インスタントラーメンは低価格で、手軽だから全世界
に普及し今や日本でも、年間60億食が消費されている。
家庭料理で本格ラーメンは手間がかかりすぎるし、鶏がら、
トンコツ類を生肉屋に特注して買う程の人は、ラーメン自家製
マニアぐらいで、一般主婦らはまずやらないと思う。
だから家庭でラーメンと言うと、インスタントが定番であろう。
でも、インスタントは万人受けの無難な味付けで、コクに欠け
麺のコシなんて当然無く、ラーメンは店で食べるのが一番美味しく
、インスタントは代用品に他ならなかった。
しかし、近年のインスタントは本格派志向になり、カップめん
の「千葉の四天王ラーメン」には絶句した。有名店のカップめん化は
コンビニ、食品会社の共同運営で無数に出てきたが、何処も
インスタントの域を越えていなかった。「千葉の四天王ラーメン」
は、福岡一旨いラーメン屋を超えた完成度だった。スープの
コクなんて、本格的なコダワリ店の域であった。
麺もノンフライ麺なのに、生麺に近い食感で、インスタントの進歩
に恐れ入った。
僕も福岡のラーメン食品会社で働いた経験あり、乾麺、生麺、揚げ麺
の製造にも携わった事ある。そのラーメンは、博多駅、福岡空港、
福岡ドーム、ラーメンスタジアム等の主要土産店で取り扱っていた。
生麺タイプのパックラーメンは、もう本格的でありラーメン屋を
脅かす存在である。有名ラーメン店では自店のパックラーメンをお土産用に
販売している所あるが、本当に同じ味だからビックリする。
インターネット通販でも、生麺タイプが販売されている。
ストレートスープ、濃縮スープで同じ味なのは理解出来るが、
粉末スープ、ペースト状スープでも、本物と同じなのにはビックリだ。
先日姉が、下呂温泉に行き、岐阜名物の高山ラーメン生麺タイプを
3種類買ってきてくれた。姉の話では、博多のツアー客中心に
高山ラーメン一番人気店で「マズか~」「やっぱラーメンは博多が
一番たい」とか言い、半分以上残す人が多かったらしい。
姉の友人も一口で食べるのを止めたらしい。
食う前からそんな話聞き、お土産で貰ったラーメンも期待しなかった。
書かれている製法通り作って食ってみたら、「うううう!うまい」
洗練された完成度で、近隣に同じ味のラーメン屋あったら必ず常連
になるはずだ。3種類共、細めん、ちじれ麺で、酒を混ぜてある
から独特の風味である。スープの完成度は、くじら軒に匹敵する
やさしき味わいなのに、印象的で食後も余韻に浸った。
成分表には、ポークエキス、チキンエキス、カツオエキス
とか化学調味料の集合体なのに、手間暇かけて作った味が出せて
いる。インスタントの研究者は、綿密に練られた方式、計算、
配合、研究、実験で作っていて、ラーメン屋の職人の勘に
頼る製法と真逆なのに、同じ味わいを出している。
しかも値段が200円前後だと、価格ではラーメン屋に勝ち目
無い。唯一、香りの強さでは本物のラーメン屋にかなわないが、
味だけで見るなら、インスタント、店の違いは無い。
業務用スープのラーメン屋は増える一方で、僕は利益最優先
でラーメンをビジネスツールにしか思っていないラーメン屋を
批難している。しかし、業務用スープはインスタント以上に
クオリティーが高いはずだ。業務用スープのラーメン屋がマズイ
のは過去の話で、業務用スープで繁盛店は沢山あり、TV、
雑誌など紹介されている有名店にも、独自調査の結果何件か
分かった。業務用スープは、ゴミ処理代削減、
煮込まなくていいからガス代も大幅削減出来、
材料費もかからない、スープ作りの技術も要らなきゃ、人件費も削減
出来る。経営者から見ればいい事づくめだし、客も工程より
味だから、旨けりゃ沢山来る。
当店にも業務用スープ会社の営業マンは何度か来て、
「1杯のラーメンスープ30円で出来る。大将、古いですよ
もう何処だってやっていますよ。昔ながら手づくりなんて、
利益出ないですよ。がっちり儲けましょうよ」
とかホザイて、何度も怒鳴り散らしたくなった。
効率悪くて、経費が沢山かかっても、ウソをお客様に食べさせる
事は出来ない。スープは手をかけて育てないと、お客様に伝わらない
と思う。業務用店は、既存のスタイルのラーメンは超えれない。
流行、時代の後追いスタイルだから、手作り店では1歩先を
行きたい。でも、作り手側の創作意欲で、お客様の理解を超える
程進むと、自己満足に成り商売成り立たない。
当店みたいに独自の製法をやり通している店なら、業務用の
