故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

掘り起こし

2017-09-25 22:39:04 | プロジェクトエンジニアー

友人からいただいたピオーネです。
地上から2階まで伸びて、物干しがいつしか収穫場所になっていました。


毎日書いていると、書かないと気持ちが悪いものです。
出来るのであらば続けたいと、眠るのを少し遅らせることにしました。

珍しいものがあるから行こうと誘われて、早朝より、地域を見に出かけました。
まず、野生のホップを案内してもらいました。
朝のラッシュの合間に県道を渡り、森の陰にホップは蔓を伸ばしていました。
高く伸びたものは10mもあり、20mに渡って群生していました。
珍しいので、幾本かの蔓を持ち帰り、カフェの窓に飾りました。

引き続き一級河川の堰堤を案内してもらいました。
100m近くある堰堤いっぱいに水が溢れていました。
魚道も何本かありました。
両側に薄が伸びた側道を行き、堰堤は忽然と現われました。

私を案内してくださった方は、地域を歩きまわり写真の材料を探しておられます。
素晴らしい景色だよ。の言葉に素直に感動しました。

カフェに帰り、梨のジャム作りをし、栗を洗い水につけました。
虫を追い出すのと、剥けやすくするためです。
忙しくやっていると、家で採れたとぶどうを持って来てくださいました。
柿を持って行けとくださいます。

夕方には、絵手紙と売れ残ったパンを持ち、地域のお年寄りを訪ねました。
こんなに、しわを取ってくれてと喜んでくださいました。

今日は、カフェに来られるお客様はいませんでした。
だけど忙しい。
私がブログを書くそばで、妻は小豆の殻をむいて豆を取り出しています。
私もやりたいことをしようと、眠るのを止めた口です。

明日は休みです。
今夜は、少し夜更かしするのも良いでしょう。

虫の音と 皮むき落つる 豆の音

2017年9月25日
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らしくない

2017-09-24 05:45:42 | よもやま話

工事の完工時に贈った「たけとんぼ」です。
どんな風に飛んでいくのでしょう。


今日のタイトルは、「らしくない」です。

松山英樹も田中将大も不振です。
不振になると、思い切りの良さが失われます。
田中の投球だって、カウントを整える球は悪くない。
ただ悪いのは、一辺倒となりがちな配珠です。
良かったこと(過去の経験よりよかったこと)を積み重ねる。
バッターも安全な外角球に慣れた頃、ウイニングショットが甘くなり打たれています。
それも最悪なホームランです。

松山も練習の虫のようです。
日々調整して挑むも、狂わせる何かがある。
年間王者決定戦の最終戦は、苦戦しています。
フェアウェーが狭く、曲げて木の下から打つシーンをよく見ます。
平坦な場所は少なく、ラフもきつい、バンカーはいつもより固いなど、
すべてにおいて、難しいコースのようです。

つまり。「らしくない」プレーに見えます。

どのような競技においても、なんらかのいつも(練習)ではないことが起こります。
自らの体調であり、自分以外の環境です。
解説者が、その困難性を伝えてくれて、素人の私にも難しさが理解が出来ます。

日々の生活で、かあちゃんはいつも優しくにこにこ元気です。
それ以外の様子を見たことがない。
子供の頃は、そう思っていました。
少ない収入の中から、工夫と努力をし、毎日結果を出していたのです。
大人になると、おかあちゃんの何気ない仕草に苦労を感じ取るようになります。
中途半端なガキな頃、甘えをやめて気遣い(遠慮)をするようになります。
おかあちゃんには、織りこみ済みの苦労でした。
おかあちゃんは一瞬哀しそうな顔をします。
この子にも心配をかけてと、また頑張ります。

「らしくない」は、見る側の勝手な思い込みです。
この人は、いつもこうだと感じています。
「らしくない」姿もその人なのに、違うと反感を持ちます。
もう少し冷静になりましょう。
「らしくない」と「らしい」を行ったり来たりです。
その過程すべてが、その人です。
期待を裏切るまいと皆が努力しています。
体調がすぐれなくても、しゃんと背筋を伸ばすのはその人の意気込みです。

歯を食いしばる姿も素敵です。
にこっと、失敗を照れる姿もチャーミングです。
見る側の優しさが、その人の成長と奥深さを作るように思います。

こんなことを書くのは、毎日のルーチンワークに少し疲れているからでしょうか。
できることを淡々とやるだけです。
決めつけないで、おおらかに接することです。

そして、いつか「やりおるわい」と応援しましょう。

これがなきゃ 失い求め こんなもの

2017年9月24日
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朝から雨

2017-09-23 05:33:23 | よもやま話

婆様の似顔絵を描くときは、盛大にしわを抜きます。
つんつるてんです。
婆様は、自らの顔をよくご存じで、しわを取ってくれて嬉しいと感謝されます。
今回は違います。遠慮しながらも、しわを入れました。
その方が、その人らしいからです。
優しい人柄が溢れています。


