元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

ダイエット&禁煙&有酸素運動

2013年05月22日 | 店主の人生哲学
約1週間前から、トマトダイエット、スルメダイエットとレコーディングダイエット
を融合した、食改善をはじめました。

それと、禁煙も同時に初め、時間がある日は水泳もしようと思います。

色々と思う事があり、自分を見つめ直し、今までの自分から変わりたいと
思いました。

まだ、当然成果は出ていませんが、凄く体調は快調で、水泳中は無心に成れ
この習慣は続けたいと思いました。

とりあえず、体重マイナス40キロという無謀とも思える数字に挑みます。

もう、禁煙はほぼ大丈夫な気がします。

僕の個人的2012年10大グッド・ニュース

2012年12月30日 | 店主の人生哲学
1位:HKT48の劇場公演に目覚め14回公演に行く、2期生始動

2位:スマホデビューし「パワーロック・トゥデイ」が聴けるようになる

3位:様式美麺れいんぼ~平打ち太麺に変える

4位:ジューダス・プリーストのラストワールドツアーを体感

5位:簡易PAシステムを導入し、様式美麺れいんぼ~の新時代到来

6位:エピフォンのフライングV購入

7位:TAD三浦さん、はちみつボイス☆知展さんライブ開催

8位:みほりょうすけさんのライブを開催

9位:ガルネリウス、アルディアス、Tボランのライブを体感

10位:ヘヴィメタル新年会、ヘヴィメタル忘年会開催

僕の個人的な2012年10大バッド・ニュース

2012年12月30日 | 店主の人生哲学
1位:父が他界(享年73歳)

2位:愛犬チェリー他界(享年10歳)

3位:免疫力が弱り度々高熱が出て、月1の通院をする羽目に

4位:父他界後のゴタゴタ

5位:父が入院中、仕事後に毎日病院にお見舞い

6位:サンセットライブ出張出店するも大雨に見舞われ、すぐ閉店

7位:ロック・ハモンドオルガン奏者ジョン・ロードが他界

8位:HKT48から主要メンバーを含む5人脱退

9位:大型冷蔵庫・車・原付など度々故障

10位:家の不良品を一斉処分し、庭木を剪定し、家が僕のカラーに

様式美麺によりラーメンが変化

2011年12月07日 | 店主の人生哲学
ファッションショーの服や、モーターショー出展の車は実験要素や
奇抜性が高く、市販車にシフトした際は、ショー的ではなく、日常に
溶け込けこんだものになります。

当店の創作限定メニュー「様式美麺」も、そういったショー服、コンセプト
カーの位置づけなんです。新たなアイデアを試すメニューとして、お客様に
披露し、反応や売れ行きなどの調査もしています。

だから、様式美麺で試したアイデアが、後に通常のラーメン製法へと導入された
ケースは数知れずです。

唐津の名店「関東軒」が閉店後、トリビュート的な意味合いで、様式美麺で
醤油ラーメンを色々試していると、凄く反応が良いです。

そこで、最近の様式美麺で様々な醤油ラーメンのアイデアを試し、その手法を
通常ラーメンへと移行させた製法を試作を繰り返し、ようやく僕自身が納得
出来るラーメンに成りました。

今までのラーメンとは全然違うタイプにも感じますが、悪くはなっていない
と思います。

金儲けに走った現代哲学

2011年11月22日 | 店主の人生哲学
哲学の分野において、古代ギリシャや、中世のドイツ、イギリス、
中国、インドの影響は大きく、近代哲学や現代哲学は、哲学と、
宗教、数学、思想学、論理学は分けて考えられています。

哲学の根源は「疑問」「悩み」「批判」だと思います。

真理、本質、同一性、普遍性、数学的命題、論理、言語、知識、
観念、行為、経験、世界、空間、時間、歴史、現象、人間一般、
理性、存在、自由、因果性、原因、正義、善、美、意識、精神、
自我、他我、神、霊魂などについて多くの哲学者が思考を深め
研究し、自分なりの答えを導き出しました。

