HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

初穂曳にて、サポート隊復活!

2007-10-20 12:00:05 | お木曳き・式年遷宮
10月15日(月)は外宮、16日(火)は内宮にて神嘗祭が行われました。

年間1500回以上もある神宮のお祭りの中で最も重要な、神宮の正月とも言われる位置づけです。
いわゆる五穀豊穣のお祭りあります。

神領民(伊勢住民)は、その神嘗祭に今年収穫されたお米を神宮に奉納する初穂曳(はつほびき)を行います。
20年に一度の遷宮に向けて行われるお木曳や白石持行事の技術継承の意味もあるんです。
忘れないようにね、身体で覚えます。

この初穂曳も、近年は「一日神領民」を受け入れています。
ということで、以前の日記に書きましたが、数ヶ月前に行っていた「サポート隊」復活であります。

懐かしいメンバーが一致団結で、1100名ほど来ていた方たちが怪我がないよう、満足していただけるよう、おもてなしをするのです。

時間は少し違うけど、コースも集合場所も同じ。


集合場所には猫ちゃんも来ました


フツフツとよみがえってきました。
コレと、アレと仕事があって、コレに気をつけて、こんな方がいたら、アレしてコレして…。

始まって、やはり、車椅子を借りたいお客様が数名。
ちゃんと用意できています。
カメラを首から提げて一生懸命曳いている人がいます。
記念撮影をさせていただきました。

 
盛り上がっているときって写真を撮っている暇がないので、あまり動きのない写真でゴメンナサイ


奉曳が終わり、初穂の奉納ため、外宮の五丈殿にみんなが並びます。1000人以上並ぶわけですから、じっと立ったまま待つ人がいます。
気分が悪くなる人もいます。
声をかけて、リラックスしてもらいます。
えらかったら、座ってもらいます。
影に移動して、休んでもらいます。
電動車椅子を持ってきて、その後の参拝時に使ってもらいます。
神宮側も、そういった人たちに配慮していただき、皆さんより先に御垣内参拝をさせてくれたりもしました。

たくさんの人たちの目で、色んなサポートが行われていました。


思い返せば、18歳ぐらいから初穂曳には参加させてもらっていますが、それまでは「曳いて楽しむ側」でした。
思う存分楽しみました。
将来、こういったことすることは、その頃は考えていませんでしたね。

今は友達が集る祭りのグループに入らせてもらってこうした場に出向くのですが、「曳いて楽しむ側」から「おもてなしする側」へ移行しています。

でも、とても楽しいです。
祭りの楽しみ、伝統の大切さを、地元の人はもちろん、初穂曳に参加していただいた以上は伊勢志摩のよさをさらに感じていただければ…と。

そんなわけで、一日神領民のおもてなしを行い、午後からは沖縄のエイサーや阿波踊り、郡上おどりなどなど奉納のため、全国から集った本場の伝統ある祭りを少しほろ酔い気分で見学。

 
一生懸命は、みんなオトコマエ&美人に見えます


どこも迫力あり、みな自分ところの祭りに誇りをもって、踊っていました。

やっぱり本物はいいですね。


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