このブログをお読みの方、ここで登場したこともある、三重県からの出向で2年、鳥羽市の観光課に勤めていたSくんを覚えておいででしょうか?
思い出してください↓
http://blog.goo.ne.jp/hasakaru/e/27aad9fe7a5ddfff7095470485100372
ツアーセンターがまだヨチヨチ歩きだったころ、いろんな意味で支えてもらっていました。
懐かしいです。
そんな彼がですね、鳥羽を離れてから、県職員を勤めながら大学院へ行くという話は本人から聞き、すごいな~って感心していたのですね。
で、去年だったかに会ったとき、修士論文にとりかかっていて、それがNPOが自立するために、行政は何ができるか?というような内容だと聞いたとき、嬉しいという一言では済まされない、なんだろう、心がとても熱くなりました。
きっと、おそらく、この課題を選んだのは、まさしく私たちツアーセンターを見てきたからこそであり、あの2年間が彼のターニングポイントになったと思うと、嬉しいことでもあり、責任を感じることでもあります。
さて、その彼が、年が明けて、修士論文提出目前のとても時間としては惜しい時期であるにも関わらず、センターに来て、その修士論文を見てほしいと来てくれたのです。
センターの専門員である皇學館大学のI先生も一緒です。
修士論文は地方自治体によるNPO支援はなにが優れているのか?パーセント条例も新しい協働のあり方なのではないだろうか?というところを付いたものです。
パーセント条例、日本では真っ先に千葉県の市川市が取り入れたものですね。
出来た当初は、すごい画期的と、羨ましく思ったものです。
それ以降も、いろなんな自治体がカタチを替えながらパーセント条例のよようなものを取り入れているようです。
しかし、どれも市単位。
ツアーセンターのように、広域で活動する団体には、実に微妙な条例だったりする。
Sくんの論文の内容を聞いていくと、さらにパーセント条例の優れた点と、反面に課題も出され、とてもよく分りました。
また、さすがI先生は、日本の寄付に関わる文化や歴史なども入れたほうがいいのでは?という助言も…。
さすがです。
ここで、NPOが社会でどのような位置づけなのかということもアメリカ系とスウェーデン系というのがみえてきました。
私はといえば、現場の声として机上で作られたものでなく現場を見て欲しいという願いですよね。
Sくんは2年間もツアーセンターを見てきたのだから、ヒシヒシとそれらが伝わったはず。
ぜひ、論文に活かして、そしてさらに、職場(三重県)でもっともっと活かして欲しいと思います。
パーセント条例を含めて行政の助成などは大概が事業に対してのものが多いですが、本当は運営に関わるものに対してのものが本当は喉から手が出るほど欲しいのが、NPOの正直なところ。
ま、事業への支援の方が、結果が見えやすいというのは分かるんですけどね。
毎年毎年新しい事業に対しての助成があっても、一年で終わってしまう事業ではただの打ち上げ花火にしかすぎません。
運営がなりたってこそ、いい事業ができると私たちは思うのです。
そこの部分、センターに限らず、NPOの課題ですよね。
各立場(行政・学校・NPO)が集って話をしたからこそ、いろんな実のある話ができました。
とてもいい時間でした。
いい機会をありがとう、Sくん。
思い出してください↓
http://blog.goo.ne.jp/hasakaru/e/27aad9fe7a5ddfff7095470485100372
ツアーセンターがまだヨチヨチ歩きだったころ、いろんな意味で支えてもらっていました。
懐かしいです。
そんな彼がですね、鳥羽を離れてから、県職員を勤めながら大学院へ行くという話は本人から聞き、すごいな~って感心していたのですね。
で、去年だったかに会ったとき、修士論文にとりかかっていて、それがNPOが自立するために、行政は何ができるか?というような内容だと聞いたとき、嬉しいという一言では済まされない、なんだろう、心がとても熱くなりました。
きっと、おそらく、この課題を選んだのは、まさしく私たちツアーセンターを見てきたからこそであり、あの2年間が彼のターニングポイントになったと思うと、嬉しいことでもあり、責任を感じることでもあります。
さて、その彼が、年が明けて、修士論文提出目前のとても時間としては惜しい時期であるにも関わらず、センターに来て、その修士論文を見てほしいと来てくれたのです。
センターの専門員である皇學館大学のI先生も一緒です。
修士論文は地方自治体によるNPO支援はなにが優れているのか?パーセント条例も新しい協働のあり方なのではないだろうか?というところを付いたものです。
パーセント条例、日本では真っ先に千葉県の市川市が取り入れたものですね。
出来た当初は、すごい画期的と、羨ましく思ったものです。
それ以降も、いろなんな自治体がカタチを替えながらパーセント条例のよようなものを取り入れているようです。
しかし、どれも市単位。
ツアーセンターのように、広域で活動する団体には、実に微妙な条例だったりする。
Sくんの論文の内容を聞いていくと、さらにパーセント条例の優れた点と、反面に課題も出され、とてもよく分りました。
また、さすがI先生は、日本の寄付に関わる文化や歴史なども入れたほうがいいのでは?という助言も…。
さすがです。
ここで、NPOが社会でどのような位置づけなのかということもアメリカ系とスウェーデン系というのがみえてきました。
私はといえば、現場の声として机上で作られたものでなく現場を見て欲しいという願いですよね。
Sくんは2年間もツアーセンターを見てきたのだから、ヒシヒシとそれらが伝わったはず。
ぜひ、論文に活かして、そしてさらに、職場(三重県)でもっともっと活かして欲しいと思います。
パーセント条例を含めて行政の助成などは大概が事業に対してのものが多いですが、本当は運営に関わるものに対してのものが本当は喉から手が出るほど欲しいのが、NPOの正直なところ。
ま、事業への支援の方が、結果が見えやすいというのは分かるんですけどね。
毎年毎年新しい事業に対しての助成があっても、一年で終わってしまう事業ではただの打ち上げ花火にしかすぎません。
運営がなりたってこそ、いい事業ができると私たちは思うのです。
そこの部分、センターに限らず、NPOの課題ですよね。
各立場(行政・学校・NPO)が集って話をしたからこそ、いろんな実のある話ができました。
とてもいい時間でした。
いい機会をありがとう、Sくん。