今日のタイトルは、「朝から雨」です。
妻は、安心して寝ています。
畑に出ていくことはできません。
私もほっとしています。

荒井由実の「12月の雨」

時はいつも親切な友達
過ぎてゆくきのうを物語にかえる

そうですね。
ほんのりと、共感します。

ガキの頃。
雨降りになると、外で遊べませんでした。
何をして遊ぼう。ゲーム機がない頃のことです。
決まって、母から用事を言いつけられました。
糠袋で廊下を磨いて、と。
友達を糠袋の上に乗せて、ひっぱったり押したり。
見たことがない雪の上を走る気持ちになりました。

今は、ひたすら寝ることが幸せです。
なんにもしない。
雨だから。

雨こやみ 虫の音かわり また眠る

2017年9月23日
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物干しざおがあったら、いいな

2017-09-22 04:41:59 | よもやま話

「さなさん」に載せた絵です。
特にタイトルとは関係ありません。


今日のタイトルは、「物干しざおがあったら、いいな」
もうすぐ、10人近い宿泊客が我が家に来られます。
10組の布団を干す広い場所がありません。

妻の「なになにがあったらいいな」がさく裂です。
軽トラの荷台を利用してといろいろ考えているようです。

「あるよ」と私。
カフェの駐車場に、自転車置き場(アルミ製の自転車吊が2基)を設置していただきました。
これは便利です。移動も簡単です。

「ええ、そんないい加減なん」と広島弁が続きます。
「いやいや、丈夫だよ。そしてうってつけだよ」と私。

秋晴れが続くこの頃。
連日、我が家の駐車場で、自転車吊台に布団の花が開きます。
ほっかほっかになあーれ。
設置してくださった〇〇さんとxxさん、違う用途でごめんね。
だって、サイクルツーリングのお客さんがこられないんだもの。
遊ばせておくのはもったいない。

もうひとつ。
あれあれ、なかなかやるじゃない。
「圧力なんかかけてません」とちょっと、熱く語り始めました。
同じ年恰好の男が二人。どちらも要職についておられる方々です。
一方は、子どもたちのため、「よかれ」と提案しておられます。
一方は、自分たちの仕事が増えて面倒くさいと思われています。
面倒くさいと思われている方の上司のまた上司に、
明日会うので、提案を伝えておきますと言われました。
提案側は、壺を心得ておられます。

どちらも、ちょっとだけ視点を変えた取組でした。

ここで、PGAツアーの放送が始まりました。
松山、頑張れ。
今日は、ここまで。

2017年9月22日
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替わりのもの

2017-09-21 05:12:33 | よもやま話

頼りなげなえんどう豆の花でした。
数日すると、豆の赤ちゃんになっていました。
「ふわふわから、ぴょんと生まれる」というタイトルにしました。


今日のテーマは、「替わりのもの」です。
携帯電話が充電できなくなりました。
充電器を差したまま(電源から電気を補充)なら使えます。
ちょっと困りました。
手数はかかるが、手紙を書けば良い。

以前、予備として持っていたバッテリーを探しました。
探すこと一時間。ありませんでした。
こんなことが、よくあります。
使わない道具やものがたくさんあります。
探し物をする時に邪魔をします。

無くても良い物ばかりと言ってもよい。
捨てよう。と思います。

命以外なら、替わりのものは何とかなるように思います。
思い出だって、新たに作れば良い。
何々が無ければ困る。
一時的には困りますが、替わりのものでなんとかなります。
そして、困ったことさえ忘れてしまいます。

忘れることが怖かった。
記憶の壺は、常に満杯状態です。
人の名が、物の名が思い出せない。
そのための替わりのものがあります。
状況を記し、インターネットで検索します。
スマホに、知りたいことを叫びます。
記憶を共有する仲間や家族に尋ねます。
知りたい情報が出てくるのです。
だから、心配ない。

病気になるのも怖い。
仲違いも怖い。
病気は、医者に相談して善処はしてもらえる。
仲違いは、誠心誠意を尽くし修復する。
そのままということはありません。
「替わり」ではないが、「変り」のようなもの。
酒がなければ、ギャンブルがなければ、彼女がいなければ
(飲む打つ買うの嗜好)となると、世も破滅のように思います。
これも何とかなりそうです。
甘い物、仕事、出家と替わりがありそうです。

カフェで、家庭で毎日生ゴミが出ます。
澱粉、魚や果物の切れ端が出た時は、ちょっと嬉しい。
コンポストとして、栄養価が高く、良い肥料になるからです。

多くのものが、なんとかなる。
替わりのものでなんとかなる。
こう考えれば、生きていけそうです。

生きていれば、贅肉は付くものです。
気づいてまた落とせばよい。
替わりのものが探せなくなると、これは辛い。
まだ、経験したことがない認知症や末期癌などがそうです。
どうしましょう。

死んだ子の 歳を数えて 月眺む

2017年9月21日
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