手のひらにのせればとろりと溶けそうな
はまなすの実の赤の言い分
俵万智
野幌森林公園の秋、
静かな風のそよぎのなかで、薄緑の葉につつまれてツリバナの赤い実が
ゆさゆさとゆらいでいました。
熟した果実は五つに裂開し、その先に橙色の種子を吊り下げます。
その色彩と造形の妙は素晴らしいの一言です。
赤い実といえば、俵万智さんの「手のひらに・・」は優しい歌ですね。
口ずさむだけで、自分のこころも溶けていきそうな心地になります。
ミヤマシキミやトチバニンジンの赤い実もみつけました。
やはり、秋ですね。
秘めごとはまるくまっかな秋となり
ツリバナの子ら陽気に遊ぶ
ミヤマシキミ
モクレン科のシキミに葉が似ていることから名前がついたそうです。
鮮やかな朱色です。
トチバニンジン
トチノキの葉を思わせることから、でもサクランボウのようですね。