カタバミの葉の裏を見ると,ヤマトシジミが孵化して出て行った卵殻が一つ。
近くに幼虫がいないかなと思って探すと,葉の表側にそれがいました。体長1mm。からだを覆う毛がまことに立派。
定位置から動こうとしないので,たぶんここを食餌場所と決めたと思われました。
やはりそのようです。頭をすこしだけ動かしました。「よし,ここで食べよう」と決めたのでしょう。
今度は口を葉の表面にくっ付けて,食べ始めました。レンズを通さなくては見えない世界です。
時間をおいてから見ると,きっちり食痕ができていました。糞も落ちていました。しかし,当の本人(虫)は見当たりませんでした。もうどこかに移動していったのです。たぶん,葉の表側では身の安全を守れないと判断して,避難したのでしょう。