今冬,初めてタネバエを目撃。
サザンカの花に関心を示して訪れたはず。この瞬間は吻は出ていませんでした。
しばらくすると,歩いて蕊の上へ移動しました。脚は葯に触れ,頭部もどうやら葯の近くにありそう。もしかすると,舐めているのかもしれません。
寒い日だったので,動きは緩慢。やがて去って行きました。
今冬,初めてタネバエを目撃。
サザンカの花に関心を示して訪れたはず。この瞬間は吻は出ていませんでした。
しばらくすると,歩いて蕊の上へ移動しました。脚は葯に触れ,頭部もどうやら葯の近くにありそう。もしかすると,舐めているのかもしれません。
寒い日だったので,動きは緩慢。やがて去って行きました。
冬に生きるクモは小さいものばかり。サザンカの花でときに見かけるクモももちろんそうです。花の中で暖を取り,獲物を待ち伏せます。一年中いつだって小さなクモは小さな昆虫を捕らえます。冬は小さな昆虫がかなりここを訪れます。しかし,捕食中のクモをここではまだ目撃できていません。
これはヒメグモのなかまでしょうか。クモの同定はたいへんなので,やめておきます。
獲物をじっと待っています。脚には花粉が付着。これだって受粉にすこしは役立っていそう。
これはアシナガグモのなかまなのでしょうか。潜んでいます。この長い脚でツマグロキンバエとかユスリカのなかまとかを捕獲するのでしょう。
堂々としたもので,動きません。
捕食中の姿を撮影できないものかと思っているのですが。
今は真冬。野菜に被せたネットの内側に,フタホシヒラタアブがとまってじっとしていました。越冬個体が寒さに耐えているのです。これを容器に移して,朝,コンデジで顔写真を撮ることにしました。
早朝。幸い,蓋にとまっています。寒いのでまったく動きません。その蓋を外してひっくり返し,撮ったのが以下の写真です。
真上から全身を撮りました。
前方やや斜めからです。顕微鏡モードでの撮影なので,この程度の解像度は止むを得ません。
もうすこし近寄りました。トリミングなしです。
おしまいは正面からです。
うんと近寄ってみました。
今,一眼レフ用のフラッシュが故障中で修理に出しています。ほんとうはもっと細密な画像を得たいところなのですが。二月になれば撮影環境は改善できるでしょう。
山裾の低木にフジが巻き付いて,枯れたまま実を付けていました。
きれいに澄んだ空に白い雲。これらとのコントラストが気に入ったので,撮りました。見上げるようにして撮ると,風景そのものが遠大な感じになってきます。
実は何個か生っていました。この写真の上の方にも写っています。
実は,今はいかにも休眠中といった色合いをしています。こういうかたちで寒さに耐え,冬を乗り切っているのです。
1月16日(月)。シリーズ前回記事をアップしてから半月。今日現在の様子を撮りました。
出芽が続いています。育ちは順調。
芽が左向きに軒並み倒れ掛かっているのは,成長点が太陽の光に向かっているためです。偏りをなくすために育苗箱を180度回しておきました。
出芽第一号の成長ぶりです。高さが3cmになっています。
ポット植えのものも順調に育っています。
このうちの一つを掘り出して,ふつうサイズの芽(今春開花の見込み)の横に置いて撮影してみると……。
こんなに細くて,頼りなさそうな芽が,いずれしっかりと太く,たくましくなっていきます。いずれといっても,5年後辺りでしょうか。ふしぎ,ふしぎ。
ツマグロキンバエの行動を至近距離から撮りたいのですが,なかなかシャープな画像が得られないままです。これはメス。
冬でも暖かめだと,動きがはやいのでなかなかです。適当に寒いと,活動が鈍くなります。そこが狙いめです。たくさんの蕊があると,死角ができてしまって今一つです。何度も繰り返して初めて,なんとか納得のゆく画像がものにできると思いチャレンジを繰り返しています。
頭部に花粉がわずかに付着しています。このときは時間をかけて蜜を舐めていました。カメラの角度を変えようとしたのですが,うまくいきませんでした。
やっと花の奥から出てきて,満足気なツマグロキンバエです。おいしい蜜にありつけたのでしょう。
まだ当分,ツマグロキンバエを追おうと思っています。
晴れ渡った日にロウバイを撮りたくて,この日を待っていました。
花弁が輝き,遊歩道に木の影が映ります。空にわずかでも雲が浮かんでいれば申し分ないところです。人影は公園風景のたいせつな要素です。
肖像権を犯さないように写し込みます。上と同じ花を見上げて撮ると,蕊が入ります。
場所を変えました。この木には枯れ葉がかなり残っています。太陽がある位置は真っ白。逆光下で撮ると,人影がこちら向きになります。
蕊と周りの環境が同居。
撮影場所を変えました。頭上を見上げるようにして撮りました。花と,並木の梢,人が同居。
度々ここを訪れて撮り続けようと思います。併せて,わたし自身の体力づくりを兼ねてウォーキングもする予定です。同じテーマを,今後もお付き合いください。
できることなら,うんと近くから昆虫の活動ぶりを撮りたいというのがわたしの基本的なスタンスです。
ケブカクロバエが懸命に吸蜜中のようなので,もちろん,このスタンスで迫っていきました。吻の様子が見えます。このときのワーキングディスタンスは2,3cmといったところ。蕊の間にからだを置くと,葯や柱頭にからだが自ずと触れます。送粉と受粉が同時に進行します。花の気持ちを察すると,飛び上がって喜びたいところでしょう。
もっとレンズを近寄せました。こうなると被写界深度が極端に浅くなってぼんやり。ただ,からだに付着した花粉がよくわかるのはありがたいところ。
ケブカクロバエはこの行動に夢中なので,撮影は簡単。
花粉の運ばれ方,蜜の効果のほどが手に取るように理解できます。
やった外に現れました。
これは後日撮影したものです。
冬は活動する昆虫の絶対数が少ないため,クロバエはいってみれば我が物顔のように吸蜜に勤しめます。よい季節に生きています。
この木のところに来たとき,大きなハエが花にとまっていました。そっと撮影の準備に取り掛かったとき,パッと逃げていきました。なんとも敏感というか,撮り損なった後味の悪さというか。
蝋のツヤを持った花弁が光をはね返して光っています。
もちろん,散策する人を入れて撮ります。
よく晴れた日は花も気持ちよいでしょうし,散策する人もコンディションはばっちり。加えて,撮るわたしのこころも軽快です。
昨日の風景と同じところを,虫の目レンズで撮りました。これは奥行きを考え,遠近感を強調して撮ったものです。この歩道の両脇に,ロウバイがたくさん植わっています。
平日でも,散策する人が絶えません。写真を撮る前,このロウバイを嗅ぐ人がありました。
場所を変えます。向こうの歩道にも歩く人影があります。枯葉の見える低木はロウバイです。
わたしがこの種で写し込みたい人影は,ここにはいくらでもあります。人が写り込むのを極端に嫌う人がいますが,わたしはそんな写真にほとんど魅力を感じません。自動車だって,虫の目写真には重要な構成要素です。魅力的な自然は身近にいくらでもありますよといいたくなるぐらいです。
自分ならではの撮り方をずっと追い求めていきたいと思うのです。