唐津名物と言えばギョロッケです。
福岡に住んでいた時、唐津名物の
松露饅頭、イカシュウマイ、けいらん等の
話をしてもなかなか伝わりませんが、
ギョロッケは、一発で通じます。
福岡でもスーパーに売ってあるという
理由もありますが、唐津の食べ物では
唐津バーガーに並ぶメジャー度です。
その唐津名物ギョロッケとは何か?
知らない人の為に簡単に説明します。
藤川蒲鉾という店が開発した、魚の
すり身に衣をつけコロッケのいよう
に揚げた食べ物です。
カレー味と塩味がありますが、僕が
幼い頃から毎日食べていたのは
カレー味です。我が家の定番朝食
でもあり、毎日冷蔵庫に入っていま
す。
福岡に住んでいた頃も、よく食べて
いました。
当店では、以前、ギョロッケ・ラーチャ
というギョロッケと御飯入りのラーメン
を期間限定販売していました。
その魚ロッケが、惣菜パンとして販売
されました。
製造・販売はヤマザキ製パンです。
九州出荷のヤマザキパンの製品は全て、
古賀町の広大な工場で作っています。
僕は、そのヤマザキパン福岡支店で
バイトをしていた時期があります。
そして、こういった惣菜パン
菓子パンを作る、VEMパン課に配属
されていました。
夜間勤務で、主に成形でしたが、
時には釜や、包装もしていました。
この魚ロッケパンの製造に、かつての
仲間や先輩達も関わっていると思います。
当時の仕事内容は、けっこうハードで、キツかっ
たし、通勤が往復2時間(南区清水町のアパート
から)と辛い面もありましたが、社員食堂は安く
美味しく、職場の人間関係もまあまあ良かった
です。
僕がヤマザキパンで働いていた当時は、毎日
東区のドンキホーテーで2,3時間ブラブラして
いました。通勤中にラーメン屋の看板を見つけ
たら必ず入っていました。東区、博多区を結構
食べましたが、一楽、はかた屋、一蘭、赤のれん
クーニャンとか、かなり通いました。
でも、当時一番通ったのは、吉野家です。
唐津市にはありませんが、あの牛丼チェーンの
吉野家です。ほぼ、毎朝行っていました。
ヤマザキパンでは体力の全てを、仕事で吸収され
ていたので、朝方に仕事を終えると、腹ペコで
クタクタでした。家に帰り着き飯の準備はしたく
ないし、ヤマザキパンの社員食堂の朝食は軽すぎ
腹にたまらないので、ついつい吉野家の牛丼の
誘惑に負けて「特盛り、つゆだく、ねぎだくだく、
御飯、生卵」が毎回の注文パターンでした。
僕は気を抜くと、どんどん脱線していってしまい
ますが、そんな僕の仲間達が作っているであろう
「魚ロッケの里」をカレー味、塩味を買いました。
想像の範囲内で、特に何の驚きもないです。癖の無い
パンにギョロッケが乗り、ほぼマヨネーズな感じ
のチーズソースという取り合わせです。
確かに美味しく、パンにもギョロッケが合うという
事が実証されましたが、ギョロッケ単品で食べる方
が好きです。
ギョロッケが日常食の唐津っ子にはやや邪道感も
受けますが、唐津名物を広域にPRする意味では、
意味ある惣菜パンだと思います。
限定品ではなく、定番品となれるよう、売れて
ほしいです。