ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『猫宮あすか/ニャンだふる!』

2023-09-10 17:23:40 | 写真集&イメージビデオ

けっこう本腰を入れたレビュー記事が何本も続き、たいへん疲れたので、イメージビデオで骨休めしますw

いや、これだって画面撮りの量が多くてそれなりに骨が折れるし、事務局に消されちゃうリスクも背負わなきゃいけないけど、ドラマや映画のストーリーを解りやすく伝えるよりは遥かにラクだし、何より楽しい。

読者さんがどう感じるかは読者さんによりけりでしょうが、知ったことじゃありませんw 自分が楽しむ為にやります。



本作は猫カフェでメイドをやってるところをスカウトされたというグラビアアイドル、猫宮あすかさんの3本目となるイメージビデオです。

『ニャンだふる!』っていうタイトルも猫カフェから連想されたようで、内容にはいっさい関係無いのが潔いですw



特におっぱいが大きいとか美尻とか、そういう際立った特長がなく、表情もあまり豊かとは言えないけど、それでも作品が成立するんだから立派なもんです。それだけ可愛いってことでしょう。



たぶん大物スターにはなれないし、かと言ってAVでヌードやセックスを世間に晒すまではしたくない。

そういう子たちが主役を張れるのがグラビアやイメージビデオであり、なぜか私はそこに惹かれちゃう。



これは作品としても「凡庸な出来映え」と言わざるを得ないけど、ただ1つ、この場面には驚きました。



私が最も注目する「おしゃぶり」コーナーだけど、これがやたら長い!

どうも最近、イメージビデオの尺自体が長くなってる傾向があり(かつては60分前後だったのに90分超えが標準になってる)、使える映像はノーカットで全部使っちゃえ!って事だろうけど、それにしてもこれは長い!



たぶん、実際の尺は他作品とそんなに変わらないんだけど、本作のおしゃぶりが特に長く感じるのは、同じアイスをしゃぶり尽くすまでしゃぶらせてるから。

普通、溶けて小さくなって来たら新しいのと替えるもんなのに、これは替えないw



結果、こんなに小さくなって「おしゃぶり」の意味が無くなってる!



猫宮さんも「これ、いつまでやんの?」って顔になってるし。



考えてみれば、そりゃアイスクリームなんだから、しゃぶればしゃぶるほど小さくなるのは当たり前で、そもそも意味づけが矛盾してるんですよね。

だからこれは、逆転再生して観るのが本当に正しい鑑賞法。この記事の場合、下から上にスクロールして画像を観て頂ければと思います。



バスルームで、女の子に棒状の何かを洗ってもらう演出もイメージビデオの定番だけど、私はあまり面白みを感じないので今まで載せたことがありません。

が、今回に限っては「いくら何でもそりゃデカすぎるやろ!」と笑えたので載せましたw



というワケで猫宮あすかさんの実にニャンだふる!なイメージビデオでした。この記事もたぶん明日には消されることでしょう。


 

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『ダブル・パニック'90/ロス警察大捜査線』

2023-09-09 18:32:12 | 刑事ドラマ'90年代

1990年10月にテレビ朝日系列の『日曜洋画劇場』枠で放映された、脚本=佐藤純彌/監督=深作欣二による単発スペシャルドラマ。

1980年代、サッカーのカズさんでもタモリさんでもない、三浦和義氏を巡る「ロス疑惑」報道で一躍注目されたロサンゼルス警察の日系三世=ジミー佐古田 元警部補をモデルにした、前年の単発ドラマ『ロス警察1989』の続編です。

今回、深作欣二監督の没後20年特集として「東映チャンネル」で放映され、レビューするにあたって詳細を調べるまで、私はてっきり本作が草刈正雄&竜雷太のコンビによる『ロス市警アジア特捜隊』の続編だと思い込んでました。



同じ題材から生まれた『ロス市警アジア特捜隊』は’84年に日本テレビ系列の『金曜ロードショー』枠で放映された単発スペシャルで、ゴリさんも出てるだけあってメインスタッフが『太陽にほえろ!』とかなり被ってました。

で、本作『ダブルパニック’90/ロス警察大捜査線』の主役=マイケル村上警部補を演じたのが、この人。テレビ初出演が『太陽にほえろ!』(ジーパン期) におけるチョイ役で、その姉妹作とも言える『俺たち〜』シリーズでスターになった、中村雅俊さん。



そして準主役が『太陽〜』の殿下こと、小野寺昭さん。



おまけに、小野寺さんの妻を演じてるのが『太陽〜』で殿下の妹役だった中田喜子さん!



