散歩道 - いつもと違う角を曲がればそれは新たな発見の始まり♪♪

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時々・・・自分の病気や障害の事でも・・・

糖質制限に思う・・・Part 1

2007年09月18日 21時38分24秒 | 病気の事(Diabetes Mellitus)
写真:街角ウォッチング:庭から脱出した鉄砲ユリ

自分の独断的思いで、完全に知識不足の偏った考え方でありますが、、この病気になって、当初、入院した総合病院の先生から指示された食事療法と運動療法は、マニュアル通りのウォーキング10000歩以上、食事療法は、BMIから算出した1日の総カロリー1600kcal以内でした。・・・

その後、栄養士さんから受けた1時間の栄養指導で、彼女が本を見ながら1日の炭水化物を11~12単位程度にして・・・残りを振り分けて、バランスよく食べなさい・・・。この時の1時間の指導で、自己流の炭水化物の量を固定(当初、ご飯3.5/4.0/3.5単位に固定)して、その他をバランスよい食事をする目的の食事療法が始まりました。

退院して、HbA1cが下降線をたどり、安定し始めたかなと思う頃、あなたの場合、どこの病院でもOKだから地元の病院に行けばと一方的に追い出されてしまいました。その後、地元でもこの病気の治療では有名な先生のいる総合病院に行きましたが、2度目の通院で、先生から受けた食事療法は1800kcalまでOK。でも、ここも、HbA1Cが安定しているからと、この病院に通うほどのことではないと追い出されました。

結局、総合病院二ヶ所から追い出され、病院不信に陥っていたところ、現在通っている、地域密着型の小さな病院の開院の為の内覧会案内を見つけ、内覧し、こちらに安住しております。ただ、最初の病院で受けた時以外は、食事療法/運動療法関連の指導は、受けていないのですが・・・ただし、太ることは厳禁と・・・基本的には、定期的な血液検査による、経過観察が主な診察でしょうかね。定期的に訪れる武蔵野日赤の先生の診察に当たると、薬を使ってでもHbA1C5.8%以下が望ましいと指導を受けています。

この病気になって、3年目を迎える今、最近まで安定していた「HbA1C」も徐々にですが、崩れ始めているような気がします。途中で、1日の炭水化物の量を3.5/3.5/3.0の10単位に減らして、総カロリーは、1600kcalのまま、特に食事に大きな変化もなく普通なのに・・・徐々に、HbA1cが上昇し始めているような感じがします。その分、散歩で微調整しているような気が・・・

私の病気は、炭水化物を含む食事をすると、血糖値が急激に上昇します。健常な方の場合は、上昇しても腎臓からインスリンが出て、安定的に働き、血糖値を140mg以下に抑えますが、私の場合、その機能に問題があり、ほんの少ししか働かない(インスリンの出が少ない)ので、上昇した血糖を効果的に下げてくれず、高血糖状態が続き、問題になります。

なぜ、問題になるかと言えば、高血糖が続くと血管を無条件で傷つけます。今は特に問題が起きなくても、将来的には、脳卒中や脳溢血、腎不全、心筋梗塞等さまざまな合併症を生み出す大きな要因になります。また、失明、足の壊疽等その他様々な症状が現れてくる場合があります。

その治療の一環として、少ないインスリンが効率的に働くように、また、急激な血糖上昇を穏やかにあがり、食後2時間程度で、適度に下がるように、食事療法と言う一種の治療を取り入れています。この食事療法は、工夫して、バランスよく食べることによって、穏やかに血糖を上昇させ、体内の中性脂肪や脂肪、コルステロール、体重等を適正な数値にして、少ないインスリンを効率よく働かせるための治療です。

しかしながら、言葉的に治療とは言え、この病気は、一生涯治りません。食事療法も一生涯続きます。その為、日ごろから血糖と仲良く付き合って、たまの暴走には目を瞑り、なるべく、血糖値が平準化するような食事療法になります。その秤となるものが「HbA1c」(ヘモグロビン・エイ・ワン・シー)。一般的には、血糖値1~2ヶ月の平均値だと言われています。

