ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

写真de俳句「漂うミズクラゲ」で人

2023-08-16 21:21:32 | 俳句
 写真de俳句「漂うミズクラゲ」で人をいただきました。夏井先生、ありがとうございました。

フジツボのついたカメラが見た海月 
太陽に見せる瓶入りソーダ水         丸山隆子
 水に漂うクラゲを見ていたら、ソーダ水の泡に見えてきて、できた俳句です。

     
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『少女都市からの呼び声』『他人の期待に応えない』

2023-08-15 22:06:12 | 
『少女都市からの呼び声 戯曲編 唐十郎コレクション3』 唐十郎 右文書院
 ガラスの身体を持つ少女を巡る幻想の世界。
 安くんの舞台を見るので、予習として読む。わからん。わからなさすぎて、舞台が楽しめるのか不安しかない。
 他の作品も難解。まだ『動物園の消える日』は若干わかりやすかったような気が・・・。

『他人の期待に応えない ありのままで生きるレッスン』 清水研 SBクリエイティブ
 ほとんどの人が意識していませんが、人は「must(~しなくてはいけない)」と「want(~したい)」の両方の自分を持っています。頑張らなければいけない、人の期待に応えなければいけない…。人が心を苦しめているとき、多くは「must」の自分がいるのです。がん患者4000人以上に寄り添ってきた精神科医による、肩の荷を下ろし人生を豊かにするレッスン。
 安くんがブログでおススメしていた本。
 現実(老いて最後は死ぬ)を見つめ、幻想(自分は成長し続ける、社会に適応し成功すれば幸せになれる)を手放すことで、未来のために今を犠牲にするのではなく、今を生きることを一生懸命考える。自分の年齢のこともあり、すっと頭に入っていった。
 「あなたはあなたのままでいい」というメッセージは心にささる。
 本にあったスティーブ・ジョブズの言葉「私が勝ち得た富は、私が死ぬ時に一緒に持っていけるものではない。私が持っていけるものは、愛情あふれた思い出だけだ」名言だわ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ホーム・スイート・ホーム」「コレクション1」

2023-08-13 10:55:45 | 美術鑑賞
「ホーム・スイート・ホーム」 2023年6月24日-9月10日 国立国際美術館




鎌田友介「Japanese Houses」 きゃ~、大好きと思った作品。国外で建てられた日本家屋の部材など利用しているらしい。吊るされた蛍光灯は38本。焼夷弾1基あたりの子弾の数らしい。焼夷弾で日本家屋はよく燃えただろうなと思うと「おもしろ~い」と はしゃいだ自分が恥ずかしくなる。また、植民地での日本家屋を現地の人たちはどう見ていたかと思うと・・・。


竹村京「はなのいろ」 


竹村京「修復されるためのものたち」

潘逸舟「ほうれん草たちが日本語で夢を見た日」





ビル群にも見える段ボール

「コレクション1 80/90/00/10」

どれもいい。大好き。


マイク・ケリー 「シティ」

村上隆 「ポリリズム」

近づいてみると


中原浩大 「レゴ」

裏はこんなかんじ



國府理 「Tug Tricycle」 國府さんの作品だ!


ヤノベケンジ 「アトムカー(黒)」


西山美なコ 「Looking at you」


会田誠 「滝の絵」


町田久美 「雪の日」


森村泰昌 「Blinded by the Light」


エルヴィン・ヴルム 「無題」


ロバート・ゴーバー 「無題」 壁に足が生えていたらビックリする


須田悦弘 「バラ」

●束芋 「団断」 映像。部屋の俯瞰図が切り替わっていく。押し入れの中のものなど細部まで見ているといつまでも見ることができる。不思議な感じ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ラブカは静かに弓を持つ』『切り裂きジャックに殺されたのは誰か』

