「アッシャー家の崩壊」 2011年08月31日 | 日常 ポーの代表的な短編小説といえば「アッシャー家の崩壊」である。 死と再生、生きながらの埋葬、得体のしれない病と書物に対する異常な執着は、 幻想か破滅への恐怖か、それは人であり景色であり不気味な建物にさえ感じていた。 館が崩れ落ちる描写はモノクロのホラー映画をみているようだ。 そして、私の足もとの、深い、どんよりした沼は、「アッシャー家」の破片を、陰鬱に、音もなく、呑み込んでしまった。
「黄金虫」 2011年08月29日 | 日常 iPad の青空文庫・・ 昨日に続いてポーの「黄金虫」を読む。 羊皮紙を火にかざすと数字と奇妙な記号が浮かび上がる。 これは海賊キッドが隠した財宝の在処を示す暗号なのか。 コナン・ドイルは「黄金虫」の暗号解読の部分から「踊る人形」を書いたといわれる。 英語でいちばん使われるアルファベットは e である。 と、ヒントがあっても、キッドの暗号解読に挑む読者はいないだろうね。
「モルグ街の殺人」 2011年08月28日 | 日常 iPad の青空文庫で エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」を読んだ。 天才的探偵像、怪奇性と結末の意外性などコナンドイルの「シャーロックホームズ」に似ていると思ったが、 1841年に発表された「モルグ街の殺人」は史上初の推理小説とされており、 コナン・ドイルを初めとする後世の作家に影響を与えたということだ。 「モルグ街の殺人」の難解な理屈についてゆけないが、C・オーギュスト・デュパンの謎ときが面白くて一気に読みおえた。 初代のiPad は長く持っているとじわっと重さを感じる。 机か膝のうえで扱ったほうがよい。 青空文庫には「黄金虫」「アッシャー家の崩壊」などポーの12の作品がおさめられている。
「再発の所見はありません」 2011年08月27日 | 日常 「再発の所見はありません」 それはわたしにとって神のご託宣である。 再発を繰り返し、四回目の手術から二年半たつが三カ月ごとの検査はまだ欠かせない。 せめて六か月ごとならよいのだが。 何度やっても膀胱の内視鏡検査は気が重い。 でも、膀胱がんは怖いからね。 男、高齢者、喫煙歴あり、このすべてに該当された方は一度だけでも受けたほうが安心できる。 痛みはまったくない。
銀河鉄道の夜 2011年08月26日 | 日常 病院の定期検査はいつも一時間ほど待たされる。 昨日は iPad を持参していたので、 青空文庫を開いて、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読み返していた。 水に落ちたザネリを助けて溺れたカムパネルラのことを聞いて、 ジョバンニは銀河鉄道の旅がなにを意味していたかを知ることになる。 「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうね。」 ジョバンニが斯う云いながらふりかえって見ましたらそのいままでカムパネルラの座っていた席にもうカムパネルラの形は見えずただ黒いびろうどばかり光っていました。 読みおえて、ほっと溜息をついたとき、担当医から名前を呼ばれた。
白金の「青い池」 2011年08月24日 | 日常 白金の「青い池」・・ 今年になって三度目である。 今回は古希を迎えたばかりの中学の同級生集団なので、 10分~20分の砂利道がちゃんと歩けるかどうか心配していた。 どうしてどうして、足腰だけはまだまだ大丈夫のようであった。
「アイパッド」 で読書の秋 2011年08月22日 | 日常 i文庫HD をインストールした。 太宰治や夏目漱石などの代表作品が230冊が内蔵され、 およそ8000を超える青空文庫が随時ダウンロードできる。 幼馴染 にも同じことを書いたが・・(笑) iPad の画面を指でめくる感覚は紙の本と比べてもそれほど違和感はない。 ただ、目は疲れそうなので気を付けないと・・
十勝の山は寒かろう 2011年08月21日 | 日常 南側のベランダからは手稲山。 風がなんだかひんやりしてきた。 十勝の山は冷えるかも、秋の身じたくをしていったほうがよいと思う。 JRタワーの手前は屯田防風林・・ 木々の葉は青々しているが、来月にはそろそろ色づいてくるだろう。
秋?は夕暮れ 2011年08月20日 | 日常 北側のベランダから小樽方面を眺めていた。 秋は夕暮れ 夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、 烏の、寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、 飛び急ぐさへ、あわれなり。 枕草子から・・ お盆を過ぎたころから風が涼しく感じられる。 Apple iPad Camera Connection Kitを購入.. 一眼レフとSDカードをiPadに直接つなげるから便利! iPadをフォトストレージとして使えるし、RAW画像も取り込める。 ただ、アルバム名は変更できないようだ。
露草はインク草 2011年08月19日 | 日常 露草・・ 三浦綾子の「氷点」ではインク草とかいっていたが、 小さくて愛らしい花である。 じっと目をこらしてみると蟻が細い茎をせっせと登ってきた。 雨の雫のなか露草の蜜を吸いにきたのかも。 iPad に液晶保護シールを貼りたいとおもっている。 ただ、画面が大きいので気泡を入れずに上手くいくかどうか・・ もともとが不器用なので、それが問題!