哲学者と言う人は、必ず、過去の哲学者に敬意を払いながらも
痛烈に批判をします。

過去の哲学者が示した事を批判して自分の答えを導き出す、常に
上書きの学問とも言えます。

常識や一般論に牙を剥くのが哲学の役目でもあるので、民衆に受け
入れられず、政治や社会から問題視された哲学者も多いです。

ニーチェだって、民衆から見放され、キリスト教や政府から危険思想家
のレッテルを貼られ、家族、友達にも恵まれず、貧困的な生活で、
精神的に病み、狂人として晩年を過ごしました。しかし、自費出版で
出した本が、死後、長い年月を経て、世界中で評価され、現代人にも
自己啓発バイブルとして大ヒットしました。

ただ、議論で人を追い込む哲学者がいる一方、人格者であり、人々の
尊敬を集める哲学者もいます。

近代哲学は特に、他者への不信感と憎悪に裏打ちされているように
感じます。哲学と言う学問自体が、生産性を目的としていない学問
ゆえ、非生産的で無価値な学問分野であるとの批判をされる事もあり、
哲学者は、学問を金儲けの手段ととらえる実学とは違うという事を
誇りにすら思っている気がします。

哲学が他の分野の学問と違うのは、習ったから、勉強したからと
習得する学問じゃないのです。他の研究のようにデーターを集めたり、
多くの知識を吸収したり、確実な答えがあるものでは無いです。


必要なのは、探究心と、アイデアと、自己主張だと思います。
すなわち、絵画や、音楽のような、芸術的な分野に近いです。

ただ、他の芸術とは違い「考える」事を主にし、常に議論の中で、
哲学者の「真理」であり「証拠」「万人の意見」「根拠」は必要
では無いです。

それゆえ、古代や中世など、分からない事だらけの時代に比べ、
あらゆる事が解明され、様々な分野の専門家がいる現代は、
哲学の役目というのが危うくなっているように思います。

言わば、今の哲学は、心理学や文学に近い分野になり
「夢を叶える方法」「成功する方法」「よりよい人生を歩む方法」
「子育て法」「夫婦円満の方法」「説得力のある喋り方」みたいな、
自己啓発分野のマニュアル的な意味合いがあり、生産性の無い事に
美学があった哲学は廃れ、即実践・実用型のお金に成る哲学へと
転化しています。

自分探しブームで、民衆も、自らの深層心理に自問自答せず、
講演会、セミナー、出版、DVDとかから役立つアイデアを得る
傾向にあるので、今の哲学者はニーズに応えて、大衆の共感を
得やすい事をテーマにしているに過ぎません。

警察が・・・・

2011年10月18日 | 店主の人生哲学
スーパーで買い物したした帰りに、原付で帰宅中にパトカーに
止められました。

テールランプの電球が切れていましたが、警告で済ませてくれても
良さそうな気がするが、点数引かれ、反則金も請求されました。

上からの「検挙して反則金を集めよ」という職務に忠実に従っている
だけで、危険性だの事故防止だのは全く関係ありません。

警察も危険度の高い違反を重点的に取締り、事故防止に寄与するよう
な検挙のみを行っているのであれば、今ほど怨嗟の声が上がる事はな
いでしょう。

警察の交通指導取締りにあたっては、点数主義に堕した検挙のための
検挙あるいは取締りやすいものだけを取締る安易な取締りに陥らず、
危険性の少ない軽微な違反に対しては、警告による指導を積極的に
行うべきた。

結局、僕に非があるんだけど、国家権力が、そんな些細な所から
金を巻き上げるなと言いたい。

超訳ニーチェの言葉

2011年07月26日 | 店主の人生哲学
昨年、買った書籍で一番良かったのが「超訳ニーチェの言葉」だ。

久々に、読み返してみました。

「ニーチェ」につて僕は全然詳しくないので、ネットでぐぐってみると、
生まれつきの持病が原因で仕事も度々辞め、女縁もなく、生前に評価
されずに貧しく、大衆や常識に対する批判をし続けました。

この「ニーチェの言葉」は、実際のニーチェの言葉とは違うとの批判
も多いようですが、元々ニーチェを知らない読者にとっては、どうでも
良く、純粋に、この本は素晴らしいと思います。

