ハローウィンは、20年前は有名なイベントではなかった。
せいぜい、人型にくり貫いた「かぼちゃ」や、それを描いた絵ぐらいでした。
2004年当時は、川崎駅前のチネチッタと言う映画館の施設の周りで、細々とハローウィンの仮装が行われていました。
私がハローウィンの詳細を知ったのは、1992年、アメリカに留学していた高校生が、近所にお菓子を貰いに行ったところ、不審者と間違われて銃で殺された事件がキッカケです。
この事件の詳細は、ここを参照:
この事件で、初めてハローウィンの風習(お菓子を貰いに近所を回る)を知ったのと、近所の人が、フリーズ(Freeze)と言ったのが、意味が分からずに停止しなかったため、殺されたこと。
英語のフリーズには、止まれという意味があることをこの事件で、私も、初めて知りました。
英語圏では、子供たちが「Trick or Treat(トリック・オア・トリート)」 という言葉、直訳では「いたずらか、ごちそうか」で、聞いている側としては「ごちそうをくれないと、いたずらしちゃうぞ」というニュアンスに聞こえる言葉を唱えながら家々を訪ね、菓子を集めて回る習慣です。
日本の留学生も英語圏の習慣を取り入れて、仲良くしたかった行為かと考えます。
この「Trick or Treat」もこの時、知りました。
今年の渋谷のハローウィンを見ると、本来の姿とは違う、日本の独特な行事になってしまいました。
軽トラックを倒す、渋谷の飲食店が閑散とする、ゴミが散らかっている等の行為が散見されては、良い行事とは思えません。
行き過ぎたことは改めるべきです。
日本人は、色々な国の文化を取り入れるのが、上手ですが、今回の騒ぎを見る限り、上手とは思えません。
渋谷を聖地化せず、どこかの公園で開催するようにした方が良い気がしました。
私が、売るがための行事として認識しているのは、次です。
・2月の節分の恵方巻き。そもそもは、関西の行事でした。1992年関西に赴任した時に知った関西の習慣でした。
・10月のハローウィン。
・2月のバレンタイン・チョコ。3月はお返しのクッキー。私が学生の頃は、無かった。
・11月のボジョレーヌーヴォ解禁。
・今後、取り入れられそうな4月のイースター祭り(復活祭)。
個人的には映画「イースター・パレード」は、好きな映画ですが。
このブログを書きながら、私からの提案です。
ハローウィンは、「ハローウィン・パレード」にする。
渋谷の交差点から、Parco前を通り、代々木公園まで、誰か有名なアーチストによる作曲で、その曲に合わせてハローウィンのパレードをすると言う案は、如何でしょうか?
騒動も起きなくて、参加者も観客も一緒に楽しめるパレードになるような気がします。
できたら、映画「イースター・パレード」のような優雅なパレードになって欲しいです。