既存スタイルに負けない自信あります。
に普及し今や日本でも、年間60億食が消費されている。
家庭料理で本格ラーメンは手間がかかりすぎるし、鶏がら、
トンコツ類を生肉屋に特注して買う程の人は、ラーメン自家製
マニアぐらいで、一般主婦らはまずやらないと思う。
だから家庭でラーメンと言うと、インスタントが定番であろう。
でも、インスタントは万人受けの無難な味付けで、コクに欠け
麺のコシなんて当然無く、ラーメンは店で食べるのが一番美味しく
、インスタントは代用品に他ならなかった。
しかし、近年のインスタントは本格派志向になり、カップめん
の「千葉の四天王ラーメン」には絶句した。有名店のカップめん化は
コンビニ、食品会社の共同運営で無数に出てきたが、何処も
インスタントの域を越えていなかった。「千葉の四天王ラーメン」
は、福岡一旨いラーメン屋を超えた完成度だった。スープの
コクなんて、本格的なコダワリ店の域であった。
麺もノンフライ麺なのに、生麺に近い食感で、インスタントの進歩
に恐れ入った。
僕も福岡のラーメン食品会社で働いた経験あり、乾麺、生麺、揚げ麺
の製造にも携わった事ある。そのラーメンは、博多駅、福岡空港、
福岡ドーム、ラーメンスタジアム等の主要土産店で取り扱っていた。
生麺タイプのパックラーメンは、もう本格的でありラーメン屋を
脅かす存在である。有名ラーメン店では自店のパックラーメンをお土産用に
販売している所あるが、本当に同じ味だからビックリする。
インターネット通販でも、生麺タイプが販売されている。
ストレートスープ、濃縮スープで同じ味なのは理解出来るが、
粉末スープ、ペースト状スープでも、本物と同じなのにはビックリだ。
先日姉が、下呂温泉に行き、岐阜名物の高山ラーメン生麺タイプを
3種類買ってきてくれた。姉の話では、博多のツアー客中心に
高山ラーメン一番人気店で「マズか~」「やっぱラーメンは博多が
一番たい」とか言い、半分以上残す人が多かったらしい。
姉の友人も一口で食べるのを止めたらしい。
食う前からそんな話聞き、お土産で貰ったラーメンも期待しなかった。
書かれている製法通り作って食ってみたら、「うううう!うまい」
洗練された完成度で、近隣に同じ味のラーメン屋あったら必ず常連
になるはずだ。3種類共、細めん、ちじれ麺で、酒を混ぜてある
から独特の風味である。スープの完成度は、くじら軒に匹敵する
やさしき味わいなのに、印象的で食後も余韻に浸った。
成分表には、ポークエキス、チキンエキス、カツオエキス
とか化学調味料の集合体なのに、手間暇かけて作った味が出せて
いる。インスタントの研究者は、綿密に練られた方式、計算、
配合、研究、実験で作っていて、ラーメン屋の職人の勘に
頼る製法と真逆なのに、同じ味わいを出している。
しかも値段が200円前後だと、価格ではラーメン屋に勝ち目
無い。唯一、香りの強さでは本物のラーメン屋にかなわないが、
味だけで見るなら、インスタント、店の違いは無い。
業務用スープのラーメン屋は増える一方で、僕は利益最優先
でラーメンをビジネスツールにしか思っていないラーメン屋を
批難している。しかし、業務用スープはインスタント以上に
クオリティーが高いはずだ。業務用スープのラーメン屋がマズイ
のは過去の話で、業務用スープで繁盛店は沢山あり、TV、
雑誌など紹介されている有名店にも、独自調査の結果何件か
分かった。業務用スープは、ゴミ処理代削減、
煮込まなくていいからガス代も大幅削減出来、
材料費もかからない、スープ作りの技術も要らなきゃ、人件費も削減
出来る。経営者から見ればいい事づくめだし、客も工程より
味だから、旨けりゃ沢山来る。
当店にも業務用スープ会社の営業マンは何度か来て、
「1杯のラーメンスープ30円で出来る。大将、古いですよ
もう何処だってやっていますよ。昔ながら手づくりなんて、
利益出ないですよ。がっちり儲けましょうよ」
とかホザイて、何度も怒鳴り散らしたくなった。
効率悪くて、経費が沢山かかっても、ウソをお客様に食べさせる
事は出来ない。スープは手をかけて育てないと、お客様に伝わらない
と思う。業務用店は、既存のスタイルのラーメンは超えれない。
流行、時代の後追いスタイルだから、手作り店では1歩先を
行きたい。でも、作り手側の創作意欲で、お客様の理解を超える
程進むと、自己満足に成り商売成り立たない。
当店みたいに独自の製法をやり通している店なら、業務用の
既存スタイルに負けない自信あります。