ところが『太陽〜』も『俺たち〜』も東宝作品なのに対して、深作さんはバリバリの東映系監督。(そもそも東映チャンネルで放映されてるし)

制作は近藤照男プロダクションだから、これは『太陽〜』じゃなくて『キイハンター』『Gメン’75』の流れを受けた作品なんですよね。

思い返せば雅俊さんは後に『Gメン〜』の復活スペシャルで主役を張り、小野寺さんも『Gメン〜』の後継作『スーパーポリス』でレギュラー出演されてますから、単純に皆さん売れっ子だってこと。



それとヒロイン(雅俊さんの妻)役の藤真利子さんにせよ、『三つ首塔』からヒゲを剃ってますます近藤春菜に近づいた角野卓造さんにせよ、日本人キャスト全員が英語ペラペラですから、そういう条件をクリアして選ばれたのが、たまたまこのメンツだったって事でしょう。(本作はセリフの9割以上が英語で字幕スーパー入り)



ストーリーはできるだけ簡潔に書きます。雅俊さんのワイフである真利子さんが、マイカーで娘たちをスクールへ送る役目を、フレンドの喜子さんといつも1日交代でやってる。

で、その日は喜子さんの番だったけど風邪で体調を崩し、急きょ真利子さんが引き受けることに。その道中で、GUNを持ったヤングたちに拉致されてしまう。



喜子さんのハズバンドであるミスター小野寺は、’90年当時(つまり日本がバブル真っ只中だった頃の)アメリカで荒稼ぎしてた日本企業のBIGボス。

そう、犯人グループはミスター小野寺のワイフを狙ってたのに、間違えて雅俊さんのワイフを誘拐しちゃった。けど、いずれにせよ小野寺さんのドーターもトゥゲザーだから身代金はドマンドできます。わしゃルー大柴かっ!?



そこで雅俊さんの出番です。このドラマにおける「ロス市警アジア特捜隊」は、バブル景気で浮かれた日本人や日本企業のマネーを狙う犯罪の激増に対応すべく生まれた設定(現実には’70年代から存在してるそう)で、雅俊さん=マイケル村上(つまりジミー佐古田氏)はそのキャプテン。

ミスター小野寺はフレンドである雅俊さんに、あくまで個人的に相談する(警察沙汰にはしたくない)んだけど、犯人たちを制圧(つまり即射殺)しない限り被誘拐者が生きて戻る可能性は「100%あり得ない」と断言する雅俊さんは、特捜隊を率いてミッションを進めます。



まぁしかし、マネーは沢山あるに越したこと無いけど、儲ければ儲けるほどこうしてバッド・ガイズに狙われる。

すっかり没落しちゃった現在の日本からすりゃ輝かしい(私はただただ恥ずかしかったけど)、近いようですっかり遠くなった過去。金持ちは金持ちで大変だったことでしょう。私は常に安定のビンボーでほんと良かった!👍

なにせ敵は素人とは言え、当たり前にGUNを持ってるヤツらです。交渉だの説得だのと悠長なことはしてられない。それがロサンゼルスであり、市警察にはリッグス刑事(メル・ギブソン)みたいなリーサル・ウェポンもいるワケです。



余談ですが、犯人役にせよエキストラにせよ、さすが本場ハリウッドで調達された(つまりオーディションで役を勝ち取った)アクターたちは、無名でもみんな演技が上手い。日本に都落ちしてくるガイジン俳優たちとは明らかにレベルが違う。これは作品のクオリティーアップに大きく貢献してます。



さて、ただ誘拐犯グループと対決するだけのストーリーなら『ダブルパニック’90』ってタイトルが意味不明になっちゃう。ここからが本題です。

卓造さんが支店長を務めるバンクで身代金を用意し、さぁいよいよ取引(すなわち皆殺し)に向かおうとしたその時!



なんと、誘拐犯グループとはまったく関係ない武装グループが、よりによって今、卓造バンクのマネーを奪うため押し入ってきた!



Oh,タクゾー! ユーのフェイスはなんてBigなんだ!?

まぁしかし、取引の時刻までには、まだ余裕がある。大人しくさえしとけば、連中は金を奪ってすぐ逃走してれる。

と思いきや! 表で待ってたアジア特捜隊の若手刑事(高郎隆志)が事態に気づいて通報し、あっという間に卓造バンクは警官隊に包囲されちゃう!



オーマイガッ!? このまま強盗グループに籠城されたら誘拐グループとの取引に間に合わず、殿下の娘&雅俊の妻娘も皆殺しにされてしまう! まさにダブルパニック!!

ミスター小野寺が身代金50万ドルを差し出し、「このマネーはYouたちにくれてやるから、取引に行かせてくれ!」と交渉するも……



警官隊とTVクルーの目前で公開処刑されそうになり、妻の喜子さんが自分のおっぱいを揉みながら気を揉みます。(けど殿下は軽傷で済みました)



籠城が長引けば当然、こんなことも起こっちゃう!



