今、みかんが最盛期。
収獲されたミカンは家庭選別後、JA共選の光センサーで糖度などの品質をチェックして全国の市場に出荷される。昔からの地区の共選も残っている。個選もある。
幼少の頃は共選がなかった。ミカン農家だった我が家では、親父が木箱にミカンを並べたり蓋を釘打ちし止めていた光景がかすかに残っている。輸送手段は貨物列車だった。木箱に屋号を墨で刷り込むのを手伝った記憶が残っている。昭和30年代のみかんの値が良かった頃だった。
その名残からか、今も共選に加入せず個人で出荷する個選の農家もある。今風に、自分で販売しようとする農家もある。JA共選加入者は全量委託販売なので他には売れない。
直売所で販売されている「ミカン」は、JA共選に加盟していない農家のミカンが並ぶ。JA共選の光センサーで品質チェックされた段ボール箱が並ぶこともある。段ボール箱で出荷者が判別できる。
直売所2カ所のみかん販売コーナーのスマホ写真。早朝7時過ぎの出荷者が店頭に並べ始める開店前風景。
①みかんの「段ボール箱単位の販売コーナー」:良質のみかんが並ぶ。直売所の宅配コーナーから知人に贈る人も多い
②みかんの「バラ売りコーナー」もある。ビニール袋に小分けされた訳ありミカンが多い。販売単位が小さく手間のかかる割に売上金が少ないので、出荷者は時間的余裕がある小規模農家に限られる。
③野菜などのコーナー:他にも、花卉や加工食品コーナーもある