『スモールワールズ』 一穂ミチ 講談社
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
おもしろいし、上手いし、まとまっていると思う。しかし、あと一つガツンとくるものがない感じ。個人的には「花うた」「愛を適量」「ピクニック」が好み。
「理由とか原因を他人に紐づけてると人生がどんどん不自由になる」そうだなと思った。
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
おもしろいし、上手いし、まとまっていると思う。しかし、あと一つガツンとくるものがない感じ。個人的には「花うた」「愛を適量」「ピクニック」が好み。
「理由とか原因を他人に紐づけてると人生がどんどん不自由になる」そうだなと思った。
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