この血糖上昇の一番大きな原因は、炭水化物に含まれる糖質です。炭水化物を食べると血管に糖質が取り込まれ、通常は、急激に増える糖をインスリンが分解してくれるのですが、このインスリンの出が少ないと、血管に糖が溜まり、血糖が急上昇していきます。これが高血糖です。

ただ、糖質は、脳を掌る重要な物質で、一般的には40~60%を摂食せよと言われています。また、日本においては、この糖質を大量に含んだ食べ物が主食なんですよね。お米(ご飯)や小麦粉(パン等)の穀物類や大量に澱粉含まれるお芋類(ジャガイモ・サトイモ・サツマイモ等)なんか・・・

糖質は、それ以外に砂糖等の甘味系や果物に含まれる果糖なんかもそうですね。一般的に、二型な方は、糖質1gで、血糖は3mg上昇するとの事。現在、病院等で受ける、一般的な食事療法による治療は、総カロリー制限制をとっています。

これは、基本的に、過食を避け、バランスのよい食事を心がける事により、中性脂肪等、全般的な脂肪を減らし、体を適正水準に持ち込み、インスリン抵抗性を改善する事にあるかと思います。この食事療法に運動療法を加えて、取り組めば、太りすぎの方の効果は、絶大だと思います。多分、普通に大食いしていた時より、血糖は下がります。

反面、最初から瘠せ型の人に、総カロリー制&運動療法はどうなんでしょうか?基本的にインスリン抵抗性の改善って、あまり考えられないし・・・瘠せなんで、体重を減らさずに、反対に太るか現状維持しなければならないし・・・食事療法や運動療法を取り入れると相反しますよね。

瘠せな人でも、炭水化物をちゃんと取っていると、膵臓から必死にインスリンを出し、徐々にインスリン誕生の元となるベータ細胞が破壊され死滅して行くのではないかと思います。最終的には、自己分泌のインスリンでは、対応でき無くなり、血糖値が上がり始めると思われます。自己で対処出来なくなるとインスリン導入なんですよね。

一般的には、食事療法を始めて10年程度が一つの節目だと言われていますが・・・どうなんでしょう。但し、この10年は、食事療法や運動療法に取り組まない場合は、この時期は早まるでしょうね。

私も今は、食事全体量の50%前後の炭水化物をしっかりと取っていますが、将来的には、多分、インスリンは枯渇するでしょう。当然、その前に、本格的に糖質制限食を取り入れようと思っています。しかしながら、糖質をほとんど取らなくて大丈夫なの・・・って、糖質制限を疑問しする声も多く聞かれるのも事実。でも、一般的に言われている体や脳に対しては、影響は、出ないようですが・・・

米国では、既に治療として取り組み、成果をあげているようですね。日本でも徐々にですが、取り組み始めたようです。基本的には、食後、急上昇する血糖値を如何に押さえるかですね。血糖値200mg越えが起きれば、血管はダメージを食らいます。よって、それ以下に抑える事が一番の目標になります。それも自己分泌のインスリンを余り使わずに・・・

個人的に経験した限りでは、確かに一週間程度でも炭水化物を取らない食事をすると血糖値は安定します。しかしながら、日本人の性質なのかご飯等の炭水化物を食べないと物足りなさを感じて、反対にストレスの元かも知れません。でもね。一般的に、炭水化物の中に含まれる糖質の90%超、たんぱく質の50%、油の10%が血糖になるといわれているんですよね。

糖質制限食については、こちらの2つのBlogがとても参考になります。

あらてつの糖質制限な日々
http://ktkky.blog94.fc2.com/

ドクター江部の糖尿病徒然日記
http://koujiebe.blog95.fc2.com/

Part2に続く・・・

天気:晴れ夜一時霧雨
気温:最低温度:23.7℃ / 最高温度:28.7℃
ウォーキング:16426歩 / 消費カロリー:479.40Kcal
歩行距離:約10.68km