巨峰を半分ほど食べてしまいました。
人生の宴も半ばです。
そう思いませんか。
まだまだ、これからです。
ある転職者が、「爪痕を残したい」と言われた。
転職コンサルタントが、「墓標に何を刻む」と応募者が思うか。
中高年を採用したいと言われた社長は、
「組織を利用して、やりたいことを試してほしい」と言う。
世の中は広い。面白いことがあるものだと感じました。
今日のテーマは、「気づいていない力」です。
永年勤めていると、今やっている仕事や役割が、自分の強みと思いがちです。
考えてみたら、いやいややっているかもしれないし、
命じられるまま働いているかもしれない。
そして大いに勘違いしてしまう。
学校の先生だから、教育者とは限らない。
営業実績をあげているから、やりて営業マンとは言えない。
やりて営業マンは、実は社内のコミュニケーション能力が高かった。
客から、難題を背負わされても、解決力を持った優秀な社内の人脈があった。
社内だけとは限らない。友達感覚の社外人脈だったかもしれません。
むしろなれ合いや引っ張り合いのない社外の方が、面白がってくれる。
学校の先生をやっているが、「でもしか」だったかもしれない。
不良にちゃんと人生を説くより、エリートを作ることが好きだった。
この方は、塾の先生になった方がよかった。
「気づいていない力」とは何でしょう。
転職で大事な能力は、ポータブルスキルだと言われる。
難題を解決する能力であったり、諦めない説得力だったり、
聞いて相手の気持ちを高める力のようなことを言います。
ある目的や仕事をこなす時、その人のアプローチの仕方であり、こなす力とも言えます。
中途入社の即戦力に、やっていた仕事のスキルは求められていないのです。
どうやって、難題をこなしたかを求めているのです。
自分でも「気づいていない力」が求められています。
それには、自分を知らなければならない。
強み、弱み。
好きなこと、嫌いなこと。
上手くいったこと、行かなかったこと。
困難をどう乗り越えたか、なぜ乗り越えられなかったか。
ありのままの自分です。
他人は、自分をこんな人間だと思っているだろうな。
実際聞いてみると、大いに違った。
このギャップが、「気づいていない力」のヒントです。
何回も転職しました。
前の会社ではこうしたは、まったく通用しませんでした。
前の会社ではこれは当たり前だったが、ここではまだまだだ。
どうしよう、どうしたい。
そこからが、「気づいていない力」の発揮場所となりました。
こうだったら良いな。こうしたら、もっと良くなるよ。
実際なりましたよね。うん、そうだね。
次はどうしようかと転職先の皆さんと一緒に考えられるようになりました。
誰しも持っている「気づいていない力」です。
これを有効活用しないで、死ねない(墓標に刻めない)と思うなら、
既成概念(やらされている役割)から離れて自分を見直すことが
必要かもしれませんね。
それには、話すことです。
自分がどう思われているか知ることです。
良いことも、悪いことも。
人は、案外正しくて力になってくれるかもしれません。
自分には あばたと映る えくぼかも
2017年9月27日