設置が義務づけられています。
もちろん、店から出るゴミは全てゴミ収集業者と契約する
か、店側が直接ゴミ処理場に持って行かないといけません。
一般家庭ゴミで捨てると不当投棄とみなされ処罰されます。
そして、今回話したいのは下水です。
グリーストラップで油分等を取り除いた下水は流せますが、
油分は産業廃棄物とみなされます。もし、事業者の流した
油分のせいで下水道が詰まったり、汚れたり、害虫がわい
たりすれば、修復費用を全額負担しなければいけません。
また、罰則の対象にもなり、5年以下の懲役、1000万円
以下の罰金、また、産業廃棄物処理法、水質汚濁防止法、
食品衛生法などの法律に違反すると監督行政庁の立ち入り
や業務停止などの措置を受ける可能性もあります。
だから、日々のグリーストラップ清掃が必要です。
飲食業に携わる者として、絶対的な義務業務です。
店側でするか、清掃委託業者がするかしないと重い罪に
問われます。
①グリーストラップのゴミをキャッチする網は毎日捨てないと
いけません。
②グリーストラップの油分は週に2、3回はすくって捨てます。
この①②の業務を怠ると、店内に下水の悪臭がしたり、虫がわいたり、
グリーストラップが詰まり、厨房に逆流したりします。
そして、店の休日にしかできないのが「水抜き」です。
本来は、バキューム処理業者が委託し、グリーストラップの水を
全て抜き、タワシ等でグリーストラップの層を磨きます。
でも、僕はそんな経費はかけたくないので、年に1回自分でやっています。
小さな柄杓で下水を汲み上げ、ホーキの枝にタワシを結びつけ、バケツの水と
洗剤で磨きました。一人でこの作業をしていると、腰はいたくなるは、疲れる
は、汚れるは・・と、散々です。でも、自分でやればお金はかからないから
いいです。