書かれている内容の全てを共感できる訳では無いが、日頃は、何気なく
見過ごしている事に対し、考える機会を与えてくれる本です。この本が
示す思想・哲学を受け、読者が各々自分の思想を深める本だと思います。

哲学だと敬遠している人も多いかもしれないが、本書は、難しい言葉や
内容は無く、誰にでも理解しやすい表現をしてあります。

ニーチェの実像は、悲観的な面、世の中への失望、怒り、憎悪、怨念、
毒舌とかあるようですが、本書は、数多くの言葉から、ポジティブさに
スポットを当てています。

ニーチェは悲しみ、辛く、苦しみ、憂い、迷い、疲れきった、悩んだがゆえ、
「願望」を込め「希望」に満ちた躍動感がある生き生きとした言葉が生まれ
たのでしょう。


日本人として

2011年06月28日 | 店主の人生哲学
随分前から呆然と感じていますが、日本人気質に変化が生じている
と思います。

例えば、僕の子供時代なんて、勝手に工事現場に入って怪我をしたり、
公園の遊具で怪我をしたりなんて日常茶飯でしたが、自己責任であり、
「自由に入れる工事現場が悪い」「怪我をするような遊具を設置している
市が悪い」なんて話には成らなかったです。

しかし、今や、過保護なのか、危険なのものを社会から排除しようとし、
学校、公共機関、店などで権利の主張ばかりをし、身勝手で理不尽な
要求でも平然と行う社会になっているように思います。

そのニーズに応え、携帯事業者、プロバイダー事業者はフィルターを
推進し、東京都青少年条例の「マンガ規制」、玩具メーカーは食べても
安全な粘土とかまで出し、テレビは自主規制でエロや危険な番組やシーン
を排除しました。要するに、親が我が子を信じれないから、
社会が、見ない、知らない世界を御膳立てしています。

この勢いなら、格闘技、ヘヴィメタル、パンク、ヒップホップ、ゲーム、
ホラー映画、サスペンス、ニュース番組、小説なども規制をかけ、
風俗や、ポルノ、暴力などは世の中に存在しないものとして、お偉方が
言う「健全育成」の道筋に沿って、自主性や判断能力の低い子供を
量産する事になるでしょう。

何でも規制をかけたら、戦時中の検閲と変わらず、表現の自由や、
知る権利も奪われてしまいます。

「飲酒運転事故」のニュースがあった際に、飲酒運転をした加害者
や飲ませた人を責めるのが今の常識ですが、今後は、酒があるからいけない、
車があるからいけないなんて議論に成りかねないです。

何事に対しても、外的な悪影響により、現状の悪い状態を結びつけがちです
が、そんなのは言い訳、逃げ口実でしか無いです。

例えば、40歳ぐらいの人が、
子供時代に虐められたとか、人から裏切られたとか、大切な人を失った
とかを理由に、社会と遮断した生活とかを送っていても何も改善しない
し、いくらグダグダと世を恨んでも仕方が無いことです。

悪い状況は、常に問題は自分にあると思い間違いないです。

負のオーラを招いただの、前世の怨念だの、大殺戒だの、訳の分からない
不確かな物を理由づけして、納得した所で、惨めなだけです。

世の中に、不信感を持ったらキリがありません。

多分、昭和の初期あたりでも、唐津市ぐらいの田舎町だと、家に鍵がつい
ていない家なんていくらでもあったと思います。大昔から泥棒はいますが、
地域の人を信用している社会だったから泥棒対策も必要無かったです。

今は、鍵もいくつもつけ、防弾ガラス、サーチライト、セキュリティ会社と
契約、防犯カメラと警戒しまくっています。要するに、泥棒に入られない家、
泥棒されないように鍵を厳重にした自転車、万引きされないような店に
する必要性が出てきました。

