二年ぶりにカタクリの里を訪ねました。といっても,昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止にために,群生地は公開されなかったのです。人は結構多かったです。花は満開ちょっと過ぎといったところ。
わたしは,斜面の上を狙って両膝をつき,ぐっとしゃがみ込んでファインダーを覗きます。古いカメラなのでどうしても妙な格好にならざるを得ません。カタクリの風雅な姿を懸命に撮っているスタイル,とでもいえばよいでしょうか。
レンズの影が写り込まないように逆光下で撮影します。花がずうっと奥の方まで林立しています。
これだけの晴れに恵まれたことはかつてありません。
雲はまったくなし。カタクリの向こうには雑木が,そしてさらに向こうには真っ青な空が。
花弁の反りが映えます。里にある家と水田が右端のずっと奥にわずか写り込んでいます。
最高にハッピーなひとときを過ごしました。空に感謝。
(つづく)