裏山の頂上には、萌ちゃんと大志くんが幼い頃に祠をつくりました。道子さんは太腿の筋肉を鍛えるために毎朝、山頂まで登って拝みます。道子さんの信心で、神さまも本気になられるか。
立ったままでなく、膝をついて拝むのは、高齢の人にはきびしいものがあります。そこで拝むためのベンチをつくるようにたのまれていました。
こういうエエカゲンな大工仕事は、ワタクシはメシより好きです。早速イメージを浮かべ、材木を切り、クレオソートを塗って、ベンチを仕上げました。
今日は、畑や裏山の草を刈っていたら、雨。草刈りの気持ちがなえてしまいました。一度気持ちがなえると、老人は次の立ち上がりが遅い。「してもせんでもええようなこと」だからでしょうか。
で、ベンチをつくったというわけです。
昨日は音楽会で「ふわっ!」とした気分になりました。みんなコロナで大変。音楽家も大変でしょうね。力がおちないように練習しても、なかなか聴いてもらう機会がないし。
ぼくも、裏山の祠にときどきお参りして、コロナ退散を拝みます。