104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

僕たち地球防衛組

2005年10月06日 13時36分50秒 | Weblog
 昨日、ビデオの整理をしようと見返していると、スーパーロボット対戦GCのCMを久しぶりに見ました。昨年の末ぐらいに発売された作品なのでそれほど古くはないのですが、それを見て思わず絶対無敵ライジンオーが見たくなってきました。ロボット大戦に見切りを付けて数年、このGCだけはライジンオーが出るとあってプレイしたい衝動に駆られたのを憶えています。ゲームキューブ持ってないんですけどね。

 さて、件のライジンオーなんですが放送されたのは10年以上前、私は小学2年生でした(年がバレる)。とりあえず衝撃的だったと言っておきます。
 居残りで授業を受けていた陽昇学園の5年3組に突然ライジンオーと呼ばれるロボットが落ちてきます。本当ならそこで大惨事となるわけですが、操縦者であるエルドランは最後の力で生徒達(正しくは児童ですが)にライジンメダルを託して消えてしまいます。5年3組の面々は地球防衛組となって五次元から来たジャーク帝国と戦うわけです。
 5年3組は18人、90年代の前半ですでに少子化の波が押し寄せています。1、2組も同じ数なら27人の2クラスにすべきなのですが。まぁそれは置いといて、クラスの面子も結構多彩です。酒屋の息子、お受験の準備をさせられている美少年、オカルト大好き少年、この3人がライジンオーを操縦します。これだけなら大して珍しくもないのですが、他の15人はオペレーターや司令として教室に待機しています。つまり、クラスの誰かが戦うのではなく、クラス全員で戦っています。しかも18人全員いなければ合体できないというオマケつき。

 それだけでも衝撃的だったのですが、発進シークエンスが素晴らしい。ライジンオーは剣王、鳳王、獣王という三体のマシンが合体してできるのですが、普段は学校の敷地内に隠されています。剣王は校庭のトラック(100mの直線のところ)、鳳王はプールの下、獣王は体育館の床下という具合です。戦闘時は5年3組の教室は司令室になります。校長先生から放送が入り、各自のメダルを机にはめ込みます。すると校舎自体がパックリ割れて教室が地下にスライドしたりもします。何より、各自の机が開いてディスプレイとパネルが出てきたり、教室の床があの四角いタイルが作戦本部なんかにおいてある戦闘地図になるのが最高です。当時は「あんな風になったら持ち物減るのに・・・」とか思っていました。ちなみにパイロットの3人は掃除道具箱や床の一部から各機のコックピットにシュートされます。サンダーバードやサクラ大戦のイメージでしょうか? この一連の動きに非常に感銘を受けたのを憶えています。

 敵の登場シーンも中々。五次元人のベルゼブ(堕天使との関係は不明)の部下であるタイダー(別に怠惰なわけではなかったはず)が日昇町にアークダーマと言うものを投下します。これは人間の「迷惑」という言葉に反応して具現化します。例えば「排気ガスが迷惑」と聞くと排気ガスを撒き散らすジャーク獣になるわけです。本当に迷惑ですが、結構5年3組の面々がジャーク獣発生の原因になっていたりもします。

 この後に元気爆発ガンバルガー、熱血最強ゴウザウラーというエルドランシリーズを作ることになった作品です。勇者シリーズの裏でサンライズはこの作品も手がけていたので、つくづくサンライズの最盛期は90年代だなと思います。現在も恐らくスカパーやケーブルで放送されていると思いますし、DVDボックスも出ていますのでよろしければ是非一度ご覧になってください。

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2 コメント

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Unknown (オゴト)
2005-10-06 20:51:27
懐かしい…これ後期の方に主人公が機械化しちゃうんですよね。段々体の中が機械になり、最後はロボットそのものになってしまうという。ラストは校舎と一体化していたライジンオーをエルドランが持っていってしまい、その時の校長の嘆きが妙に記憶に残っています。

発進シーンは後のガンバルガー、ゴウザウラー共にすごく印象的でした。ゴウザウラーでは滝の中から現れたりしてましたし。ただこの作品では、教室の床がスライドしている時の生徒達のリアクションがえり薄いのでもう少し表情をつけても良かったんじゃないか、と思います。
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訂正 (オゴト)
2005-10-06 23:39:10
失礼。主人公が機械になるのは熱血最強ゴウザウラーの方でした。
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