Why,タクゾー!?  近藤春菜じゃねーよ!💨

一方、雅俊ワイフの真利子さんは、誘拐グループの紅一点(アナベル・スティーム)が主犯格と毎晩チョメチョメしてつくった子供を宿してることに気づき……



先輩マミーとして、彼に愛があるならYouにこんな事させるワケがないし、赤ちゃんの為にも良くない!と、アメリカ人には馴染みが薄い「胎教」という概念を持ち出して……



いわゆるストックホルム症候群みたいな絆を育み、それがダブルパニック収束につながる伏線となります。

誘拐グループを制圧する切札として身代金に仕掛けてたブービートラップが役に立ち、なんとか銀行強盗グループを制圧(すなわち全員射殺)した雅俊さんたちは……



真利子さんが残した手掛かりによって誘拐グループの潜伏する場所をつかみ、電話を借りにきた観光客を装って潜入し……(まだ携帯電話が今ほど普及してない時代です)



妊娠中の女子が土壇場で協力してくれたお陰もあり、見事こっちのバッド・ガイズも1人残らず射殺するのでした。ザッツ・アメリカ!



冒頭シーン(プロローグ)で雅俊さんの相棒刑事が殉職し、真利子さんが「こんな危険な仕事はもう辞めて!」と涙ながらに訴えるも、雅俊さんは「オレだけ逃げるワケにはいかない!」って、えらく深刻でウェッティな夫婦喧嘩が描かれて、やれやれ、これだからジャパニーズドラマはよう……って、辟易しそうになりました。

けど、誘拐事件が起きてからは一気呵成にダブルパニックへと連鎖し、クライマックスまでノンストップで突っ走るスピード感&ダイナミズムは、やっぱりさすがの深作欣二演出!(息子の健太はいったい何を学んだ!?)

だからこそ、夫婦の絆を取り戻していくような「ドラマ」が必要だったにせよ、あんなメソメソした場面は要らなかったと私は思う。『ダイ・ハード』(’88) みたいに「ちょっと倦怠期」程度の描き方で良かったのでは?(それじゃパクリになると考えた?)

娘を誘拐された主人公が他の事件にも巻き込まれちゃう展開は、むしろ『ダイ・ハード』よりTVシリーズ『24−TWENTY FOUR−』を彷彿させるけど、あれは2001年スタートだからこっちの方が10年も先を行ってます。

他にも元ネタがあるかも知れないけど、何にせよ凡庸な監督が撮ってたらこんなに面白くはならなかった筈。巨匠には巨匠たる理由がちゃんとあるんだと、あらためて認識した次第です。

セクシーショットはヒロインの藤真利子さん。刑事ドラマにはあまり出られてない印象だけど、実は今回みたいな2時間ドラマへの出演は数多く、ことに『火曜サスペンス劇場』では犯人役の最多記録をお持ちなんだそうですw


 

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『太陽にほえろ!』#494

2023-09-04 17:00:02 | 刑事ドラマ'80年代

1982年初頭、スコッチ(沖 雅也)という貴重にも程がある戦力を失った七曲署捜査一係の穴を埋めるべく、同じ「クールな一匹狼」キャラとして……どころか、スコッチをも凌ぐハードな戦士という鳴り物入りで登場したのが、幾多の所轄署を渡り歩くジプシー刑事こと、原 昌之(三田村邦彦)でした。

’76年にスコッチが初登場したときの、あの強烈なインパクトの再来をずっと待ちわびてた私は、新刑事ジプシーにメチャクチャ期待したし、今回レビューする登場篇はその期待に充分応えてくれたと思ってます。

そう、この登場篇「だけ」はw




☆第494話『ジプシー刑事登場!』(1982.2.5.OA/脚本=小川 英&古内一成/監督=竹林 進)

まず、拳銃を構える姿がサマになるか否かは(私にとって)真っ先にチェックしたい重要ポイント。その時点で後のマイコン刑事(石原良純)なんか即アウトですw

私は時代劇をほとんど観ないもんで、当時すでに『必殺仕事人』シリーズで人気を博してた三田村邦彦さんの演技はおろか、お顔も写真でしか知りませんでした。

そんな私に対し「これでどうだ?」と言わんばかりに、冒頭からいきなり七曲署地下の射撃レーンで、新しい拳銃を試射して見せる原刑事。



射撃スタイルは普通なれど、殺気をむき出しにした眼光はとても素晴らしい。合格です!

ちなみにこの原刑事、七曲署に着くなり射撃レーンへ直行しており、出勤時間は過ぎてるのに着任の挨拶すらしてません。合格です!w



で、事件発生。拳銃を持ったチンピラが喫茶店で暴れ、女性店員を人質にして立て籠もったらしい。

それを知った原は、店の表で作戦を練ってる先輩刑事たちを差し置き、勝手に覆面車を走らせて……



なんと、ブレーキとアクセルを踏み間違えたのか、そのまま猛スピードで喫茶店へと突っ込んだ!



