「今日もご安全に」と、朝礼の後に互いに言葉をかけます。
夫婦となる前に、目を見開いて相手を見なければならない。
結婚後は、片目をつぶるのだと教えられました。
結婚後長く経ったら、両目をつぶるくらいの覚悟が要りますね。
そして、心眼が次第に見えてきます。
結婚を機に持て始める人がいる。
ぎらぎらがなくなるのか。
落ち着いて来て、仕事に精を出し始めるのか。
社会性が出てきて、付き合いが広くなるからなのか。
どれも合っているようで違う。
違うようで合っている。
女の人は、婚約し結婚を待つまでの姿が美しい。
見事に美しくなる。
程よく脂が乗りという具合である。
今日のテーマは、「離婚の是非」である。
結婚は、家と家の結びつきであった時代ではない。
どちらかが見染め求愛する。
赤い糸を勝手に結ぶような結婚もあるだろう。
女の人が、三歩下がって歩く時代でもない。
男は外で働き、女房は内助の功でもあるまい。
対等である。
また、そうあるべきである。
結婚後、女の人は退職し子育てが一段落すると、また仕事をする。
女の人には負担かもしれないが、仕事は続けた方が良いと思う。
男の人も、子育てに家事に協力した方が良い。
そうすべきである。社会は後押ししなければならない。
好いた腫れたでは、結婚生活は長続きしない。
生まれてくる子供は、親を選べない。
最低限の子育ては、万人がしなければならない。
贅沢さえしなければ、少しでも貯金ができるようであれば、普通の生活はできる。
女の人が、自活できる道を残す結婚生活が求められる。
若い時のように飽きっぽく恋愛をするのとは、結婚は違う。
夫婦の間で隠し事はない方が良い。
何でも話せる夫婦は、結婚後も色々な困難を乗り越えることができる。
離婚ができるのは、幸せと言った方が良いかもしれない。
相当の努力をして、結婚生活を続けるのである。
双方にその覚悟があるはずである。
無くて七癖、誰にも長短がある。
結婚してから、どうにも我慢がならないことだってあるだろう。
結婚を機に、目が開かれ素敵な人に出会うこともあるであろう。
もちろん、結婚してさらに好きになることだってある。
経済的に自立できれば。離婚をした方が良いのである。
浮気がどうにも我慢できなければ、離婚した方がよい。
辛いのは、離婚したら女の人が苦労することが多い。
「離婚の是非」など、議論すべきではないように思う。
確かに女手一つで子育ては厳しい。
家にお金を入れないような男と一緒にいることはない。
自分を愛してくれないような男と一緒にいる必要がない。
家庭内暴力なんてもってのほかである。
これは、れっきとした犯罪である。
子は鎹(かすがい)という。
会話が無くなった夫婦を取り持つのが犬や猫の場合もある。
子供は可愛い。そんな時間はわずかである。
大きくなったら社会人であって、依存する子供ではない。
圧倒的に夫婦の時間が長いのである。
結婚を続けることが出来なければ、さっさと別れた方が良いと思う。
かみさんも、何度か荷物をまとめて玄関に置いたことがあった。
実家に帰る費用が工面できなかったと言った。
そんなことはない。その気になればそのくらいの金はできる。
結婚を決めるのに時間はかからない。
離婚を決意するまでの時間は長い。
柵(しがらみ)が増えたということ。
離婚したからには、自活をしなければならない。
嫁に出して、子どもを連れて実家に帰ってきた。
一時的には、嬉しいかもしれない。
その頃には、親も高齢でかつてのようにはいかない。
母子家庭を応援する制度はある。
全く不十分である。
皆で少しずつ働くしかないようである。
胸を張って離婚ができる時代はそこまで来ている。
離婚をして一人前の時代である。
そんな時代が日本にも来ると良い。
結婚が不安なら、夫婦別姓で結婚生活を続ければ良い。
甘えるな男、諦めるな女。
離婚は、「是」の立場である。
母親と子供だけのコミュニティーを作っている。
母親に用事が出来た場合、他の母親が一時的に子育てをする。
どこの子も一緒のように育てた、下町や長屋のような雰囲気である。
我が家にも、似たような話がある。
父親として苦悩しているが、態度をはっきりさせる時が来たようである。
割れ鍋に 綴じ蓋さがす いつの世も
2017年9月2日