古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

16日は神社にお参りする日でしたが……。

2019年03月17日 02時28分06秒 | 古希からの田舎暮らし
 毎月16日は、うちの村の『大将軍神社にお参りする日』です。カレンダーに記入して、絶対忘れないように気をつけています。しかし「身内が亡くなるとお参りできない」と聞いていました。
 念のため村の親しい方に電話で尋ねたら …… 。
「親が亡くなったら一年間はお参りできません」
「母は100歳を超えて天寿をまっとうしましたし、めでたいことですけど」
「それでもお参りでしません」
「裏山の〈祇園さん〉〈愛宕さん〉、八幡神社(うちの村の氏神さま)もですか」
「ええ、そうです」
 ショック!
 道子さんは、〈我が家/萠ちゃん一家/大志くん一家〉と3軒の一年間の袋(奉納と書いてそれぞれの干支を記入する)を用意して、今年も『毎月お参りの皆勤賞』をねらっていました。
 また裏山の祠は我が家のお気に入りでして、〈年末の掃除と注連飾り・新年のお参り〉それに当番の登られる〈7月14日/24日〉のお参りはたのしみでした。
 それが今年から来年3月まで禁止になる。田舎暮らしのたのしみの一つだったのに、それを取り上げられたような気分です。
 お寺参りだったらいいでしょう。
 この機会に「美嚢郡三十三ヵ寺巡拝をしよう。足を引きずってもゆっくりお参りすれがいいから」ということでちょっと気分が落ち着きました。

 きのうはコスミック・ホールで日本センチュリー交響楽団の音楽会がありました。
 スメタナの『モルダウ』/エルガーの『威風堂々』(地元中学生のブラスバンド・第九合唱団も加わって)とこころのほっこりする演奏会です。
 久しぶりに生の音楽を、コスミック・ホールで聴ける。こころよいひびきに、自然に涙が流れます。
 葬式の次の日ですが、文字通り天寿をまっとうした母に、世話をした道子さんとぼくに、何の悔いもありません。からっぽのこころに、音が満ちて、いい気持ちでした。
 
 
 
コメント
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