2023-08-12 21:42:02 | 
『ラブカは静かに弓を持つ』 安壇美緒 集英社
 少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……
 高校の課題図書らしい。読み終えて、「課題図書かぁ~」と思った。私は、ちょっと違和感があった。
 橘が音楽を通して人と交流し、心のしこりを溶かしていくのがよかった。しかし、人間関係ができてくると、潜入調査は、心がしんどいな。


『切り裂きジャックに殺されたのは誰か 5人の女性たちの語られざる人生』 ハリー・ルーベンホールド 篠儀直子 青土社
 1888年ロンドン。5人の女性たちが2か月のあいだに殺された。この「切り裂きジャック」と呼ばれる殺人鬼がいまなお人びとの関心をひく一方で、被害者の5人の女性たちにはこれまで130年以上ものあいだ一筋の光もあてられてこなかった。家庭内における暴力、社会的な差別、そして貧困や病から助かることのできない構造。5人の女性たちのこれまで誰もひもとこうともしなかった人生を1頁ずつ丁寧にめくるとき、不合理に満ちた過酷な社会状況のなかで生きた彼女たちの姿が浮かび上がる。連続殺人事件の被害者の人生をよみがえらせ、社会の暴力をつまびらかにする
 「売春婦」とされた被害者たちの人生をさまざまな資料から描き出す。社会や男たちから おもしろおかしく描かれた彼女たちがどういう人生を歩んだのか。彼女たちは、社会的弱者ではあったが、「売春婦」ということも疑われるのだ。彼女たち一人一人が大切な人間なのだと思った。彼女たちは、殺されて当然の存在ではない。
 夫や父など男の庇護をなくした女たちは、使い捨てのように扱われる低賃金の仕事しかない。あっという間に家賃が払えなくなる。実際、路上生活をしている人が多くいたことに驚いた。しかし、昔のこととは思えない。子供を死なせた母親に対する非難を見ると、誰にも相談できず孤立している姿が切り裂きジャックの被害者とだぶる。性暴力の被害者への誹謗中傷を見ると、女性を下に見ている当時の男性や社会と現代の日本がだぶる。
 この本によって被害者の人権が少しは回復できただろうか。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「Re:スタートライン」

2023-08-08 14:41:01 | 美術鑑賞
「Re:スタートライン 1963-1970/2023 現代美術の動向展シリーズにみる美術館とアーティストの共感関係」2023年4月28日-7月2日 京都国立近代美術館

 1963年から70年に京都国立近代美術館で9回開かれた「現代美術の動向」展。この展覧会に出品した作家の作品を集め、伝説の展覧会を再検証。当時の若手アーティスト(今は、大御所)の熱が感じられてよかった。


右 田中敦子<Work ’63>
左 吉村益信<Queen SemiramisⅡ>


井田照一<Mama Hurt Herself> カラフルで好きな作品


菅木志雄<無限状況> 階段を埋めて
    ↓

坂にする。こんなん、大好き。よく許してくれたなぁ。

●伊藤隆康<無限空間8-64> 小さい丸がいっぱい
●関根勢之助<彼方へ> 血のようにも花のようにも見える
●中西夏之<洗濯バサミは攪拌行動を主張する> 洗濯ばさみが圧巻。洗濯ばさみがキラキラし、洗濯ばさみの影もいい。
●榊健<OPUS 66-10-1> なるとみたい
●ヨシダミノル<Just curve '67 Cosmoplasitic> 蛍光グリーンのプロペラみたいなのがクルクルと回る
●CTG<Cube Kennedy> □を重ねてケネディーの肖像を描いている

「コレクション展」 令和5年4月21日-7月9日 京都国立近代美術館

デュシャンの作品がいっぱい


デュシャン<パリの空気50cc> こういうの好き


森村泰昌<肖像(経済)>


元永定正<作品No.501>


吉原治良<作品(黒地に白円)>


白髪一雄<天暴星両頭蛇>


吉仲太造<扉>


下村良之介<垣>



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする