屯田物語

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旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

西勝洋一君のご冥福を祈る!

2022年01月31日 | 西勝洋一
流れきて
ながれ去るもの
音あらず
雪降る街の
あおきたそがれ

  西勝洋一


歌人の柊明日香さんから「西勝先生が亡くなった」との悲しい知らせに呆然とした。
入院中の先生を励ましてほしいと柊さんに頼まれたので、先日(1月18日)彼に電話したが、電話の向こうの声は元気そうであった。

そして、21日は西勝君八十歳の誕生日・・
この日、彼からのメールは意欲的な内容でもう心配ないと思っていた。
しかし、これが最後のメールになるとは未だ信じられない気持ちだ。


「本日、80歳を迎えました。区切りをつける意味で新しい歌集をまとめているところです。夏までにはお送りできればと思っています。ありがとうございます。お互いに頑張りましょう。」

 ご冥福をお祈りいたします。



今冬、第9回目の除雪車出動

2022年01月28日 | 日常
マンションの北側の道路は車一台通るのがやっと!
パートナーシップの除雪は2月24日~26日、もう少し時期を早めてほしい。

明日は王将戦第三局。藤井四冠の二連勝なので、このまま五冠に王手をかけることができるかどうか対局が楽しみである。

詩集「琴しぐれ」夕愁白嶺<東北の童子達>

2022年01月27日 | 琴しぐれ
<東北の童子達>

東北の童子達は
来る日も来る日も手を振るよ
北風の吹く雪路に立ちて
遠く去り行く列車に
東北の童子達は
来る日も来る日も名残を惜しむ

東北の童子達は
来る日も来る日も手を振るよ
赤いモンペに袖なしの着物
リンゴの頬も可愛げに
東北の童子達は
来る日も来る日も名残を惜しむ

東北の童子達は
来る日も来る日も手を振るよ
小さな夢をそっと託して
遠く消え行く列車に
東北の童子達は
来る日も来る日も名残を惜しむ

詩集「琴しぐれ」夕愁白嶺<美しきもの>

2022年01月21日 | 琴しぐれ


<美しきもの>

一瞬のはかなき恋の
解けて消えゆくさまを
悲しく見つめしも
淡雪の恋の哀れさ
されど君が心の清純の
美しきものを
吾が心に秘めて
永久に 常生に
変らじと祈るも
美しきものは幸いなり

美しきもの
 心のともしび
  輝きて つねに
吾が思い出の
    詩の墨跡を
  照すらむ


同期で歌人の西勝洋一君が今年の夏ころに新しい歌集を出版するそうだ。
彼の歌が好きだ。だから、おおいに楽しみにしている。

詩集「琴しぐれ」夕愁白嶺<落葉の恋>

2022年01月20日 | 琴しぐれ
<落葉の恋>

淋し落葉の零れいて
吾とさ迷う君なりき
雑木林の細径を
吾と歩みし君なりき

淋し落葉を掬上ぐ
君が白き指なりき
小さき落葉首肯きて
君が愛し恋なりき

淋し落葉をよせあつめ
君と語りし吾なりき
落葉の匂うそこかしこ
君と遊びし吾なりき

淋し落葉に火をはなち
煙に泣くも二人なり
よりそい囲む落葉火も
童と乙女の恋なりき


この冬の「さっぽろ雪まつり」がほぼ中止になった。
コラージュの画像は2014年2月のスキーモーグルセッション

「映像で見る60年ののち」 西勝君へDVD贈る

2022年01月18日 | 西勝洋一


「映像で見る60年ののち」から33篇をDVDにダウンロードした。
同期であり歌人の西勝洋一君に進呈するためだ。今までに西勝君から「歌集かぎろひ」や「西勝洋一歌集」「道北を巡る歌人たち」「短歌の周辺」などの著作を戴いているので、まあ、そのお返し?というわけである。

 俺だけが知らない俺の噂など教室に充ち五月の青葉 
     


 アルバム二冊ほどの青春か わが窓にも秋の風吹かせて 日曜日

     西勝洋一