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理科に明るい大志くんのおとうさんがロケットをつくりました。圧力に耐える炭酸水のペットボトルや水道のカチット栓や空気入れなどをつかって。空気の圧力で水を噴射して飛ぶロケットです。みんながそろった日曜日の夕方、雨があがり、星陽グランドの駐車場で飛ばすことにしました。おじいさんおばあさんも軽トラに乗って見に行きました。
写真は発射まえ、足踏みポンプで空気を入れているところです。このあとみんなでカウントダウンして発射させました。50メートル以上飛び、その迫力はちょっとしたもので、大人が見ても「ホーウ!」と感心します。
さて5回にわたり動物児童文学『千子の夏休み』を読んでいただき、ありがとうございました。モルモットについてもアライグマについても、「動物の適正飼育」を訴える団体の提灯持ちみたいな物語になってしまいました。なおアライグマですが、去年三木市で800匹捕まえたそうです。(市の農業振興課で把握している数です)市は「少なくともその2倍はいる」とみているそうです。(ぼくは、「そんなもんじゃないだろ」と思いますが)捕獲数を見ても、ぼくが物語を書こうと取材した4年前より300匹増えています。
では、うちの畑に仕掛けた檻はどうなったか。
○ 1晩目 …… チキンラーメン・三笠饅頭を切って踏み板の奥に置く。だれもノータッチだった。
○ 2晩目 …… えさだけがきれいになくなり、檻のふたはそのまま。動物なら踏み板まで入ってこないと饅頭やチキンラーメンは食べられないはずだが、体重の軽い動物が入ったのだろうか。と思案してカラスにやられたという結論に達した。「カラスのヤツめ! 苦心して仕掛けたのに邪魔しやがって!」と無性に腹が立つ。道子さんに「カラスと同じ土俵で相撲とってるね」といわれても怒りはおさまらない。そこで絶対にカラスに食べられないよう檻のまわりに杭を打ち、テグスを張りめぐらした。
○ 3晩目 …… 朝見に行ってみると何かかかっている。白と黒の猫だった。猫にも腹が立つ。邪魔するな!
しっかり反省させようと晩まで檻に放置することにした。でも畑仕事をしていると気になって、10分ほどでふたを開けて逃がしてしまった。道子さんが「どこの猫か後をつけて調べたらいい」と言ったけど、脱兎のごときスピードで村の墓に逃げてしまった。
アライグマの大好きなスイカは、テグスを2本張っているだけですが、いまだに無傷で転がっています。どう考えてもあのピンクタイガーの『にらみ』が効いているとしか思えません。もっと増やそうかと思います。