実際に、ATM荒らし、自販機荒らしや、車上荒らしがいる時代だから、
被害者に成らない自己防衛は必要不可欠なのでしょう。

今は、田舎でもご近所付き合いも薄れ、身近な人以外とは交流を持たず、
子供が通りがかりのオジサンからお菓子を貰って来ても好意、親切とは思
わず、毒入りかもしれないと捨てさせるはずです。知らない人は悪人かも
知れないという警戒心を持って皆、生活しています。

それが、孤独死や、引きこもりに繋がると思います。

ご近所さんと挨拶もしないし、知らないから、ご近所トラブルも起きるのでしょう。
親しい人なら許せても、知らない人のピアノの音、ゴミの出し方、子供のボール
遊びなど、迷惑に感じてしまい、殺伐とした地域関係になると思います。

集団で群れる日本人は、バブル崩壊後あたりから、個人主義、プライバシー重視
みたいな傾向にありましたが、昨今のシェアハウス普及や、SNSやツイッター
の普及を見ると、常に誰かと繋がっていたいという孤独社会に思えます。

東日本大震災により「日本人」の絆、本質を再認識する事に成りましたが、
各々に「生き方」「家族」「仲間」「平穏な生活」「郷土愛」などを見つめ
直し、利己主義、自己中心、快楽主義、功利主義、利益至上主義、成果主義、
勝ち組思想に、暴走していた日本は、もっと本来の「日本人」としての
プライドや、アイデンティティを再構築する事でしょう。





うつは病気じゃない

2011年05月15日 | 店主の人生哲学
このタイトルで荒れそうですが・・・。

僕が、この事についてツイッターやミクシイで書くと、やはり「うつは病気だ」
との反論が出ました。僕みたいに専門知識が無い者がゴチャゴチャ言っても
説得力に欠けますので、この動画を見て頂きたいです。地上波では報じられない
うつ病の実態です。

NHKが報じられない、うつ病治療の実態1 by チャンネル桜













東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)

2011年03月16日 | 店主の人生哲学
3 月 11 日に三陸沖で起きたマグニチュード9.0という地震大国の日本でも、いまだ
かつて無い大型地震で、建物倒壊や、今まで見た事がないような大津波や、
各地での大規模火災、そして、今は、余震被害、福島の原発の水素爆発や放射線漏えいが
心配です。

テレビを見る度に死亡者数がどんどん増え、都市部も流通や、小売や、交通や、ガソリン不足、
停電、株価の下落など・・・大混乱です。

九州は、今の所、表ざった影響は無く、同じ日本とは思えぬ平穏ぶりです。スーパーにも、
いつもと変わらず豊富な品揃えで、交通も、ガソリンもいつも通り。お店も通常営業で、
停電も無く・・・と、今は、そうなんですが・・・どうやら、水や非常食などの買占めを
している人もいるようで、製造元や流通センターは今後、被災地や関東に主に物資を流す
ようですので、小売、製造各社は、手持ちの在庫が底をついた時は、値上げや品薄などの
は免れないと思いますが、これほどの震災ゆえ、九州は無傷では済みません。

転売目的の買占めや、被災地で電池4本1万円で売ったり、被災地付近のホテルで宿泊代
を数倍にしている所もあれば、救援物資や、義捐金や、自分の店の商品の無料配布や、
ボランティア参加など人間の本質が露に成りますね。

こうゆう事態こそ、日本人全員で復興に向け立ち向かって行かないといけないですね。

敗戦後、何もかも失った日本がわずかな期間で、戦後復興し、発展途上し、高度経済成長し、
先進国になり、経済大国に成りました。失われた20年と言われる昨今ですが、この最悪な
災害を変革期とし日本は見事な復活劇を成し遂げられるはずです。

今回の地震や津波の被害に遭われた方々のお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々
のお悔やみを申し上げます。
また、まだ行方がわからない方々の無事を祈っております。

農家個別所得補償政策はどうなの・・・・

2011年01月26日 | 店主の人生哲学
佐賀県も有機農業や循環型農業は推進していて、支援費とし補助金、交付金
を出していますが、安全・安心・おいしい観点からこの取り組みには納得い
きます。

