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検察庁の失態(ゴーン被告国外脱出)

2020-01-02 | ブログ

日産の前会長ゴーン被告が、無断で国外に脱出。

現在、レバノンにいます。

驚いたのは、このニュースが報道された直後の12月30日には、脱出した飛行機を特定し、その飛行ルートを推定している人がいたことです。

その動画が、これです。

https://www.youtube.com/watch?v=KbheXZa5I9k

タイトル:カルロス・ゴーン氏の逃亡劇?トルコへ向かう怪しいグローバルエクスプレス Carlos Ghosn? getting away from Japan【Flightradar24】

 

それにしても、日本の検察、入出国管理が甘いことが分かりました。

一部の情報によると、楽器箱に入っていたとのこと。

出国の際、箱の中を確認する行為が無かったことになります。

事務的に、箱ごと、X線検査をすれば、箱の中に人がいたかどうか分かったと考えます。

箱ごと、強力なX線検査すると伝えたら、箱に入っての脱走は無かったかと考えます、

一方、法務省と厳しい保釈条件交渉をして、ゴーン被告の保釈を勝ち取った敏腕弁護士の名も汚しました。

 

保釈人を保釈金(ゴーン容疑者は15億円)だけで縛っても有効でないことが証明されました。

これからの検察等の対応では、海外と同じように、足首等にGPSを着けることが必須条件になることでしょう。

ゴーン容疑者は、日本に戻ってくることはないでしょう。

多分、今回の逃亡で、逃げ得を世間に示してしまいました。

法治国家とは、法治を守ることが大事ですが、法治を維持する体制も大事です。

2つのパスポートを持ち、一つは弁護士に預け、残りの一つは、鍵付きで本人・或いは本人の近辺の人が所有していたとは、驚きです。

手錠をした犯人に、その手錠の鍵を渡した状態だったということですよね。

今迄の経験値で治安国家を維持できると胡坐をかき、法治国家を維持する努力を検察等の国家機関が、その実情を把握せず、現状の体制を放置していたことが、今回の逃亡の原因の一つかと考えます。

 

国外逃亡の前振り事件?:

大阪では、保釈人を逃がすという事件が2件ありました。

あの事件の詳細を知って、日本では、簡単に逃げられると考えた人がいたとしても不思議ではありません。

どちらも、保釈人を逃がすと言う点では、共通しています。

外国人には、日本人のお人よしが見えたのかも知れません。

 

閑話:

ほうち:法治 → 放置 → 報知。

法治国家が、それを維持する体制の欠陥を放置し、容疑者を国外に脱出されるとメディア等で世界中に報知される。

 

なお、放治という言葉もありますが、これは、放射線治療の略語です。

 

追記:

私が考えた、保釈金の15億円の活用方法:

・保釈金15億円を、ゴーン容疑者を日本に連れ帰った人への褒賞金として渡す。

 映画情報ですが、アメリカでは、保釈中に逃走した人を警察に引き渡す制度がありますね。今でもあるのかどうかは分かりませんが。

 非合法で出国した人を、非合法で入国させても、合理的な説明がつくかとも考えます。つまり、元の状態に戻したという事です。

・年間3億円、最低5年間で総額15億円。入出国管理を強化するための人件費として計上し、入出国管理の要員を増やし、再発防止の強化を図る。


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