数日前に買っておいたスイカ苗、そのままビニールをかぶせておいたところ、予想以上に枝が伸びていたのであわてて植えることにした。
昔から、「スイカは大玉で赤くなければ、スイカを食べた気がしない」のが自分の感性となっている。年とともに食べ物の嗜好や感性が変わるが、スイカだけは、なぜか今も変わらない。
持ち運びや冷蔵庫の関係で中玉や小玉のスイカばかりの時代になってきたが、自分が作りたいスイカは、店においていないような大きさのスイカ、最低でも8kg以上、めざすは10kg超。味は一口食べて甘いだけでなく、皮に近い部分まで甘いスイカ。
大きさと甘さを備えたスイカ、毎年作っても、満足できる年もあれば不作の年もある。スイカによって、大きさや甘さがバラつくこともある。野菜や果物作りの中で、もっとも思い入れが強いスイカ。
アライグマ対策用にネットで覆ってまで作るスイカ、手間暇かけて作るスイカ、不作の年は気分が落ち込む程。夏の風物詩がなくなるとさえ思えてくる。そんな期待を背負ったスイカ苗、3本の植え付けが終わった。「頼んまっせー、スイカさん!」