古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

田舎暮らしの秋は心がしっとりします。

2017年11月21日 01時18分37秒 | 古希からの田舎暮らし
 毎年10月末には裏山にやってくる雌のジョウビタキが、今年は姿を見せません。「ヒッ!ヒッ!」と火打石を打ち合うような鳴き声もきこえません。「裏山は彼女の縄張りだった」のを遠慮してか、ほかのジョウビタキもやってきません。畑やほかの家のまわりでは、今年もジョウビタキを何羽も見掛けているのに残念です。遠い北の国からやってくる途中なにかあったのか。年老いたのか。
 仕方がないから去年までに撮ったジョウビタキ(雌)の写真をアップしましょう。畑がヒマになり、裏山で仕事をするようになると、見守るようにそばに寄って鳴いてくれたジョウビタキです。
 
 2月のおわりから3月はじめに鳴きはじめるウグイスを待ちます。
 夜中にウッドデッキに出てみたら薄雲はところどころにかかっていますが、星空でした。全天で一番明るい星・シリウスが瞬き、冬の大三角がくっきり見えます。
 裏山もまわりの山山も、クヌギやコナラの落葉しきりです。風が吹いて雨のように落ちる落ち葉。音もなく、しずかに落ちる一枚の落ち葉。それが毎日毎日つづき、やがて山山は灰色になります。ハンモックを吊るして寝て、体が落ち葉に埋もれていく。「いいな」と想像するだけです。寒いしね。
 裏山に掘った池=ビオトープに、落ち葉が入らないように動物ネットを張った年もありました。いまは池に落ちるにまかせています。落ち葉が落ち切ってしまったら池を掃除します。メダカは気まぐれに餌をやっても、やらなくても、元気にしています。
 道子さんはタマネギを植えました。あの広い畑ではたぶん最後のタマネギになります。ぼくは寒いから畑に行かず、喪中はがきをプリントしました。5月に13歳下の弟が急死して半年になります。
 
コメント (2)
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