2016年の3/30と3/31の2夜に渡って、松尾スズキ作・演出による音楽バラエティーショー『松尾スズキアワー/恋は、アナタのおそば』がNHKで放映されました。
多部未華子、大竹しのぶ、栗原 類に劇団「大人計画」のメンバーも加えた豪華キャスト陣が、公開収録の舞台で吉本新喜劇ばりのコントを、生演奏による歌も交えながら演じます。
本格的な舞台演劇は見応えあるけど、観るのにちょっと気合いが要ります。私は、こういうラフな舞台の方が好きかも知れません。楽しかった! またやって欲しいです。
松尾スズキさんや大人計画の特にファンってワケじゃない私が、あくまでタベリストの視点から観た、この番組の大きな見所は以下の5つ。
☆その1/松尾スズキ版・吉本新喜劇。
町の食堂(今回はお蕎麦屋さん)を舞台に、個性豊か過ぎる店員と常連客たちが織りなす人間模様、生き別れになってた親子の再会など、明らかに吉本新喜劇の定番パターンが踏襲されてました。
『さんまのまんま』で「新喜劇のマドンナ的ポジションに憧れてました」って言ってた多部ちゃんの、これでまた夢が1つ叶ったワケです。
☆その2/下ネタが無い大人計画。
私は多部ちゃんが客演で参加した作品しか観てないけど、松尾さんの舞台で下ネタが登場しないってのは画期的じゃないですか?w
さすがにNHKの番組で、多部ちゃんに「セックス」とか「ちんぽ」を連呼させるワケに行きませんからねw
☆その3/『つばさ』の悲劇再び?
エロ&バイオレンスを抑えたお陰で、かなりマイルドな松尾演劇になったワケですが、小ネタ1つ1つのマニアックさやシュールさは健在でした。
それって、普段は『NHK歌謡ショー』等で演歌歌手の皆さんが演じてる(良くも悪くも解り易い)ベッタベタなコントしか観てない一般的NHKユーザーに、果たして通用するんでしょうか?w
同じように先鋭的な笑いに挑戦した朝ドラ『つばさ』は、大方のNHKユーザーがついて行けず、朝ドラ視聴率の歴代ワースト(当時)を記録し、ヒロインを演じた多部ちゃんはNHKへの出入り禁止の憂き目に……ってワケでもないでしょうがw、もし『つばさ』がヒットしてたら多部ちゃんは、もっと頻繁にNHKに呼ばれてた筈です。
それがようやく5年ぶりにNHK復帰したら、よりによって『つばさ』以上にシュールでアバンギャルドな松尾演劇ですよw 視聴率がとっても心配ですw
これも多部ちゃんの宿命……と言うより、これこそが真骨頂なんですよね。
☆その4/多部ちゃんの歌声。
タベリスト間では既に常識となりつつある「唄う多部ちゃん」ですが、一般的にはこれが初披露。けっこうインパクトがあったんじゃないでしょうか?
音楽のことはよく分からないけど、やっぱ映画『あやしい彼女』の為に強化レッスンしただけあって、舞台『キレイ』の時より歌唱力が数段アップされてるように感じました。
やっぱ最強の武器ですよね、あの声は。
☆その5/多部ちゃんの腋の下。
これはもう、全く個人的な趣味ですw 今回ほど多部ちゃんが腋をオープンにした前例って、無いですよね?
とっても幸せですw
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