今日(4月13日)の日経新聞の記事:
説明が難しいので、日経新聞記事を転載。
宇宙の急膨張 裏付け
誕生時の重力波 痕跡観測
米カリフォルニア工科大学などの研究チームが今年3月、宇宙誕生直後に発生した重力波の痕跡を世界で初めて観測したと発表した。詳しい検証が必要だが、確定すれば、宇宙が誕生直後に急激に膨張したというインフレーション宇宙論を強く裏付ける。佐藤勝彦・自然科学研究機構長(68)が30年以上前に提唱した理論が証明されようとしている。
「2020年ぐらいまでかかると思っていたので、びっくりした」。こう話すのは独マックスプランク研究所の小松英一郎・宇宙物理学研究所長だ。今回のような観測は非常に難しく、世界中で競争していた。
重力波とは、重力による時空(時間と空間)のゆがみの振動が伝わる現象で、アインシュタインが一般相対性理論で存在を予言していた。特に、宇宙誕生時に起きたインフレーションによって発生した重力波を原始重力波と呼ぶ。
米国チームは南極に設置した「BICEP2」望遠鏡で、重力波そのものではないが、ビッグバンの名残で宇宙のあらゆる方向から降り注ぐ背景放射と呼ぶ電波を観測、その中に隠れた「Bモード」という特殊な信号を検出した。
宇宙は138億年前のビッグバンで誕生したとされる。それをもっと詳しく調べ、ビッグバンがなぜ起きたのか、その直前はどうだったのかを説明するのがインフレーション宇宙論だ。1兆分の1の1兆分の1秒よりさらにわずかな時間に、1兆倍の1兆倍よりも大きく急膨張したという。
(省略)
大栗所長が研究しているのは物質などの最小単位である素粒子が点ではなくひもと考える超弦理論。物理学者たちは一般相対性理論と量子力学を統合することを大きな目標にしている。つじつまが一番合うのが超弦理論とされるが、実験できないのが難点だった。今回の結果が正しければ「次世代の精密な観測により、超弦理論を検証する道筋が見えた」と考える。
(以下 省略)
物理学では、理論ができて、その後、各国の研究者によって検証される。
こういう風に、まず、理論があって、いずれ、検証されると言う、そういう理論があってもいいかなと感じた新聞記事でした。
小保方さんのSTAP細胞も、ひょっとしたら、これぐらいの論文内容かもしれない。
理研の特許申請との絡みもあるので、直ぐに証明できなさそうであるが、刺激を与えたらSTAP細胞ができると言う理論なので、他の研修者に検証してもらうのも良いと考える。