しかし、自給率低下の歯止めとしての農家個別所得補償政策
には疑問を感じます。

明らかにTPPやFTA前提の政策に思えます。

すなわち、近い将来、関税撤廃の自由貿易に成ると、日本の農家は
作れば作るほど損をする、採算が取れない状態に陥るのは免れないでしょ
うから、農家に対し、損してもお金をやるからTPP/FTAに反対を
するな!と、言っているようにしか思えません。

大企業に寄生している、働かなくても給料が出るからと手抜きする
パラサイト社員のように、保証金目当ての惰性的農業が増加する傾向
にもあると思います。ちゃんと、天災や気候や害虫多量発生などの実害に対
する保障などの取り決めをしないと、日本の農家はどんどん駄目に成りそう
な気がします。

TPPにより日本の行方は・・・

2010年11月24日 | 店主の人生哲学
民主党政権はグローバル経済環境を推し進める事を表明し、
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加に向けて関係国との協議に
着手することを正式に表明しました。

すなわち、関税の撤廃によるアジアの自由貿易により、輸入品が低価格で買え日本の
消費者益、輸出輸入業者の発展、外交の円滑などメリットも大きいですが、TPP実施
されると日本の農業、林業などは壊滅の危機とも言われています。

販売価格が数割の差でしたら、安全、安心な国内産を求める消費者も多いでしょうが、2倍、3倍
と値段が違えば、安い方に客が流れるのも仕方が無い事です。

昔は日本にも技術を持った職人と言う人が沢山いました。全てが手作業で良い物を作って
きました。でも、今や、何十年も着れる服や、3世代使える家や、100年もつ家具など
より、大量生産された低価格で、そこそこの物が売れ、職人は大幅減少しました。

質が良い物は、特別な時や、富裕層向きで、一般大衆が低価格品に流れるのは市場原理
ゆえ止めようがありません。

もしTPPが実施されれば、確実に日本の農作物は全て高級品と成ってしまいます。

池上彰さんも言われていましたが、TPP導入は、日本全体を見るととてもメリットがある
らしいですが、第一次産業に携わる方々にとっては危機です。

ゴーマニズム宣言プレミアム:修身論/小林よしのり

2010年11月17日 | 店主の人生哲学
「小林よしのり」の「ゴーマニズム宣言」で僕が共感できる部分
なんて30%~50%程度なのに、何故か、このシリーズを
ついつい読んでしまいます。

巷のタブー、禁句、放送禁止用語などがボンボン出てきて、検閲や
言論弾圧に屈さぬ姿勢に感銘とまでは言わないまでも、魅力を
感じているからだと思います。

内容は、暴言、偏見、悪口、批判が大半ですが、小林よしのりの思う
「人生」「生き方」について書きつづってあります。

「自己啓発」「自分さがし」系の書籍が山積みされていますし、
僕も100冊と言わないほど読み漁った者ですが、本当に
心に響いて何度も読み返したいと思うのは「孔子」や
「ニーチェ」ぐらいで、近年の自己啓発系の人には
胡散臭さを感じてしまいます。近年の講師も
良い事を書いていますが、模範的で綺麗ごとに思えてしまい
ます。

全世界で爆発的に売れた「ザ・シークレット~引き寄せの法則」
や、日本でベストセラーになった「鏡の法則」なんて、僕は
新手の宗教と変わらないと思っています。
三輪明宏の「正負の法則」もちゃんと買って読みましたが、
完全に三輪宗教です。人間みな平等なんて理想論で現実には無い
です。

そこいくと「小林よしのり」は、読者がドン引きしそうな内容
をズカズカ書きまくり、世の常識、慣習、固定概念、一般論、
大衆意見に牙を向きまくり、独自論を主張しまくっています。

あの暑苦しい、トゲトゲしい内容こそが、小林よしのりです。

若いうちの苦労は買ってでもせよ

2010年09月21日 | 店主の人生哲学
いつの世もジェネレーションギャップはあるものです。

時代が変われば、思想感、文化、価値観にも変化が生じるのは
仕方が無いです。それが進化なのか衰退なのかは分かりませんが。

今の10代は、自由を重んじた家庭環境に育ったと思いますので、
90年代の「マニュアル化人間」「自己主張出来ない人間」を反面教師
に、放任教育、個性、主体性、合理主義でアンチ平凡な異端児が
育ちました。

