河川敷にオニユリの大群落があります。昨夏に続いて訪れました。たいせつに保護されていて,見ごたえ十分です。
昆虫はこのカマキリの幼虫が一匹目についただけ。じっと獲物を待ち伏せています。
青空に白雲。ギラギラ輝く太陽。撮影している間にも,汗が流れ落ちました。
人影のない空間は,暑くても,撮影に集中できます。
河川敷にオニユリの大群落があります。昨夏に続いて訪れました。たいせつに保護されていて,見ごたえ十分です。
昆虫はこのカマキリの幼虫が一匹目についただけ。じっと獲物を待ち伏せています。
青空に白雲。ギラギラ輝く太陽。撮影している間にも,汗が流れ落ちました。
人影のない空間は,暑くても,撮影に集中できます。
遅咲きのヤマザクラのなかまです。じつに清楚なすがたに感じられます。そこが気に入っていて,この構図は毎年たのしみにしているものです。
沿線の春を記録したくて,電車を写し込むのをたのしみにしています。
奥からこちらに向かって進んできました。
これまでは単写で一枚に思いを詰め込むことをモットーにしていたのですが,今回はもっと楽に撮りたくて連写にしました。
結果,この一日だけで撮影を終えました。その点は体力を考えてよかったのではないかと思っています。行く春を撮り終えたなあというのが実感です。
サクラ(ソメイヨシノ)の花筏を撮りたくて,写真仲間に紹介してもらった地点に,とりあえず下見で行きました。そこは井堰があるので,水が適当に淀んでいるのです。期待どおりに花弁がどっさり浮いて,水の動きによって大きなカーブを描いていました。「よし,明日来て,きっちり撮ろう」,そう思って帰宅。
翌日,行ってみると,なんと花弁はまるでなし! がっくり! 水がかなり流されたのでしょう。それとともに花筏まで流されてしまったにちがいありません。諦めて,なんとか絵になるところはないかと思いつつ,一つの地点で撮影。
ただ,ごく小さな筏がゆっくりと流れゆくのみ。「それでも」と思いながら撮っていると,向こうの包みを堤をご夫婦が。これは絵になると思い,シャッターを切りました。
とってから,「これは春らしい光景だなあ」とうれしくなりました。
スケールの大きな花筏は一年後に取っておきます。今季は思い出深い画像がたった一枚ながら得られて,ほんとうによかったなあと感じています。
毎年ここでモクレンを写すのが恒例になっています。このモクレンは鉄道際にあります。木に大きな花がわんさかとあるのを見ると,遠くからでもとても目立ちます。ときにはそれに引き付けられてカメラマンがやって来ます。わたしもそのうちに一人なのです。
先に撮影準備をしていると,もちろんわたしが入って行けるわけがありません。というのは,わたしの場合は接写を入れた撮影なので,どうしても花に近づくほかありません。それで,先客がある場合は諦めます。いない場合に限っての撮影なのです。しかも鉄道は廃線が取りざたされているローカル線で,電車の本数がとてもすくないので,それなりに苦労します。
電車のヘッドライト右奥の木の間,ずっと遠くに家の屋根と電柱が写り込んでいます。撮影ポイントから300mは離れているでしょうか。こうした情景を写せるのがこのレンズの特性です。
わたしの撮影ポイントは花を主役にして電車を花の上に走らせたい,というものです。花弁が大きいため,開いてもそれは無理な構図なのですが,それに近いものを撮りたいと思うのです。
できればヘッドライトを写し込みたいと思います。なんだか贅沢な感じなのですが。でも,下写真のように枝がそれを遮ったらどうしようもありません。
モクレンの花は開き始めるとほんの数日で萎れかけます。油断していると,とっくに満開を過ぎているということがあります。すぐ上の写真もまたそうで,一日遅かったのでもうあちこちに花弁が落ちていました。旬を逃さないというのはむずかしいものです。
ここはイチジクの果樹園だったところ。イチジクがカミキリムシの害に遭って,すっかり枯れてしまいました。放棄されたその果樹園にタンポポがわんさか生えて花を咲き誇っています。
道路の脇にあるので,トラックや乗用車がひっきりなしに走り抜けます。
すでに綿毛を飛ばし終わった花茎もあります。
タンポポは愛らしく見えますが,じつにしたたか。いったんはびこると除去するのはたいへん。綿毛で分布を拡げる戦略はまったくもってみごとなものです。
ソメイヨシノが満開になったちょうどその朝,近隣にある古刹を訪ねました。数十年ぶりです。境内に入って,なんだか若いころに見た光景がよみがえってきました。うれしいことです。
ここは建築物も本尊も国宝に指定されているほどに由緒ある古刹です。まことに落ち着いた雰囲気が漂っていました。朝早めなので参拝者はほとんどなし。それに晴れています。撮影にはもってこいの環境です。
ソメイヨシノがしたたり落ちるほど枝が垂れ下がりn花が盛り上がっています。その隙間から本堂を見ました。
場所を移動。花が多すぎて,枝がありすぎて,屋根が隠れるほどです。
参拝者を入れて撮りました。のどかな空気が漂います。小さな話し声でも響くほど。古刹の春はいいなあ。
山麓の斜面に観察道がつくられています。
狭い道なので,足元に注意しながら歩かなくてはなりません。
撮影する人があちこちに。
どの花を主役にして撮ろうかなと思案します。
ワラビがにょっきと伸びてきています。ササも写っています。ここを放置していると,ササが勢いを盛り返していきます。
蕾で,花弁が一枚開きかけたカタクリを見かけました。中に収納された蕊が印象的です。
この日は昆虫はほとんど見かけませんでした。どうしてでしょう。
春の妖精と形容される植物はいくつかありますが,このカタクリもその一つです。一年ぶりにこの群生地を訪ねました。
この日は満開。晴れていたものの,春霞のような感じで空は花曇り状態。くっきりした青空が望めたらいうことなし,なのですが。
大きく反り返った花弁が優雅です。うつむき加減の咲き方がなんだか奥ゆかしい感じ。
カタクリの花がずうっと続き,わぁーっと広がっています。
カタクリの全身を入れ,なおかつ環境が感じられるように構図を描きます。花はすべて斜面下方向に向かって咲いています。
群落をここまでにしようとする努力は並大抵ではないでしょう。
低木を取り除き,ササ類を刈り取って分布を広げる努力が要ります。一年をとおして計画的な管理が必要です。
見事な群生にこころを打たれます。
毎年,気持ちよく訪ねられることに感謝。
公園の遊び広場にて。
遊具の隣りにハクモクレンがあって,満開。青空がこの雰囲気を盛り上げているよう。
まばゆい陽の光が強く射します。この時期でも汗が出ます。
空も,遊具も,子どもの服装も,花弁の白,白。
花が太陽を見つめて咲いているみたい。
春の白色はスッキリ感があります。「今から躍動するぞ」,こんな意気込みが伝わってきそう。
公園のハクモクレンが一気に開花。ほんとうに一気に! だって,中一日置いた二日後に行ってみると,こんなふうなのですから。
地上風景は入れず,上に目を向けました。陽が花弁の向こうから射しています。空に雲。一枚の花弁に小さなアリが一匹。よくぞまあ,ここに到達したことよ。
「これは花弁を強調して撮るほかなし」。そう思って一点主義にもとづいて,撮影を続けて来た花を大きく撮りました。なんとも晴れやか。
春! 白い花! 目にとてもやさしくって,すがすがしいですね。今年のハクモクレンに感謝。
」