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アパート経営のドキュメント

2020-03-28 | シンキング

3月26日に某NHKで放送された「あなたのアパートは大丈夫?」を見ました。

三重県の津市には、レオパレス銀座と言われる場所があるようです。

見渡す限り、レオパレスのアパートが立ち並んでいました。

http://tsucity.info/society/1460/

この番組で放送されていた映像の場所と同じに見えます。

 

電話で、儲かりますという話があると、私は、必ずその会社の人に言います。

・何故、儲かる話を私にしてくるのですか?

・何故、そんなに儲かるのに、自社で運用や管理や投資をしないのですか?

大体が、返答がありません。

儲かるのは、第三者に販売するから、その会社が儲かるだけだからと考えます。

 

アパート経営で儲かるなら、自社物件で賃貸業をしたら良いはずです。

会社の資産が固定化されるので、お勧めしているとか言うのは、おかしな話です。

固定化しても、儲かるなら投資すべきです。

株等の金融商品も一緒です。

大体、儲かる株を教えてくれること自体が可笑しいです。

儲かるなら、自社で投資したら良い話です。

証券会社は、そもそも、売買手数料収入で儲かる仕組みです。

個人が、儲かるかどうかは関係ありません。

 

投資して良いかどうかは、自分で儲け話を見つけた時の対応を考えたら良いと思います。

儲かる話を、知らない第三者に教えますか?

知らない第三者に勧誘しますか?

万が一、教えるとしても、親族か、親しいお友達までです。

また、絶対に儲かる話はありませんので、そんな話を親しい友達らにして、損をさせて迷惑を掛けさせたら困るなと考えます。

つまり、儲かる話を見つけたとしても、誰にも連絡しないという事です。

 

結局、見ず知らずの会社から、電話で儲け話の勧誘は、本来はあり得ないことになります。

そうは言っても、本屋に行けば、儲かるアパート経営みたいな本が売られています。

そういう時は、マクロで市場を見ることです。

今、日本には、空家が850万戸あります。

需要より、供給過多です。

インターネットで、住宅戸数を検索すると、国土交通省のHPが検索されます。

https://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html

この表にありますように、普通世帯数 約5230万世帯に対し、住宅総数は、約6060万戸あります。

居住世帯のない住宅(E)は、約850万戸。

この数字をどう読むかです。

持家比率は、この52年間、約6割で一定です。

この比率が一定だったのは驚きです。

賃貸で暮らしている世帯は、約2100万世帯。

この世帯の人たちの新規需要があるかどうかをどう見るかにかかります。

賃借している人は、マイホームを持ちたいと考えます。

アパートには住みません。

収入が良くなったので、良いアパートに転居したいと言う人は、いるかもしれません。

賃貸物件は、アパート以外にマンションもあります。

良い部屋に住みたいと考える人が、全て新しいアパートに向かうかどうかです。

地域によっては、賃貸で住みたいマンションは、有るかも知れません。

美味しい話には、眉毛に唾でも付けて、マクロで考えましょう。

 

それにしても、30年家賃保証しますと言って、建物を建てさせ、10年後に急に梯子を外すような家賃収入の減額を提示する会社の営業方法は、酷いです。

何のための会社経営なのか?

ビジョンのない会社と考えます。

 

閑話:

レオパレスの企業理念は、次の通りです。

https://www.leopalace21.co.jp/corporate/philosophy.html

素晴らしい企業理念です。

さらに、社是では、最後に「全て社会の為に」とありました。

TVで放送されていた内容は、多分、間違いだったのでしょう(?)ネ。

 

追記:

東建コーポレーションのアパート経営に対する質問の回答

https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1319712683/

アパート経営は、簡単に、上手い話とはならない様です。

 

転貸借(サブリース)について:

https://gentosha-go.com/articles/-/17563


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