11月,ヤマトシジミの孵化が続きます。卵が狭い範囲にかためて産み付けられたのが,観察に幸いしました。まことにラッキー!
この卵は葉の表側に付いたものです。幼虫は蓋部の周囲をくり抜き終えました。頭部の様子がよくわかります。からだは横に寝た格好です。体節のしくみにかなっています。
「さあー! 出るとするか」なんて意志決定しているかも,です。
からだを乗り出して,そうして下向きに出て行きます。このアングルだとわかりづらいのですが,かなりからだを曲げています。
出終えた幼虫は卵のすぐ脇にしばらくいました。
大急ぎで横から撮りました。毛並みがおもしろいほど感じとれます。
前方からも撮っておきました。
間もなく,幼虫はその場を去りました。こんなふうにからだをもたげたのは,大地に飛び出て心地よいからなのでしょうか。
超接写であることが,ものさしの目盛りでおわかりいただけるでしょう。
撮影後トリミングして拡大写真を得るのとはちがって,拡大しての撮影なので苦労が多いといえばそのとおりです。