故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

離婚の是非

2017-09-02 06:31:47 | よもやま話

「今日もご安全に」と、朝礼の後に互いに言葉をかけます。
夫婦となる前に、目を見開いて相手を見なければならない。
結婚後は、片目をつぶるのだと教えられました。
結婚後長く経ったら、両目をつぶるくらいの覚悟が要りますね。
そして、心眼が次第に見えてきます。


結婚を機に持て始める人がいる。
ぎらぎらがなくなるのか。
落ち着いて来て、仕事に精を出し始めるのか。
社会性が出てきて、付き合いが広くなるからなのか。
どれも合っているようで違う。
違うようで合っている。

女の人は、婚約し結婚を待つまでの姿が美しい。
見事に美しくなる。
程よく脂が乗りという具合である。

今日のテーマは、「離婚の是非」である。
結婚は、家と家の結びつきであった時代ではない。
どちらかが見染め求愛する。
赤い糸を勝手に結ぶような結婚もあるだろう。
女の人が、三歩下がって歩く時代でもない。
男は外で働き、女房は内助の功でもあるまい。
対等である。
また、そうあるべきである。

結婚後、女の人は退職し子育てが一段落すると、また仕事をする。
女の人には負担かもしれないが、仕事は続けた方が良いと思う。
男の人も、子育てに家事に協力した方が良い。
そうすべきである。社会は後押ししなければならない。
好いた腫れたでは、結婚生活は長続きしない。
生まれてくる子供は、親を選べない。
最低限の子育ては、万人がしなければならない。
贅沢さえしなければ、少しでも貯金ができるようであれば、普通の生活はできる。

女の人が、自活できる道を残す結婚生活が求められる。
若い時のように飽きっぽく恋愛をするのとは、結婚は違う。
夫婦の間で隠し事はない方が良い。
何でも話せる夫婦は、結婚後も色々な困難を乗り越えることができる。

離婚ができるのは、幸せと言った方が良いかもしれない。
相当の努力をして、結婚生活を続けるのである。
双方にその覚悟があるはずである。
無くて七癖、誰にも長短がある。
結婚してから、どうにも我慢がならないことだってあるだろう。
結婚を機に、目が開かれ素敵な人に出会うこともあるであろう。
もちろん、結婚してさらに好きになることだってある。

経済的に自立できれば。離婚をした方が良いのである。
浮気がどうにも我慢できなければ、離婚した方がよい。
辛いのは、離婚したら女の人が苦労することが多い。

「離婚の是非」など、議論すべきではないように思う。
確かに女手一つで子育ては厳しい。
家にお金を入れないような男と一緒にいることはない。
自分を愛してくれないような男と一緒にいる必要がない。
家庭内暴力なんてもってのほかである。
これは、れっきとした犯罪である。

子は鎹(かすがい)という。
会話が無くなった夫婦を取り持つのが犬や猫の場合もある。
子供は可愛い。そんな時間はわずかである。
大きくなったら社会人であって、依存する子供ではない。
圧倒的に夫婦の時間が長いのである。

結婚を続けることが出来なければ、さっさと別れた方が良いと思う。
かみさんも、何度か荷物をまとめて玄関に置いたことがあった。
実家に帰る費用が工面できなかったと言った。
そんなことはない。その気になればそのくらいの金はできる。
結婚を決めるのに時間はかからない。
離婚を決意するまでの時間は長い。
柵(しがらみ)が増えたということ。

離婚したからには、自活をしなければならない。
嫁に出して、子どもを連れて実家に帰ってきた。
一時的には、嬉しいかもしれない。
その頃には、親も高齢でかつてのようにはいかない。

母子家庭を応援する制度はある。
全く不十分である。
皆で少しずつ働くしかないようである。

胸を張って離婚ができる時代はそこまで来ている。
離婚をして一人前の時代である。
そんな時代が日本にも来ると良い。
結婚が不安なら、夫婦別姓で結婚生活を続ければ良い。

甘えるな男、諦めるな女。
離婚は、「是」の立場である。
母親と子供だけのコミュニティーを作っている。
母親に用事が出来た場合、他の母親が一時的に子育てをする。
どこの子も一緒のように育てた、下町や長屋のような雰囲気である。

我が家にも、似たような話がある。
父親として苦悩しているが、態度をはっきりさせる時が来たようである。

割れ鍋に 綴じ蓋さがす いつの世も

2017年9月2日
コメント
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