ホオズキカメムシがあちこちで,わんさか活動中です。わんさかいて,わんさか卵を産みます。畑だと前はジャガイモの葉,今はピーマンやトマトなど,ナス科植物の類。葉を裏返せばかたまって産み付けられているのがすぐに見つかります。
卵は雑草にももちろん産み付けられます。たまたまイネ科植物の葉で見かけた卵を継続観察しました。やがて,卵内が透きとおって複眼が見え始めます。こうなるといつ孵化しても大丈夫なように撮影の準備をしておかなくてはなりません。
タイミングよく撮影できるように,何度も見る,万一に備えてインターバル撮影をセットする,など注意を怠らないようにします。
今回は一つ目の孵化を確認できました。
赤いからだが特徴的です。吻が伸びています。
次々と孵化が続きます。蓋が開いた瞬間に撮影できました。孵化が次々になされるのは,ほんの微妙なシグナルをキャッチする仕組みが介在しているのではないでしょうか。振動はとても大きな要因のような気がします。
蓋が押し上げられて,複眼が現れました。
あざやかな体色には驚くばかり。
長い脚が折りたたまれていたのです。
このような感動的な場面が続きます。