日本語は、同じ読みで漢字が異なるのが多い。
特に人名で多いです。
例えば、次の漢字です。
しま:島、嶋、嶌。
さいとう:斉藤、斎藤、齋藤。
たかはし:高橋、髙橋。
いずみ:泉、和泉。
私が、区別するための呼び方は、次の通りです。
嶋は、やまどり(山鳥)の嶋(しま)さん
嶌は、山冠の嶌(しま)さん。
斎藤は、中が示すの斎藤さん。
齋藤は、Y字と刀の齋藤さん。
髙橋は、ラダー髙橋さん。ラダーは、梯子です。
和泉は、わいずみの和泉(いずみ)さん。
特別な漢字の姓の方の名簿を作る時、私のこの字は違うと言われます。
本人の戸籍上の名前なので、丁寧な対応が必要となります。
逆に、人名漢字の柔軟な対応振りが、面白いです。
閑話:
今日の話題は、バトミントンの髙橋さんの引退会見をTVで見ていて、思いつきました。
髙橋さんは、ラダーの髙なんだと思わず、口ずさんでいました。
一方、一部のメディアでは、これらの姓名に鈍感なところもあります。
普通に、高橋で字幕表示しているメディアもありました。
追記:
辻さんの「しんにょう」は、1点(辻󠄀)、2点(辻)と言うことがありました。
タイトル:「つじ」の「しんにょう」は1点? 2点?
→ https://mainichi-kotoba.jp/blog-20171223
これは、最近出てきた問題ということが分かりました。
私たちの知っている「つじ」さんは、1点しんにょうの「辻󠄀」さんでした。
そんなことを言っていたら、「しんにょう」も、学校で習ったときは、「しんにゅう」でした。
詳細は、ここを参照してください。
https://g2015graman.top/archives/14001.html
この記事では、江戸時代は「しんにゅう」で、明治以降「しんにょう」とありました。
私は、江戸時代の人間ではありません。
昭和の国語の教科書では、「しんにゅう」でした。