イッツ・クレイジー!! もちろん合格です!



すぐさま車を降りた原は、チンピラの利き腕を1発で撃ち抜きます。

ついさっき試射してた拳銃(COLTローマン)と、いま撃った拳銃(COLTパイソン)の機種が違ってるのはご愛嬌。ローマンがイマイチだったもんでパイソンに持ち換えた、と解釈しておきましょう。

しかし、これから同僚となる刑事が5人も現場に来てるのに、それを完全無視した上でのスタンドプレー。

ここでようやく辞令書を見せて身分を明かすも、4〜5年前ならゴリさん(竜 雷太)の鉄拳を食らった事でしょう。



「なぜ、こんなムチャをした? 失敗したら人質も無事じゃ済まなかったぞ」

「自信がありました」

「自信? どんなに自信があってもミスはある。100%の確信が無ければ、オレは引金を引かん」

「オレは、60%でも撃ちます。」

「!?」



ボス(石原裕次郎)に対しても臆することなく、始末書を書いとけと言われて「はい」とだけ返事し、さっさと退勤しちゃう原刑事。合格です!

「転任の挨拶なし! 自己紹介なし! 愛嬌なし! 可愛げがまったく無いじゃないかっ!!💢」



いやもっと、比べものにならんほど尖ってたヤツ(かつてのスコッチ)を知るベテラン勢と違って、免疫がないドック(神田正輝)はすっかりお冠でロッキー(木之元 亮)に八つ当たり。

シャワー室でも悪口を言いまくってたら、帰ったはずの原がすぐ横でシャワーを浴びてたから驚いた!

そして更に、彼の左胸(ちょうど心臓の下)に大きな手術痕を見つけてもっと驚いた!



「お前、この縫い方は……弾丸を摘出したのか?」

「そうです」

「そうですってお前……よく死ななかったな。普通なら即死だぞ?」



「この位のことじゃ、死にませんよ」

その手術痕にこそ、原刑事をこれほどニヒルたらしめた理由があるワケだけど、それにしても乳首がこんなにハッキリ写ってて、この記事は消さなくていいんスかgooブログ事務局の皆さん? 男なら問題なしってこと? それこそ性差別ってもんじゃないですか?

三田村さんの乳首はともかく、再び七曲署管内で立て籠もり事件が発生し、原刑事を加えた新・藤堂チームが出動!

今度は宝石店に押し入った強盗犯で、やはり拳銃を所持しており、どうやら支店長と鑑定士、2人の女性店員と2人の客を人質に取ってるらしい。けど、入口も窓も完全にバリケードされ、中の様子はまったく判らない。



いかなる時もロンリーで行動する原刑事、合格です。

面倒だから詳細は省くけど、この事件にいくつか不自然な点があることに気づいた原は、再び勝手に現場を離れて独自の捜査を進めるのでした。

で、しばらく膠着状態が続くんだけど、女性店員の寺田(上原ゆかり)がセクシーな太腿をチラ見せしながら店を脱出し、ようやく事態が動き出します。



寺田の証言により店内の様子が分かってくるんだけど、原はどうやら彼女を信じてない。



そしてもう1人、人質にされてた客の森岡(加藤大樹)が、犯人の要求を伝えるため解放されます。



原は即座に森岡の身辺も洗いだし、とある情報を掴んだ上で、またもや勝手に1人で宝石店へと突入!



ところが店内にいたのは拘束された人質たちだけ。

そう、原は独自の捜査により、脱出した女性店員の寺田と、客の森岡がチョメチョメな関係であることを突き止めた。つまり、その2人こそが犯人だった!

原がムチャな突入を決行したお陰で、寺田の身柄はギリギリ押さえたものの、主犯と思われる森岡はまんまと逃走。



初めて原と覆面車で2人きりになったドックが、もっともな疑問を彼にぶつけます。

「なんでもっと早く言わなかったんだ?」

「確信が無かったんです」

「60%の確率でも突っ込むんじゃなかったのか?」

「60%でもオレはやります。けど100%になるまで、他人には言いません」

「…………」

この「確率」にこだわったセリフのやり取り(予告編でも使ってた)がカッコいいかどうか私には判んないけどw、なんとなく合格です!



で、結婚詐欺まがいの手口で自分も騙されてたことを知った寺田が口を割り、森岡の居場所もすんなり判明。

後に三田村邦彦+渡辺徹+神田正輝の頭文字で「ミワカントリオ」なんて女性誌で呼ばれる男前3人が、ここで初めてスリーショットを披露!



逃げたところでどうにもならんのに、とにかく「走るドラマ」の慣例に倣って森岡も逃走!



ここでも原は単独で別ルートを廻り、みごと森岡を挟み打ちにします。が、しぶとい森岡はちっとも諦めない!



