画像をご覧の通り、1980年のスコッチ刑事(沖 雅也)は前期('76~'77年)と比べて表情がとても豊かになりました。
復帰してから約1ヶ月ほどは前期のクールさを残してたけど、#404『鍵のかかった引き出し』のラストシーンで笑顔を見せたあたりから、ホットなキャラへのシフトチェンジが顕著になって来ました。
スーツの色も明るくなり、若手のロッキー(木之元 亮)やスニーカー(山下真司)と行動を起こす際にはブロックサイン的なジェスチャーを使う等、『大追跡』あるいは『俺たちは天使だ!』のノリを取り入れたアドリブも随所で見られるようになりました。
本放映当時の私は、こないだも書いたように前期スコッチとのギャップに戸惑ってたんだけど、今となっては明るいスコッチも悪くないと受け入れてます。締めるべき時はきっちり締めてくれますからね。
間もなくドック刑事=神田正輝さんが登場することで尚更『俺天』カラーが濃くなるんだけど、やがて沖さんが体調を崩され、欠場が目立つようになるとスコッチは再びクール……というより落ち着いたキャラに戻っていくので、麻生キャプテン的なスコッチが楽しめるのは'80年だけ。
体調が優れないと当然アクションのキレも衰えるし、ちょっと肥えたりなんかもしちゃうので、最も元気で最もカッコいいスコッチが堪能できるのも'80年だけ。
だからこの画像集『沖 雅也 in 太陽にほえろ!』も'80年限定にしておこうと思ってます。元気を無くされていく過程を追うのはツラいですから。
'80年の沖さんはホントに活き活きされてます。そのまま時が止まってくれたらいいのにって、思わずにはいられません。
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