長引く経済不況により、未来や、夢を持ちにくく、中流階級が崩壊し
一部の上流階級と大衆の下流階級という歪な世の姿に成りました。

昨今のニュースや10代と触れて思うのは、若干、冷めた印象を受けます。

大人の常套句のように、戦時中の日本や、他国の貧困と比較するのはナンセンス
ですが、大不況と言いながらも餓死するような状況では無く、レジャーや
お洒落や、嗜好や、娯楽を抑える程度です。

だから、なんだ、かんだ言っても、日本に生まれた事は恵まれていると言えます。

でも、高度経済成長~バブルまで贅沢癖がついた日本人気質は、抜けきれず、
身の丈に合わない生活を望み、周囲と自分を比較し、果てない欲を満たしてい
たらパンクするのも当たり前です。

当初は自由を追い求める若者により普及し、今や日本経済で欠かせぬ雇用形態
である非正規雇用、契約社員、フリーターは、戦後復興、発展途上、高度経済成長
と家庭や自分のプライベートを省みず、我武者羅に働く企業戦士へのアンチテイゼ
で、働くだけが人生じゃ無いという考えから、仕事外、休日に重きを置く
ライフスタイルが生み出しました。

非正規雇用は、企業側も、コストカット、利便性からメリットが大きく、企業の
幹部候補者以外は、非正規雇用で人手を補充しました。

年功序列、終身雇用の崩壊です。

学校教育でも、詰め込み教育は良くないと、主体性、自立、個性を重視した、
ゆとり教育が導入され、学力格差は大きく広がりました。少子化により、1人の
子供にかける習い事、塾、家庭教師、テキストなど教育費は上がり、それらに
行く子供、放任主義な家庭で遊ばせるだけの子供では学力、スキルに格差が
生じました。

子供時代に、同級生と勝ち負けを競わせるライバル関係を築かせると、仲間意識
は芽生えず、敵対関係が肥大した醜い優越感と劣等感が渦巻く学生生活に成り
ます。

一人は皆のために、皆は一人の為に、と、互いに支えあい成り立っている人間関係
を理解し、協調性を重んじるベースが無くして、過度なライバル心を煽るのは
不信感や、足の引っ張り合いや、独善的に自己を正当化したり、私利私欲に成り
がちです。

そういった、競争心理に晒され続けた若者が、ふいに孤独感や虚しさを感じ、
心の空洞で根無し草のような脱力系に陥るのでしょう。そして、ネットが唯一の
心のよりどころに成り、自分のわがままが通用するネットで、オレ様主義に
成り暴徒化するのでしょう。

不安な人々の増加により、パワースポット、スピリチュアル、占い、
自己啓発、自分探し、カルト教団、臨床心理士など、ビジネスチャンスと
思っている人も多く、最近は、愚痴を一方的に言い、知らない人が相槌だけ
を打ってくれるテレフォンサービスが大人気みたいです。

不安な世界を無目的に漂う人々は、被害者意識が強く、自分の現状を、親、
学校、社会、不況など外部的要因の被害者だと捉えていると思いますが、
自分の居場所なんて周囲が御膳立てしてくれるものじゃないです。
世の中は理不尽です。世の中、自分の都合に合うようには出来ていません。
合わない環境で、努力をし、日々の当たり前の事に精一杯になることで
必ず、自分の居場所が見つかるはずです。

人間関係が合わず、学校を辞めたり、職場を辞めたりする人が多いですが、
現状から逃げて、転校、転職しても、状況は同じはずです。理不尽な事の無い
世界なんて寓話みたいなメルヘン話で、現実には何処にだって理不尽は付き
まといます。

だから、若いうちから、理不尽さへの免疫が無いと、無菌状態から社会に出た
ら一発で即死です。登山も低い山からチャレンジし、ヨットも波風無い時から
始めるように、小さな不自由さ、我慢を積み重ねて、理不尽さの訓練を積み、
理不尽嵐の社会に出れます。若いうちは何度も何度もプライドをズタズタに
切り裂かれるような思いをし、強固でタフな精神力を身につけなければ
社会に飲み込まれます。