「動くな! こいつを撃ち殺すぞ!」



「撃つなら、撃て」

原は表情ひとつ変えず、まるで「早く殺してくれ」と言わんばかりに森岡の銃口に向かい、まっすぐ歩いていく!

「くっ、来るなあーっ!!」



素早くしゃがみながらの抜き撃ちをスローモーションで捉えたこのショットも、カッコいいのかどうかイマイチ微妙なんだけどw、優等生ばかり揃った(つまり面白味が薄い)今の七曲署捜査一係には、こういうクレイジーな刑事がいないとダメなんです。大合格!



「お前! そりゃ射撃についちゃかなりの腕だってことは認める! しかしお前、やることがムチャだっ!」



「手錠、お願いします」



このクールさ、クレイジーさ、そしてロンリーウルフぶりを、私は最後まで貫いて欲しかった!

こんな調子ゆえに幾多の所轄署で厄介払いされ、転勤を繰り返して来たから「ジプシー(ヨーロッパの放浪民族)」とドックに命名される原刑事は、過去の記事でさんざん書いて来たとおり、あっという間に藤堂チームに馴染むばかりか、あの殿下(小野寺 昭)も顔負けの「ダンディーで優しい」刑事に変貌しちゃいます。不合格!

1年後の降板時までじっくりと、その過程が描かれたなら誰も文句は言わないけど、登場篇でこれほどクレイジーさを強調しといて、ほんの2〜3週で優等生に成り下がっちゃうもんだから、リアルタイムで観てた当時(まだ高校生)の私は「なに、それ?」「なんで?」の繰り返しでした。

けど、すっかりトシを食い、社会のしがらみや芸能界のからくりを知っちゃった今の私には、なんとなく理解できる。注目度の高い番組だからこそ色々言われるけど、連ドラでこの程度の「キャラ変」は珍しくもなく、ビジネスである以上は仕方ない事なんだと。



今回のラストシーンで、なぜ原刑事があんなクレイジーな人になっちゃったか、その理由を山さん(露口 茂)がセクシーに解説してくれます。

数年前に左胸を撃たれて生死をさまよう重傷を負った原は、だけど心臓はおろか全ての内臓が左右あべこべという特異体質だったお陰で、九死に一生を得た。

しかし左の肺は機能を失い、「片肺」という大きなハンデを背負った彼は、残りの人生を「おまけ」だと考えてる。だからニヒルでクレイジーなんだと、まあ当時も「解ったような解らんような」空気だったけどw、とにかく凝りに凝った設定なんですね。

恐らくそこに、制作現場よりも上のポジションにいる人たち(つまり放映局のお偉方やスポンサー、あるいは三田村さんの所属事務所あたり)からクレームがついたんでしょう。「荒唐無稽すぎる!」「イメージが鬱すぎる!」「そんなの女性ファンは求めてないよ!」って。

沖雅也さんの降板決定→三田村さんの起用はかなりハイスピードで、悪く言えばバタバタの状況下で進んだらしいから、もしかすると登場篇の仕上がり(試写)を観るまで、その偉い人たちは上記の設定を知らなかったかも知れない。

それで「なんだこれは!?」って話になり、すぐさまジプシー刑事は「キャラ変」を余儀なくされ、「片肺」設定も無かったことにされちゃった。かろうじて「右胸心」設定が1回だけ生かされた以外、ジプシーはふつうに元気いっぱいで走り回ってますからw

過去にも殿下や山さん、前任者のスコッチだって緩やかに「キャラ変」して来たけど、ジプシーほど急激に(それも登場してすぐ=視聴者からの反応を待たずに)変わっちゃった例はなく、裏でそういうドタバタがあったとしか思えません。

結果的に「ミワカントリオ」が視聴率アップに貢献しますから、番組としては大成功だったワケだし、そもそもネアカな三田村さんに初期スコッチのハードさを求めること自体、ちょっと無理があったんでしょう。最初から殿下キャラにしときゃ良かった!

だからこれは、最初で最後の「スコッチを凌ぐハードな刑事ジプシー」が観られる、とても貴重なエピソードと言えます。合格!



