昨日は読書にも”環境”が必要といったけど、
いままで、最高の環境といえば、
なんといっても西武池袋線の通勤電車のなかである。
ゴトゴトと退屈きわまりない電車の揺れが脳を刺激して、
本でも読もうかなという気にさせてくれた。
昭和56年、旭川から東京へ転勤・・
通勤に便利なところは家賃が高くて希望のアパートは借りられない。
とうとう、西武池袋線の終点である飯能まで落ちのびて?そこに六年も住むことになった。
飯能~池袋は急行で55分かかる。
ただ、飯能はすべてが始発となるのでゆうゆうと座れる、これがよかった。
(一部西武秩父からの電車もあるが)
毎日、往復二時間の通勤時間、
これがわたしにとって格好の読書タイムとなったというわけだ。
1200日(6年×200日)×2時間×0.8=1920時間
上記は「飯能~池袋」6年間のおよその読書時間を求める計算式である。
200日=一年の通勤日数(正確には210日~220日位)、
0.8=居眠りしていたときもあったから・・
飯能のあと新所沢に7年いた。
ここも始発を選べば座れたので、
1400日(7年×200日)×1時間×0.8=1120時間
通算して3000時間は電車のなかで本を読んでいたことになる。
ところが、札幌に転勤して以来、
通勤は、バス15分~地下鉄11分=26分・・これでは本など読めるわけはない。
百合が原駅は雪で閉鎖されていた。