どおりではなくてとおりと読む通り

〈街角の風景〉
新庄のハイセンスシリーズ。
「かわうそと狐」これも怖いストーリーだ。
人を騙すものではないという話だが、騙された方も騙して返している。
何とシビアな物語り。
ところでお気づきだろうか。
ストーリーの語尾は「～ど」が多い。
「＆」の意味で「○○ど○○」とも言う。
「かわうそど狐」
「貴様ど俺どは同期の桜」
新庄・最上弁の温かい優しさである。
しかし、これまで紹介した通りのすべては「どおり」でなくて「とおり」となっている。
ここに新庄のハイセンスな優しさがある。
「通り」シリーズ、このあたりにしよう。
「どんびすかんこねえけど」

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