斜面にあるフキの群落地。そこでフキノトウが伸びて開花しています。これは雄花。ちょうどハナアブの一種がとまっていました。
キク科植物なので訪れる昆虫は多いはずですが,時期が時期だけにさほど目につきません。それだけに印象的なのです。
雄花がわぁーっとかたまっているので,ハナアブのからだにたくさんの花粉が付着するでしょう。
送粉の仲立ちになって,立派に役割を果たしているというわけです。
根気よく観察を続ければ,複数の昆虫を確認できそうな気がします。
斜面にあるフキの群落地。そこでフキノトウが伸びて開花しています。これは雄花。ちょうどハナアブの一種がとまっていました。
キク科植物なので訪れる昆虫は多いはずですが,時期が時期だけにさほど目につきません。それだけに印象的なのです。
雄花がわぁーっとかたまっているので,ハナアブのからだにたくさんの花粉が付着するでしょう。
送粉の仲立ちになって,立派に役割を果たしているというわけです。
根気よく観察を続ければ,複数の昆虫を確認できそうな気がします。
むらを流れる排水路の法面。ここにフキが群生しているところがあって,毎年春になるとフキノトウがわんさか登場します。
測光を受けて咲く花モモを撮りたくて,改めて出かけました。といっても,通勤経路にある田の一角です。八重の花弁の重なり具合がおもしろい程に見事です。
蕊の辺りを日が照らしています。花の間から漏れた木漏れ日を受けているのです。わずかに浮かぶ遠景の雲も,青空を引き立てているように思われます。
来月には,モモ畑を訪ねる計画です。そこは昨年撮影に出かけたところ。きっとすごい景観が広がっていることでしょう。
草地で見かけたのがツマグロヒョウモンの幼虫。まだ枯草に覆われた広場なのですが,片隅にスミレの花がポツンと咲いていました。そこに黒っぽい幼虫がいるので,近づいてみるとツマグロヒョウモンのそれだったのです。
どうやら花弁を食べている様子。からだの大きさから想像すると,冬を越した幼虫のようです。このチョウの越冬態は幼虫か蛹。無事にいのちをつないでいる姿を見て,なんだか温かな気持ちに。
音が聞こえてくるほどの勢いで食べています。
前脚で花弁を抱えて食べています。
この時期,こころに残る目撃例になりました。
公園の一角。ツクシが伸びてきているので,それを撮影中のこと。突然アマガエルが足元に! 一度わずかに動いたので,なんだろうと思って確かめると,褐色をしたアマガエルだったのです。地中から出てきて間もないのでしょう。
動きはゆっくりしたもの。目覚めたときだったかもしれません。
動いて,たまたまツクシに足を掛けました。
この青空,アマガエルにはじつに気持ちよさそう。
3月26日(木)。草地を歩いていたら,偶然近くにモンキチョウが飛来。地面すれすれを舞いながら時折着地。これはもしかしたら産卵行動なのかも,と思いつつ降りた草を見るとミヤコグサです。やはり産卵のための行動だったのです。
しばらく目で追いかけ,あるところに降りたのを見届けて大急ぎで草を調べました。ありました! 葉の表面に卵がひとつポツンとあったのです。
こんな,春の早い時期に産付卵を見たのは初めてです。この一個の変化を追ってみようと思い,持ち帰ることに。
3月28日(土)。上部には透明感が感じられます。
確かに下方は組織が詰まっているような。
勤務先近くの田で,花モモの花を見かけました。
その色があまりにも周りから際立って見事なので,ついそこに行って撮影開始。真逆光下で,なんとかカメラ位置を見つけて撮りました。
花と空と雲と,そして家と田。一枚にそれらがぎゅっと詰まりました。
左に太陽。梢の向こうの空が輝いています。
側光下でも撮ろうと思っています。
小さなからだで,背が大きく湾曲しています。記憶にくっきり残るシマバエのなかま。とてもめずらしくって,たいそう懐かしい昆虫です。
かたちも特異なのですが,眼の縞模様もまた印象に残ります。
脚をすこし動かすだけだったので,近寄れました。
体長は2mmぐらいとみました。
それが一瞬にして,ぷいっといなくなりました。どこでどうやって生きているのやら。そんな“?”が生まれて来ます。
姿かたちはハムシかシデムシのなかまのよう。この小さな甲虫が花の中にいました。もちろん花がお気に入りなのです。
一旦出て来たかと思うと……。
再び中に向かいました。
頭部をぐっと突っ込んで摂食開始。
しばらくすると,出て来ました。
マンサクで初めて見る甲虫です。
ナナホシテントウはアブラムシが大好き。アブラムシはいろんな草にいますが,春先はオオイヌノフグリにもいます。
それをめがけて,訪れるのがヒラタアブのなかまやナナホシテントウ。忙しそうに探し回っているのをじっと見ていると,どうやらアブラムシを探していると思えてきます。意味なくせわしなく動くとは到底考えられません。
静止しているのを見て確認してみましょう。エサを捕獲していることがよくあります。「ははーん!」と,合点できるかも。
下写真を撮ったのはつい先日。予感がして接写したら,なんとアブラムシをほぼ食べ終えたときだったのです。かろうじて,触角と複眼らしいものが見えています。
これが見る見るうちに消えて行きました。
あとは二本の触覚だけ。
ナナホシテントウの口といい,爪先といい,肉食にふさわしいつくりをしています。