ゲストの上原ゆかりさんは、4歳時から子役として活躍されて来た若きベテラン女優。明治製菓「マーブルチョコレート」のイメージキャラクターとしてCMにも出てられたから、昭和世代なら誰もがそのお顔を見てるはず。

刑事ドラマは『太陽にほえろ!』に合計3回のほか、『特捜最前線』と『刑事物語’85』にそれぞれ1回ずつゲスト出演されてます。


 

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『太陽にほえろ!』#491

2023-09-02 16:01:23 | 刑事ドラマ'80年代

さて、七曲署「激動の1982年」の幕開けです。

その先陣を切る「スコッチ病死」は(いろんな意味でつらいから)無かったことにして、シレッと「ジプシー刑事登場」までジャンプしようかとも思ったけど、合間にこのエピソードが挟まってた! これを外すワケにはいきません。

西條刑事=ドック(神田正輝)のパートナーになりそうでならない女性キャラは何人かいたけど、中でも今回登場する外科医=白石良子(岡まゆみ)は群を抜く好感度で、おそらく女性ファンから見ても「お似合いのカップル」と認めざるを得なかったはず。

とはいえ、レビューする理由はそれだけじゃありません。七曲署に来て1年が過ぎ、初めて「この仕事ってどうなの?」「オレに向いてるの?」っていう、大きな壁にぶつかって悩むドックの心情が、介護職員になって3ヶ月経った今の私自身とめちゃくちゃリンクしてる!

このエピソードを観るのは多分4度目ぐらいだけど、今回ほど感情移入できたのは初めて。もちろん、自分が神田さんに似てるなんて勘違いするほどバカじゃない私だけど、ハリソン・フォードとは瓜二つです。




☆第491話『ドックのうわごと』(1982.1.15.OA/脚本=奥村俊男&小川 英/監督=児玉 進)

今回は冒頭からいきなりカーチェイス&GUNアクション! ドックが銀行強盗犯を川原に追い詰め、鉄橋の下で撃ち合います。



結局、ロッキー(木之元 亮)とラガー(渡辺 徹)も駆けつけて犯人はあっさり逮捕されるんだけど、自分が重大な見落としを冒した事実に気づいて、ドックは愕然とします。



すぐ後方で2人のガキンチョが無邪気に遊んでいた!

鉄橋を走る電車の轟音で声が聴こえなかったとはいえ、もし犯人の弾丸が彼らに当たっていたら……

今更ながら、自分がとんでもなく重い責任を負ってること、そういう仕事を選んでしまったことを、あらためて痛感するドック刑事なのでした。



さて、先の銃撃戦で負傷した犯人の容態を伺うため、警察病院を訪れたドックは、医大時代に親しかった同期生=白石良子と再会することになります。



明るい性格の良子さんは、いかにもドックと気が合いそう。

演じる岡まゆみさんも華があるし演技力もバッチリで、結婚までは行かずとも「ドックの恋人」としてセミレギュラー入りされるだろうって、多くの視聴者が当時思ったことでしょう。



それはともかく、ドックはせっかく入った医大を中退して警察官になったという変わり種。順当に卒業して外科医となった良子さんとは対照的な存在と言えます。

「どう、刑事になって満足?」

「うん、まあね。キミは?」

「…………」



意外にも、良子さんは表情を曇らせます。

「女が外科で生きていくっていうのは大変よ。ここに来てまだ半年だけど、正直言って疲れた……ふと、どこかに逃げ出したくなる時があるの」

「逃げ出す?」

「どうしてこんな事やってるんだろうって思うの。もっとラクで楽しい仕事だってあるじゃないかって」

「…………」



「西條さん、そんな風に思うことってある?」

「……うん、あるよ……ある。オレだって、そう思う時あるよ」

オレもある! 介護職に就いてから、毎日のようにそう思ってます。むしろドックより近い業界で働く良子さんに共感しちゃう。なんでよりによって、こんなハードな仕事をわざわざ選んだ!?(ブログが更新できない!💨)

「私、結婚でもしてみようかしら。もらってくれる? 西條さん」

「いいよ! けど、まずは1発試してからだ♪」

↑なんて返事を良子さんが望んだかどうか知る由もないけど、超がつく紳士集団「七曲署捜査一係」にうっかり着任しちゃったドックはそんなこと絶対に言えません。

「よせよ、危なく本気にするところだった」

「うふふ……」

超つまんないw 西條くんはやはり就職先を間違えたようです。



さて、七曲署管内で派出所の警官が襲撃され、拳銃を奪われる事件が発生し、凶器の鉄パイプに残った指紋から、犯人は栗山という覚醒剤中毒者だと判明します。

「栗山が?」

ドックとゴリさん(竜 雷太)が反応します。

1年前、ライフルを持った強盗犯をゴリさんが追跡し、銃撃戦の末に逮捕したんだけど、犯人の放った弾丸が運悪く通行人に命中し、その人は亡くなってしまった。

冒頭シーンにおけるドックとよく似たシチュエーションで、一歩間違えばこうなるという最悪のケース。

で、犠牲者は杉村という麻薬中毒者専門の保護司で、身寄りの無い栗山にとって心の拠り所だった人。

「栗山が拳銃を奪った目的は1つしか無い。オレを殺すことだ」

つまり、逆恨みと言うよりは八つ当たりに近い、ゴリさんへの復讐。



栗山を捜索すべくゴリさんが出て行ったあと、そのいきさつを初めて聞いた新米のラガーが喚きます。

「そんなのメチャクチャですよ! 恨むなら発砲した犯人を恨めってんだ! ドックもそう思うでしょう!?」



「当たり前なこと聞くな! こっちだって命懸けで働いてるんだ。犯人の撃った弾にまで責任持てるか!」

やたらめったら熱くなるラガーを普段は軽くあしらうドックなのに、今回は様子がおかしい。あの太地喜和子さんをメロメロにさせた山さん(露口 茂)の鋭い眼がセクシービームを放ちます。



