ひと目、蜜柑に似てますが、これは浜茄子の実なんです。
半月前と比べて赤く熟してきました。
さて、ここしばらくは石狩図書館へ通って、
時代小説ばかり選んで読んでます。
池波正太郎の「剣客商売全集」と宇佐江真理の「髪結い伊三次シリーズ」が最近のお気に入りです。
「剣客商売」の三冬、「髪結い伊三次」のお文、この作品には魅力的な女性が登場します。
三冬は田沼意次の妾腹の娘、女ながら剣が強く気が強くて男勝り、
でも秋山大治郎に出逢ってから、ずいぶんと女らしくなりました。
お文は小股の切れ上がった粋な深川芸者でありまして、
この紫陽花のように艶やかな紫の着物が似合いそうです。
ところで、”小股の切れ上がった”小股とは何処を指しているのでしょうか。
ネットをみると諸説あるようですが、それは女性の”くるぶし”ではないかと思ってます。
着物の裾からちらりとみえる、締まった足首に色気を感じたはずです。