ウォーキングをしていると,足元に小さなムカデがいました。湿った舗装面を行ったり来たり。止まることはありません。まるで道に迷っているみたい。
動くものを撮るのはむずかしいものです。たまたまこちらに向かってきた瞬間にシャッターを押しました。
寒くなって来たので,そろそろ冬眠の準備にかかる頃です。
ウォーキングをしていると,足元に小さなムカデがいました。湿った舗装面を行ったり来たり。止まることはありません。まるで道に迷っているみたい。
動くものを撮るのはむずかしいものです。たまたまこちらに向かってきた瞬間にシャッターを押しました。
寒くなって来たので,そろそろ冬眠の準備にかかる頃です。
キクの花でキタキチョウを見かけました。「見慣れたチョウだけど,この時期のキタキチョウの頭・顔の写真を撮っておこう」と思いました。
幸い動きが鈍く大助かり。なにしろ撮影には好条件なのですから。
近寄ります。キタキチョウの場合,複眼を構成する個眼は単純な並び方をしているわけではありません。モンシロチョウも同様です。大きめの窪みがいくつかあります。個の窪み全体が偽瞳孔となり観察者側のものが濃くなります。
やっぱりこちら向きの窪みが濃い黒になっています。
近づきました。個眼が見えます。
真正面からです。大きめの窪みがはっきり確認できます。眼の構造のことが気になります。これは顕微鏡下の観察になりますね。
小さな世界のしくみは小さな宇宙そのもの。
道路を歩いていると,ベニシジミが飛んできて脇の地面で休憩。朝なので,からだがじゅうぶんに温まっていない模様。しばらくじっとしていたので写真に収めました。
しばらく行くと,また別のベニシジミが飛来。今度は脇の草に降りました。翅を見ると相当に傷んでいます。これまで生きてきた苦労が伺えます。
ベニシジミは幼虫で越冬します。これらの成虫はまもなくいのちを終えます。いのちの締めくくりの今,精一杯生きているようです。
最終回は横から撮った画像のご紹介です。
こうして見ると,立体感が感じられます。口吻と脚の姿がくっきり。
もっと近寄りました。頭部の様子が手に取るようにわかります。ハエのなかまは触覚がとても重要な役割を果たしています。
横長サイズで撮りました。
反対側からもっと近づいてみました。伸びていた吻がしまい込まれています。
締めくくりに真正面からの一コマです。
じつにたのしい撮影になりました。撮影のノウハウがいくつか得られたのも大きな収穫です。感謝。
(おわり)
さて,円筒型のガラス容器に入れて入口方向から撮影します。こうして見ると,脚の様子が加わりからだのスタイルがクローズアップされます。じつにスマートです。
頭部と前脚に注目します。頭と脚の毛がとても印象的です。
次は顔に注目しましょう。吻先の毛も見えます。
顔だけを撮ります。フンバエが動かないようにと願いつつ。
おしまいに,脚を少しだけ入れて撮りました。
これだけ真正面から撮れたらじゅうぶん満足です。次回は横から撮った画像をご紹介します。
(つづく)
我が家の庭にて。
キクの花に昆虫たちが訪れています。その中にフンバエのなかまがいました。からだは鋭い毛で覆われています。
気づかれないようにそっと近寄ります。
頭も複眼を覗いて毛だらけ。
真正面から撮るチャンスがやって来そう。
やって来ました! まるでヒゲ爺さんのよう。
とても印象的な顔立ちです。もう少し付き合いたくて採集。今度は室内で時間をかけて撮ることにしました。
(つづく)
畑を耕していると,ムカデが何度か出て来ました。体長は5,6cmと小さめ。その中で,まったく動かない個体がいました。なぜなのか,わかりません。それで,せっかくなので拡大写真を撮ることにしました。
よく見てきたムカデなのに,こうして撮影するのは初めて。
節ごとに脚が付いています。
頭部に目があるか見てみたのですが,あるはずの位置にはっきりと「これだ!」というものは見当たりません。まだ透明感がある段階なのでわかりづらいのでしょう。
ひっくり返して頭部を観察しました。大きな顎脚があります。その先端が第2小顎と呼ばれ,その奥の中央にあるものが第1小顎といわれているもの。毒は第2小顎の先端から出ます。これに刺されると,跡形の穴傷が残るわけです。わたしは何度か噛まれたことがあります。
ムカデが生まれる瞬間が見られたらスゴイと思うのですが,よほど熱心に卵を探し続けなくては無理でしょう。
ブロッコリーの葉でじっとしているモンシロチョウです。早朝なので寒くてほとんど動けないのです。
真正面から撮りました。
すこしずつ近づいていきます。
複眼は白色を基調にしているので,写真では個眼の並び方がよくわかりません。それにしてもよくもまあこうも毛で覆わたことか!
毛は体温を維持したり,からだを守ったりするのに大きなや役割を果たしているように見えます。
ウォーキング道にて。
途中の畑にザクロの木があり,実がいくつか残っています。今実が割れて中が覗いています。甘酸っぱい雰囲気が漂っています。実の赤みと青空,そして葉の緑がいい感じです。味覚の秋にぴったり。
二つの実は一本の枝にぶら下がっています。
数日後,実は大きく開いていました。
実は鳥を招きたい一心でしょう。しかし,今のところ訪れた気配はありません。
畑にて。
いつものように,早朝,キャベツを覆ったネット内を確認。やっぱりいました。今度はケブカクロバエです(ただし,この名の同定についてはまったく自信なし)。例のごとくからだ中が水玉だらけ。休んでいるようなので,ゆっくり撮影できると思ったら,ネットを動かしたためそれが影響して目覚めました。
たいへん,たいへん。急いで写さなくては。
もう水玉だらけ。
ネットを動かすと,動きかけました。複眼に付いていた水玉が落下。
近寄って写しました。
今度は真正面から。
やや時間が経って陽が射してきました。それにつれ水玉が落ちたり蒸発したり。
ネットのお陰で撮影のチャンスに恵まれました。