子供時代の理不尽さの最たるものとし、大人と子供です。人間の質や、立派な
大人かは関係なく、自分たちより上の存在とし、大人を敬う、この主従関係が
崩壊し、大人側が子供側に歩み寄った、過保護的な叱らない教育が普及した
から、未熟で理屈ばかり並べ、大人に対等さを要求し、優劣をつけたがるような
オレ様子供がまかり通る世の中だから、社会に出て自分の根拠の無い自信のメッキが
はがれ、一気に、鎮火し、ニート、引きこもり、社会不適合、うつ病、自殺とか
自らの劣等感と、日常の虚しさへの歯止めがきかなくなるのでしょう。



劇場版鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

2010年09月21日 | 店主の人生哲学
サブカルチャーマニアでもある「伊集院光」がラジオで絶賛して
いたので、品定め感覚で劇場版を見ました。(テレビ版や、
単行本は長いので・・・)

最初は、絵が綺麗ぐらいの感覚で見ていましたが、やたらと
「等価交換」思想を語る作品だと感じました。

無から有は生み出せない。言葉を変えると、何かを手に入れるに
は犠牲を払うべき・・・という内容を子供のアニメで語っている
のに意外性を感じました。

最近、ある人から「店は客の奴隷」的な言われようをしましたが、
決してそうでは無いはずです。ウィン・ウィンの関係で、対等
だと思います。昔は物々交換だったのが、お金と品物に変わった
だけです。欲しい物にお金を払い、お金の対価に物を売る、
相互的バランスが取れた対価交換の関係性です。でも、客には
選択の自由があり、店には集客を増やしたい思いがあり、店は
お客の満足を高める為に付加価値やサービスを高め、お客は
より自分を満足させられる店を探すようになりました。

だから、等価交換とは経済でも当然の考え方です。

でも、あえて、僕は、この等価交換思想を、感受性豊かな
子供時代に教え、常識と思わせる必要性は無いと思います。

いや、この等価交換思想に凝り固まる事は危険だとすら思います。

見返りが無ければ何も行動をしない。損得勘定、利己主義、私利私欲
を前提にした人間行動が、殺伐とした、閉塞感がある人間関係や
社会を作った要因に成って、その等価交換で成り立った社会が
合理的だと考えている人が多い気がします。

感情や、思いやりや、無償奉仕などを軽視し、あらゆる物に交換可能
なお金至上主義に成り、お金を多く持つ事で豊かな生活、権力、
優越感、可能性への挑戦などばかりに目がゆき、歪みや荒む心に
気づかずに、金銭的な裕福さばかり追い求め、バブル崩壊以降
価値観は一変しました。

この映画のパラレルワールドは、まさにテクノロジーワールドで
リアル/バーチャルの2つの世界を行き来する現在のインターネット
と類似しています。

合理的な世界観こそ理想的世界と夢見ながらも、現実社会とは理不尽
なものです。その理不尽な世界に耐えれない人が、インターネットの
世界を主軸にし、しがらみや、情や、束縛が無い、個人主義と
軽薄な人間関係性を構築し、不安や虚無を誤魔化しているに過ぎない
と思います。

今の子供はませています。大人が子供を叱れない、友達家族、
友達先生のような関係性が、大人と子供の垣根を取り払い、
目上の人、大人、先生、親に敬意を持たない子供を増殖させ、
子供は自分の権利や自由や平等を主張するようになります。

以前までは、理不尽であっても、大人の言う事は聞きなさい、と、
一括し威圧感を出し、子供は従わざるおえませんでした。

しかし、今は、主従関係が曖昧で、子供が上下関係を選択する
ように成りました。個人主義、平等、全員一律を履き違えている
としか思えません。

話がズレてきましたが、言いたかった事は、等価交換・合理主義の
考え方では、理不尽で蔓延した現実社会との間にギャップが生じて、
社会不適合のレッテルを貼られるという事です。

この続きは、次項に書きます。