木陽子は、どのような人生を歩んできたのか。彼女の転落の人生とは?
こういうページをめくるのが止まらなくなる本が好きなのです。前に何気なく出てきた話が後できちんとつながるのも好きです。どこにでもいる普通の女の子が、陥ってしまいそうな怖さがあり、怖いもの見たさで一気読みです。
時代のにおいが感じられるところが、東野圭吾さんの「白夜行」を思い出し、「白夜行」を読み返してみたくなりました。
「縦横無尽の文章レッスン」 村田喜代子 朝日新聞出版
作者は、下関の私立大学で文章講座を持っている。小学生の作文からルーマー・ゴッデンの童話、インターネットの質問に回答した世界の学者たちの文章などさまざまなテキストを用いて文章を解説・考察する。
おもしろかったです。小学生の作文なんて、よく書けていると思いますが、よさなんか全然わかりませんでした。しかし、作者の解説を読むとなるほどと納得です。とくに、ルーマー・ゴッデンの「ねずみ女房」! 読んだことはありましたが、浅い感動しかありませんでした。それが、解説を読むと、なんと深い世界が広がることでしょう。
講座の前後に入る日記風の文章も秀逸。「最後の授業」の段は、作家を目指している人が読めば、感激間違いなしだと思います。
この本を読んで、村田さんの「名文を書かない文章講座」やルナール「博物誌」を読みたくなりました。「ねずみ女房」も もう一度読みたいです。小説に出てくる本を読みたくなる。これを「本しりとり」と私は呼んでいます。
「悟浄出立」 万城目学 新潮社
中国の古典に現れる脇役たちに焦点をあてた短編集。
私にとっては苦手の読みにくい本でした。私は「虞姫寂静」が好きかな・・・。
本しりとりで、中島敦さんの「悟浄出世」を読みたくなりました。
「絶叫」 葉真中顕 光文社
東京のマンションで孤独死と見られる女性の遺体が発見される。この平凡な女性であった鈴木陽子は、どのような人生を歩んできたのか。彼女の転落の人生とは?
こういうページをめくるのが止まらなくなる本が好きなのです。前に何気なく出てきた話が後できちんとつながるのも好きです。どこにでもいる普通の女の子が、陥ってしまいそうな怖さがあり、怖いもの見たさで一気読みです。
時代のにおいが感じられるところが、東野圭吾さんの「白夜行」を思い出し、「白夜行」を読み返してみたくなりました。
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