「少なくともゴリさんが、この件でずっと苦しんで来たことだけは間違いない」

「山さん……セクシーです」

実際、露口茂さんは「こういう仕草に女性は色気を感じるんだよ」って、バリバリに「セクシー」を意識されてたそうですw

メインスタッフからも「あれほどのナルシストは見たことない」との証言が出てますw だからみんな山さんが大好きなんですよ!(いやホントに)



閑話休題。とにかくゴリさんが殺られる前に栗山を見つけるべく、覆面車に乗り込もうとしたドックを、その栗山の凶弾が襲います。



まさに危機一髪! 弾丸はドックの額をかすめ、命に別状は無いものの脳震盪を起こしたドックは、そのまま気を失うのでした。

「栗山は一係の人間を手当たり次第に狙うつもりだ!」



「ボス、ヤツは殺らなきゃ自分が殺られると思ってるんです! 危険です!」

いつぞやこのブログでご紹介した、鴻上尚史さんがエッセイに書かれてる「戦争が無くならない理由」がまさにそれ。殺らなきゃ殺られるという被害妄想。関東大震災の直後に起きた集団リンチ殺人もまさにソレでしょう。

再び閑話休題。川原での銃撃戦でガキンチョに弾丸が命中しちゃう悪夢を見たドックが目覚めると、そこは警察病院のベッドの上。そして傍らには白衣姿の良子さん。



「ずっといてくれたの?」

「うん。うなされてたみたい」



「……オレ、うわごとか何か言った?」



「……ううん、何も」

良子さんの返事に一瞬の間があったのは、きっと嘘をついてるから。悪夢を見ながらも良子さんの香りに反応したドックは、どうせ「揉ませろ」とか「しゃぶらせろ」とか言ったに違いありません。

しかしAVじゃあるまいし病室でチョメチョメは無理だから、仕方なくドックは刑事部屋へ戻り、復帰はしたけど出番が激減中のボス(石原裕次郎)に、ゴリさんを捜査から外すよう提言します。



「お前がゴリの立場だったらどうする? 手を引くか?」

「あれはゴリさんのミスじゃありません!」

「お前だったらどうするかと聞いてるんだ。手を引くか?」

「……引きます!」

「オレはそうは思わんぞ」



「手を引きますよオレは。絶対に引きます!」

「もういい。捜査を続けろ」

納得できないままドックは、亡くなった杉村保護司の墓へと向かいます。案の定、そこにはゴリさんが墓参りではなく、栗山を誘い出すために佇んでました。

「ボスに、自分なら手を引くと言いました。ボスは引かんだろうと言いました。そう言われると、そんなような気もします」

「…………」

すっかり二枚目モードに入ったゴリさんは、何も答えてくれません。



「でもオレ、解んないんです。これだけはどうしても解りません。ゴリさん、一体なにが良くて、なにが楽しくて刑事やってるんですか?」

「?」

ここで初めて、ゴリさんがドックに顔を向けました。

「ゴリさん!」

「そんな話は後だ」

それだけ言って再び捜査へと歩き出す、無口なゴリさんが二枚目にも程があります。

ゴリさんに限らずだけど、肝心なことは必ず事件が終わってから言うんですよね、二枚目のパイセンは。先に教えてくれた方が、後輩もムダな動きをしないで済むのにっていつも思うけど、まぁコレが昭和イズムってヤツです。男は黙ってサッポロビールなんです。

けど、’80年代の申し子として生まれたようなドックに、三船敏郎のマネはとても出来ません。

「疲れてるみたいね」



重い足取りでアパートに帰ってきたドックを、なんと、買い物袋を抱えた良子さんが待ってくれてました。

「……うん、少し」

そこで「そんなことないよ! 今すぐ部屋に上がって1発試そうぜ!」とは決して言わないドックも、実はやっぱり三船敏郎なんですよね。(それ誰?とかぬかすトボけた御人は今すぐ私のエアフォースから飛び降りて下さい)

