HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

駅ボラ最終日 エキサイティングデイ

2008-08-29 17:44:58 | イベント
駅ボラ最終日。
最後まで手を抜いてはだめです。朝から気合を!!
と、センターで気持ちを高めていると…。
大荷物をゴロゴロと転がしてくる見たことある女性が…。

そう、最終日、千枝さんが用事が早く終わったからと朝から実家(離島)の帰り直接センターに寄ってくれたのです。

寄ってくれたというよりも、駅ボラを手伝いに来てくれました。
実家でお盆の行事も大変だったろうに、その上、過酷な駅ボラまでしていってくれるという。
涙でるほど嬉しかった。

気合を入れる前に、私の心は、スルスルと千枝さん頼りに傾き中。
ダメダメ、千枝さんも疲れているし、この3日間の成果を活かさねば!!

ということで、いつものように、朝礼に始まり、メンバー定位置に。
最終日は、4日間のうちで最もボランティア人数が少ない日です。



ボランティア人数11名。
ベビーカーの貸し出し9台。
車椅子の貸し出し1台。
がありました。

最終日ですが、ITVの取材もありました。(放映される頃は駅ボラも終わっているんだけどね)



天気も良く、ボランティアたちの熱中症にならないために、陣中見舞いのスポーツドリンクを配ったり…。
毎朝来てくれていた、中学生小久保君も相当疲れが出ていたようでした。


JR側にも極力案内係をつけるようにしたり、観光客に関わらず、町に人たちへの挨拶も怠らず…。





JR側へいたとき某行政の方とお話をしていたのですが、繁忙期の駅前の最大の問題である荷物一時預かりをJR側に設置してはどうか?という案も。
そうすれば、JR側に人の流れも出来るし、荷物預かりの問題も解消。

そして、そして荷物預かりをするからには、あの階段…。
スロープを作ってもらいましょう。

これが達成できたら凄いことですよね。
今は夢物語ですが、いつかは…と願っていれば、叶うと信じています。

さて、駅ボラ午後の部が始まり、しばらくしたら、千枝さんからトランシーバー連絡が…。
「ちょっと、センターに来て!糖尿病の人が…」

詳しく聞く前に走り出しセンターに行くと、そこには二人の女性外国人がいました。
聞けば一人の方がインシュリンを忘れてきたので(ちなみに、外国→日本ではなく、この方々は日本在住の方でした)、薬局で購入したいとの要望です。
しかし、日本語は通用しません。

千枝さんの実家の用事が早く終わって、最終駅ボラに参加してくれることになったのは、まさにこのためだったと言っても過言ではありません。
だって、千枝さんは英語OKですから。
心の底から、「助かった~」って思いましたよ。
ごめん、私は英語てんでダメです。

さてさて、私の出来ることといえば、お客さんが希望するインシュリンを手配してくれる病院を探すこと。
いろいろ電話して、手当たり次第、知っている先生のところに電話するものの、本日8月16日(土)。
普通、お盆から続行お盆休みしているところほとんどです。
先生とは連絡取れず…。

その中でも、通常に開院していて、無理難題なインシュリンを処方してくれるかもしれないという病院を市内で見つけることが出来ました。
近くといえば、近くなので、タクシーの乗せて行っておいでとも出来たのですが、それではタクシーの運転手も困るし、その道中が心配です。

ということで、私の車で病院へ急行。
英語堪能な病院の先生が、糖尿病関係の専門的な会話をお客さんとし、時間はかかったものの、無事インシュリンを手に入れることができました。



本当に、一時はどうなるかと思いました。
外国では、インシュリンがドラッグストアなどでも簡単に手に入るのでしょうか?
お客さんたちは、それほど焦った様子はありませんでした。

でも、インシュリン糖尿病患者にしてみれば、命にかかわる大切なものです。
忘れてこないようしてきましょうね。
指差し確認です。

無事処方してもらい、お客様たちは、待ちに待ったかなり遅めの昼食を摂りに食堂街へと消えていきました。この後は、答志島へお泊りだったそうです。

後で知ったことですが、このお客様、某大使館のかなりの役職の方でした。
名刺もらってビックリ。

駅ボラ最終日にして、とんだエキサイティングな出来事でした。

この事件にほどんどを費やし、気がづけば16:00。
駅ボラも閉めるときがきました。

最後の後片付け、のぼりや道具などの撤去。
のぼりを超強力両面テープで壁につけたりしたので、その取り外し作業に汗だくになりました。
次回から取り付け方法を考えていかないといけませんね。
小阪くん、おつかれさま。

そして、数日間暖かく見守ってくれた駅ぼら活動周辺のお店の方などにご挨拶も回らせていただきました。
みなさん、
「お疲れ様」
「ごくろうさん、暑かったでしょ?」
「あれ?もう終わるの?あと一日していってよ~」
なんてやさしい言葉をいただき、しみじみとみなさんの助けでこれらの活動が成り立っているのだなって思いました。



そういえば、ボランティアスタッフが昼時を外しながら昼食に行ったお店のかたからも(駅ボラベストを着て行くので)「ごくろうさん」と労いの声をかけてもらったという話も聞きました。

本当にみなさん、ありがとうございました。
次回は来年ゴールデンウィークです。
それまで、ボランティアスタッフのみなさん、しばしのお別れですが、きっと再会したときも昨日まで一緒に活動していたかのように活動できることと思います。

また駅ボラを見守っていただいたお店の方々、私は今も毎日顔を合わせますが、次回はさらにパワーアップした駅ボラ体制(さらなるサービスや課題解消)をお楽しみにしていてください。
そして、いろんなご意見もあるかと思います。
みなさんの声でも駅ボラは作られていきますので、ぜひ、ご意見や「もっとこうしたほうがいいのじゃない?」などということがありましたら、ぜひ、バリアフリーツアーセンターまでお話しにきてください。

では、次をお楽しみに。