古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『グラミン銀行』の存在を知りました。

2025年02月14日 16時19分05秒 | 古希からの田舎暮らし
 絵本作家・佐野洋子と漫画家・西原理恵子(さいばらりえこ)の対談する本を図書館で借りて読んでいたら、『グラミン銀行』というものが出てきました。ぼくは知りませんでした。その対談部分を引用してみます。


西原  …… 。 私が今、いちばん好きなのが〝グラミン銀行〝の話。
佐野  え、何、何?
西原  途上国では何百年も前からその日暮らしをしている人が、 …… 何世代も貧乏のままなんですね。お母さんに売春させて、お父さんはヤク中で死ぬ ……。グラミン銀行というのは、そういういちばん貧しい人にお金を貸すシステムなんですよね。それがバングラディッシュで成功してるんです。  ……
佐野  (手帳を出して、メモしようと)えーと、何銀行だっけ?
西原  グラミン銀行です。経済学者が貧困を救うために始めたんです。借りた人がきちんとお金を返したということで、世界中がびっくりしたんですね。貧困が解消されつつあるというのは、希望の星です。

※ 対話文の途中に説明文が入っています。
 バングラディシュのムハマド・ユヌスさんが1983年に創設。まず人々が5人ほどでグループをつくり、そこに低金利・無担保で融資。わずかなそのお金(一件の平均融資額は67ドルほど)で機織り機などを借りることで商売のきっかけをつくり、貧困からの脱出を支援するというシステム。「貧者の銀行」として知られ、このシステムは現在60カ国以上で採用されている。(2006年、ノーベル平和賞を受賞。)

西原  いちばん貧しい人に貸すというので、誰になったかというと、女の人になったんです。物乞いや売春で暮らしている女性たちに貸す。 …… そうすると、何代にもわたる負のスパイラルが、そこで初めて断ち切られる。  ……

 今は離婚が多くなり、子どもをもった女性が貧困に直面することが多くなっています。日本にも「グラミン日本」が立ち上がっているのか。ネットで由来や現状を読んでみようと思います。
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