看板に呼び止められた田舎道

〈アウターゾーン〉
山形県最北部の真室川町。
何もない？のどかな山合いの道路を走っていた。
何かが気になって思わず車を止めた。
「差首鍋」これは何と読むのであろうか。
何やら横溝正史の世界？
聞けば「さすなべ」と読むそうな。
この地区は、山形県最北のアメダスポイントにもなっているようだ。
その昔、最上義光に攻められたこの地区の城主が篭城して抵抗。
そのうちに兵糧も尽き、井戸も涸れ、水が無くなった。
そこで、城の窓から首を差し出すように鍋を下の川に下ろして水を汲んだ。
というのが地名の言われらしい。
しかし、ちょっと怪しげなストーリーだ。
もっと深い真実があるような気がしてならない。
地名からいろんなことを想像してみるのも楽しい。

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