丸ビル、いいじゃん

先日、東京駅で安くてソコソコ美味しいカレーの店を発見したばかりだが、
美味しい担々麺が食べたくて先日、ネットでリサーチし、
丸ビルのデリカコーナーにイートインに
美味しそうな担々麺の店があったので行ってみた。

そもそも丸ビルは私が何十年も前、神田で働いた頃、
週に一回はてくてくと仕事帰りに通っていた場所なのだ！
目的はベーグルKというアメリカの本場そのままの
美味しいベーグルを買うために。

そしていつもその横にある中華のお惣菜のお店の
イートインコーナーで食べる担々麺が大好きで、
ベーグルを買った後はそこで食べて帰るのが定番だった。

でも、ベーグルKは無くなっちゃたし、担々麺のお店も無くなっちゃったので、
行く事も無くなった。

でも、たまにあのゴマの味が濃厚でピリ辛の担々麺が
無性に食べたくなるのだが、お店の名前も覚えてなかったし、
無念でいたのだが。。
もう一度あの味をたべたくて探していたら前と同じ丸ビルに
惣菜&イートインの担々麺のある店、という同じ形態の店を発見したから、
もしかして？と行ってみた。

やっぱり！
前と同じ場所にあったから同じ店に違いない！
閉店したと思っていたのは私の勘違いでベーグルKだけが閉店だったのかも。
喜んで注文しようとすると、
もうイートインの本日の営業は終了した、
という哀しい事を告げられた。
まだ１９時前でネット情報だと２１時までやってるはずなんだが、
コロナのせいね、、きっと。

お腹を減らしてきたのに、、
と、ショボン、、と歩いていると、
似たような辛いアジアンラーメンの店を発見！
TP TEAというタピオカドリンクの店だが料理もあるのだ。
でも、やっぱりもうオーダーストップかと思いきや、
まだ大丈夫ですよ！
というので喜んで注文。

ただあと２０分しかない。。
料理出来るまで１０分。そのショッピングエリアもの閉店時間が19時。
食べる時間が１０分しかない。
作ってくれるんだったら何とかなるだろうと注文。

ところが閉店まで１０分を切っても料理は来ない。
店員さんが心配して、「宜しければテイクアウトも出来る紙の器に入れてお出しも出来ますが？」
とお伺いをたてに来た。

いや、テイクアウトしても、この丸ビル、そして東京駅の何処で私はそれを
食べればいいんだ？とぐるぐると頭の中を高速にして考えてみる。
通路でラーメンをすすっている自分の姿を想像してみる。
いや、そりゃムリ。
ビジネスマン、OLの通り過ぎる横で立って？かがんで？
オバさんがラーメンすすってるのは
ムリでしょ。
「頑張って食べるので大丈夫です！」
とそのまま持って来るようにお願いした。

その後、すぐ、アジアンラーメンはやってきて、
凄まじい勢いでほおばる私。
食った。何とか食った。

美味しかった！
彩りよく野菜もはいっているし、スープの辛さも丁度よく、
味も濃すぎず美味しかった。

だが、急いでいた為、写真も取れず、
汁を服に飛ばさないよう、ちゃんと前かけのナプキンもあったのだが、
気づかず食ったのでしっかり汁が２つ粒、服に飛んだ。

そして何とか食いきった事を、先ほどの店員さんに声かけて出ようとしたところ、
ニッコリ笑顔で「お味はいかがでしたか？」
と思いがけない言葉をかけられた。
いまどき、こういう言葉をかけてくる店員さんていないよな。

その言葉で何か嬉しい気分にさせられた。
何故なんだろう？と考えてみる。

そうだ、お店を、自分の店の料理を、大事にしていないと言えない言葉であり、
それが伝わってくるからなのだ。

そうだ、確かに千円もしないお手軽な料理なのに、
玉子や青い野菜は彩りよく盛られスープにはシイタケも入っており、
とても丁寧に作られた料理だったな、と思い返す。

若い爽やかお兄ちゃんだったが、あんな言葉を発するって事は店長？
料理を運んで来た時は、食べる時間がない事を更に気遣ってくれ、
「19時の閉店時間をもし過ぎちゃっても警備員は入り口閉めますが、
私達店員がいるから何とかなりますから」
と優しく耳打ちもしてくれたし。

ここ、私、絶対 また来る！
もう、味も気遣いも抜群！
おまけに料理頼むと４００円で付けられるというタピオカ飲まなかったし。

いや、久しぶりに行った丸ビルだったが、ここのショップは皆レベル高い！
担々麺の店は鼓同という店だったが、その店だって
あんな移り変わりの激しい場所で何十年もやってるならスゴイし、
でもあのタピオカドリンクのお店もめちゃ気に入ったし。

次行ったら担々麺にするか、このタピオカドリンクのお店にするか悩ましい。。
でも、やっぱりタピオカドリンクの店に行っちゃうんだろうな。