「病院で、うわごと言ってなかったか?って聞いたわね」

「うん」



「言ったのよ、本当は。助けてくれって」

「!」

警察病院に務めてる良子さんだからこそ、刑事がいかにハードで危険な仕事であるか、なにも言わずとも解ってくれる。

「辞めたくなるのが普通よ」

「オレ……気に入ってたんだよね、この仕事。なぜか解んないけど、好きだった」

「…………」

「思ってみたことも無かった……オレ、怖いんだよ。向いてないのかも知れない」

「…………」

私自身も毎日そう思ってます。性格的にも体格的にも、介護職に向いてるかと言えば明らかに向いてない。

けど、100%向いてる人なんているのか? 実はみんな「自分は向いてないかも?」って思いながらやってるのかも知れない。どんな職種であれ。



三度目の閑話休題。栗山の足取りが掴めず、捜査に行き詰まった七曲署捜査一係になんと、療養中のスコッチ(沖 雅也)から電話が掛かって来ました。

1年前は元気バリバリで、例の事件も一緒に捜査してたスコッチは、栗山が潜伏しそうな場所を知っていた。それをゴリさんに尋ねられ、つい教えてしまったと言います。

「山さん。私がゴリさんなら、やはり自分で栗山の拳銃の前に立ちたい。結果がどうなろうと」



「……分かった。スコッチ、お前もカラダ大事にしろ。大事にな」

この次の回にもゲスト出演したスコッチは、そのまた次の回で吐血し、病死しちゃうのでした。



さて、すぐさま覆面車をかっ飛ばして現場に向かうドックたちですが……



時すでに遅く、栗山と相撃ちになったゴリさんは腹に銃弾を浴びてしまいました。



が、病死を控えたスコッチを差し置いて死ぬワケにもいかず、命に別状はなし。

そして栗山も軽傷で済み、麻薬患者の療養所に戻されると聞いて、ゴリさんは救急車で搬送されながら「よかった……」とつぶやきます。



「よかった? ひとつ間違えばゴリさんは死んでいたんですよ? 自分のミスでもないのに、なぜそこまで?」

「ドック。ミスであろうとなかろうと、杉村さんはあの事件で死んだんだ。オレの担当した事件で、罪のない1人の人間が死んだんだ。それはやっぱり、オレの責任なんだよ」

「…………」

「オレは、誰にも死んで欲しくないんだよ。誰にもな。そういう気持ちが無かったら、オレは1日でもデカやってらんないよ」

「…………」



「ドック、お前だって本当はそう思ってる筈だ。そうじゃなきゃ、お前なんで、医大を途中で辞めてまで、デカになったりしたんだ?」



「……ゴリさん」

そうですよね。肝心なのは、自分がその仕事を選んだときの気持ちであり、向いてるかどうかは関係ない。

私の場合、元より介護職は向いてないと自覚してたから、先方(今の職場)から誘われてもお断りしたのに、それでもなお食い下がってくれたことに感動して、つまり「誰かに必要とされてること」が無性に嬉しくて、つい「じゃあ、やってみます」って言っちゃった。

その職場があまりに人手不足で「猫の手も借りたい」状態なのは予測してたし、実際入ったら想像を超える不足ぶりなんだけどw、足りなければ足りないほど強く「必要とされる」ワケで、それがしんどくても辞めないモチベーションになってます。

だから今後、なんでオレはこんなハードな仕事してんだ?ってまた思ったら、その原点に立ち還ればいい。今回のドックみたいに。

「オレ、やっぱり刑事続けることにしたわ。自分で選んだ仕事だもんな」



「オレだって今に、ゴリさんみたいに……いや、世界一の刑事になってやるよ」

「西條さんにそれが出来るなら、私もなれるかな? 立派な外科の女医に」

「ま、ムリだろうな」

「まあ!」



これで良子さんも初心に戻ったことでしょう。

ほんと理想的なカップルだと思うのに、良子さんは第536話『死因』に再登場するだけでドックと1発試したかどうか不明のまま、フェードアウトしちゃいました。

沢口靖子パターン(演じる人が売れ過ぎたから)なのか、あるいは浅野ゆう子パターン(女性視聴者からのバッシングを避けるため)なのか知る由もないけど、少なくともこの第491話は2人をくっつける前提で創られたとしか思えません。



’76年のTBSポーラテレビ小説『絹の家』で主演デビューされ、『赤いシリーズ』など大映ドラマの常連として活躍しつつ、キッズ向け教養番組『まんがはじめて物語』で2代目お姉さん役を長年務められた岡まゆみさん。

刑事ドラマも大映の『夜明けの刑事』第99話ゲストや『秘密のデカちゃん』レギュラー出演のほか、『Gメン'75』最終回と『Gメン'82』初回ゲスト、『ララバイ刑事'92』レギュラー、『はぐれ刑事純情派』シリーズにゲスト出演5回、さらに『ハンチョウ』『相棒』『警視庁・捜査一課長』『刑事7人』『記憶捜査』等々、現在に至るまで数多く出演されてます。が、残念ながらセクシーショットはありません。


 

コメント (4)
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