紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

今日は旧正月

2021年02月12日 | 田舎暮らし&家族

・・・旧正月・・・

幼いころの記憶がかすかに残っている。

お正月のお祝いが、「新正月」と「旧正月」の2回していたような「うっすら記憶」がある。

大人たちは、「新正」、「旧正」という言葉を使い分けていた「うっすら記憶」もある。

祖父は確か明治9年、父母は明治の終わりの生まれだっただけに、「旧正」に馴染んでいたのかも知れない。

 

・・・「しめ縄」 いつまで?・・・

1月下旬、自治会の役員が来られた時のことだった。

「この しめ縄 いつまで飾っとくん?」と聞かれた。

ドキッとした。

「ズボラな性分で、ついつい外すのを・・・」と言おうとして、咄嗟の閃きで、「ウン これっ 旧正月まで置いとくんよ。ハッハッハッ」。

一同、狐につままれたような表情で、「フーン そうなんや・・・」と。

60歳前後の人達だけに、旧暦は知っていても、旧正月なんて思いもよらない言葉に「びっくりぽん」していた。

年の功で、「しめ縄」放置を逃げ切った。

今日は、旧正月。

明日は、忘れずに「しめ縄」を外さなくっちゃ!

 

・・・独り言・・・

独りよがりな想像をしてみた。

しめ縄の気持ちは・・・

『私は、まだまだ元気。なのに、皆は半月もすればポイポイ捨てる。長く飾っておいてくれるのは、アンタだけや。おおきに。うらじろさんは疲れたみたいやから、交代させてあげて・・・』かも?

作った人は・・・

『藁を選りすぐり、心を込めてしっかりと編んだんや。長く使ってくれてありがとう。でも、来年は、また買ってや・・・』かも?

思う・・・

『毎年、新しいのを買っていたけど、「うらじろ」と「橙」だけを替えれば、来年も使えるやん・・・。出雲大社のしめ縄だって、何年も使ってるやん!』

来年は・・・

我が思いは、時と共に勝手気ままに移り行く。来年のことは、お天道様にしかわからない・・・